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放課後のプレアデス (ONA)
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 4話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Gainax |
スバルという少女が、親友のアオイが魔法グループに属していることを発見する。そのグループはプレアデス星人の小さな存在がふるさとへ帰るためのエンジン破片を集めている。スバルはこの放課後クラブの会長であるプレアデス星人に選ばれたため、彼らに参加することを検討する。ガイナックスと自動車メーカースバルのコラボレーション作品。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ごく普通の中学生・スバルは、ある放課後に不思議な出会いを果たす。親友のアオイが魔法使いのグループに属していることを知り、驚くスバル。彼女たちは、宇宙人「プレアデス星人」の小さな存在がふるさとの星へ帰るために必要なエンジンの破片を集めていた。やがてスバル自身もプレアデス星人の会長から選ばれた少女であることが明かされ、放課後クラブへの参加を決意する。ガイナックスと自動車メーカー・スバルによるコラボ作品。
みどころ・魅力
① ガイナックス×スバルという異色のコラボが生んだ独自の世界観
アニメスタジオ「ガイナックス」と自動車メーカー「スバル」のコラボレーションという、異例の組み合わせで制作された作品。スバル車をモチーフにしたデザインや演出が随所に散りばめられており、独特のビジュアルセンスが光る。コラボ企画ながらも作品としてのクオリティにしっかり力が注がれている点も見逃せない。
② 星や宇宙への憧れを丁寧に描いたロマンティックな物語
プレアデス星団という実在の星座をモチーフに、宇宙人の帰還という壮大なテーマを少女たちの日常に溶け込ませた物語構成が魅力。魔法少女ものでありながら、宇宙や星への純粋な憧れが作品全体に漂い、どこか詩的で感傷的な雰囲気を楽しめる。
③ 短編ONAならではのテンポの良さとキャラクターの魅力
全4話の短編ONAとして公開されており、テンポよくストーリーが展開する。主人公スバルをはじめとする個性豊かな魔法少女たちの関係性が短い尺の中でも丁寧に描かれており、視聴しやすいボリューム感もONAならではの強みと言える。
キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 佐伯昭志 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 菊地大輔 |
| キャラクターデザイン | 大塚舞 |
| 美術監督 | 加藤浩 |
| 音響監督 | 飯田里樹 |
| ED | Natsumi Takamori, Ayuru Oohashi, Kanako Tateno, Yui Makino, Saki Fujita「放課後のプレアデス」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「GAINAXとSUBARUがコラボした魔法少女もの」という情報だけで見始めた。正直なところ、最初は完全に企業案件枠として処理していた。ONA4話、自動車メーカーの広告じゃないかと身構えながら再生ボタンを押した記憶がある。ところが1話目、あの星の降るような映像が始まった瞬間に「あ、これはGAINAXが本気で作った何かだ」と認識が変わった。SUBARUの名前が作中に埋め込まれているとわかっていても、不思議と押しつけがましくない。むしろ宇宙と少女と自動車——という組み合わせが、この作品の浮遊感と奇妙にマッチしていた。2回目に見たとき気づいたのは、各話の短さを逆手に取った構成の密度で、会話のテンポよりも映像と音楽に語らせる割合が大きいこと。短編ONA特有の「説明する暇がない」という制約が、結果として詩的な余白を生んでいた。
「帰る場所」を持たない者が、それでも宇宙を目指す話
表面上は魔法少女ものだが、この作品の核心はもっと静かなところにある。プレアデス星人がエンジンの破片を集めるのは「ふるさとへ帰るため」——この設定がすべてを規定している。帰る場所がある者の切実さと、帰る場所がわからない者の羨望と共鳴。すばるというキャラクターが選ばれた理由は作中で明示されないが、だからこそ見る側がそこに自分の解釈を持ち込める。
GAINAXという文脈で考えると、この「帰還」のモチーフは余計に染みる。『トップをねらえ!』のノリコしかり、彼らが繰り返してきたのは「遠くへ行くこと」と「帰れなくなること」の物語だ。本作はその変奏版として読める。魔法少女たちは空を飛ぶが、彼女たちが向かうのは冒険の場所ではなく、誰かが帰れるようにするための作業現場だ。主人公が能動的に戦うのではなく、他者の帰還を「手伝う」という構造——これが4話という短さの中で、不思議な余韻を残す。
高森奈津美が演じるすばるの声は、張り切りすぎない絶妙な温度感で、ヒロインというより「たまたまそこにいた普通の子」という佇まいを維持している。桑島法子のみなとは対照的に落ち着いた存在感で、2人の声のバランスが作品全体の空気を作っている。企業コラボという枠の中で、それでもGAINAXらしい問いを仕込もうとした痕跡が随所にある。「謎の作品」という評価は間違っていない。ただ、謎のまま終わることが意図的なのかもしれない、という気もしている。
特に刺さったシーン
序盤、すばるが魔法少女たちと初めて空を飛ぶシーン。派手な変身バンクがあるわけでも、熱いセリフがあるわけでもない。ただ風景が変わって、気づいたら高い場所にいる——その「ふわっと始まる飛翔」の演出が、この作品の温度感そのものだった。魔法少女ジャンルが持つ「特別になる儀式感」を意図的に省いているように見える。
藤田咲のななことプレアデス星人という二役の使い方も印象に残っている。藤田咲といえば初音ミクや『咲-Saki-』の片岡優希のように高めのテンションが映える人だが、本作での抑えた芝居は明らかに違うアプローチで、そこに演者としての引き出しの広さを感じた。4話しかない中で声のトーンを変えてくる細かさが、短編の密度を支えていた。牧野由依のひかるも同様で、少ない出番の中に存在感があった。
読んで見たくなったら——『放課後のプレアデス (ONA)』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- GAINAX作品を追ってきて、彼らの「変奏」に敏感な人
- 魔法少女ジャンルの文法を知った上で、外しを楽しめる人
- 短編ONA・全4話という短さを「物足りない」ではなく「余白」として受け取れる人
- 映像と音楽だけで世界観を感じ取ることに慣れている人
- 企業コラボアニメの「本気の遊び方」に興味がある人
合わない人
- 魔法少女ものにバトル展開や明確な敵キャラを求めている人
- 「4話で完結」という物量に対して物語の密度を期待しすぎると拍子抜けする
- キャラクターの掘り下げを重視する人(尺の都合で全員薄め)
- dアニメストア以外の配信環境で見たい人(現状これ一択)
次に見るなら
宇宙と少女の組み合わせ、あの浮遊感が好きならフリップフラッパーズもおすすめ。異世界を駆け回る少女2人の物語で、映像の詩的さと情報量の少なさが本作に近い感触がある。説明より映像で語る姿勢が共通している。
GAINAXという文脈で掘りたいならトップをねらえ!は外せない。「帰れない」「帰る」というテーマの原型がここにある。本作の静けさとは真逆の熱量だが、根っこにあるものは同じだと気づくはず。
短編ONA・魔法少女という形式で似た温度感を求めるなら魔法少女まどか☆マギカ……ではなく、その前後に作られた実験的な短編群を探す旅になる。本作はそういう「ジャンルの端っこ」にある作品だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『放課後のプレアデス』は、dアニメストアにて配信中です。全4話と短めの作品のため、気軽に一気見できるのが嬉しいポイントです。ガイナックスらしいクオリティの高い映像とユニークな設定を、ぜひdアニメストアでお楽しみください。