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ハイスクール・フリート OVA
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Production IMS |
反乱を起こした武蔵は倒され、横須賀女子海洋高校の生徒たちは無事帰宅した。しかし晴風は武蔵との最終戦闘で深刻なダメージを受け、二度と航行できない可能性がある。さらに、晴風クラスが船を失ったため解散するという噂が広がる。他のクラスは晴風の乗員をスカウトしようとしている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
反乱を起こした武蔵を撃破し、横須賀女子海洋高校の生徒たちはついに帰還を果たした。しかし、最終決戦で深刻なダメージを負った晴風は、二度と航行できないかもしれないという事態に直面する。さらに「晴風クラス解散」の噂が広まり、他クラスが晴風クルーのスカウトに動き出す。勝利の余韻と不安が交錯するなか、仲間たちはそれぞれの想いを胸に次の航路を模索する。みどころ・魅力
① 勝利後の「もしもの未来」を描く余韻のドラマ
本編では描ききれなかった「その後」がOVAの主軸。武蔵撃破という大勝利の裏にある喪失感、晴風の損傷と解散危機という現実が丁寧に描かれ、あの熱戦の余韻をしっかり回収してくれる後日談として機能しています。② キャラクターそれぞれの進路と絆
スカウトを受ける側・する側、それぞれの思惑が交錯するなかで、晴風クルーの絆の強さと個々のキャラクター性が光ります。本編を見終えた後だからこそ一人ひとりへの愛着が深まる、ファン向けの丁寧な掘り下げが見どころです。③ 日常系・コメディ要素が全開の緩やかなテンポ
戦闘の緊張感から解放され、日常系らしいほのぼのとした空気感が全編に漂います。キャラクター同士の掛け合いや笑えるシーンが多く、本編の息抜きとして気軽に楽しめる雰囲気に仕上がっています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 信田ユウ |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉田玲子 |
| キャラクターデザイン | 中村直人 |
| OP | トライセイル「High Free Spirits」 |
| ED | 春奈るな「Ripple Effect」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
本編の最終話を見終わったあと、「あ、これで終わりか」と思いながらも、なんとなく名残惜しくて配信サービスのページをぐるぐる眺めていたら、OVAがあることに気づいた。それがこの作品を見ることになった経緯のほぼすべてだ。
最初は30分もあれば終わるだろうと軽い気持ちで再生したら、想像していた以上に本編の余韻をちゃんと引き継いでいて、思いのほか見入ってしまった。本編で感情を使い果たしたぶん、こういう「その後」の空気感に意外と弱い自分に気づいたのも、この作品がきっかけだったかもしれない。2回目に見たときは、序盤のキャラクターたちの表情の作り方——戦いが終わったあとの、ちょっと気が抜けた感じ——がかなり丁寧に描かれていることに気づいて、それだけで見た価値があると思った。
「船を失いそう」という危機が、逆に仲間の輪郭を浮き彫りにする話
このOVAは、晴風が再起不能かもしれないという状況から始まる。本編が「敵との戦い」を軸にしていたとすれば、こちらは「日常に戻りかけたところで、また足元が揺らぐ」という構造だ。しかも今回の揺らぎは外部の敵からではなく、「クラスが解散するかもしれない」という内側からの話で、それがじわじわと効いてくる。
他のクラスから晴風クルーをスカウトする動きが出てくる展開は、コメディとして描かれているが、裏を返せば「誰がどこに行くかを選べる状況」であり、つまり「選ばなければ離れ離れになる」可能性が生まれているということだ。本編ではほぼずっと晴風という箱の中にいた面々が、初めて「ここにいる理由」を問われる局面になる。
この作品が単なる本編後日談ではなく、コアファンにとって刺さるのはここだと思う。日常系・コメディとして描かれながら、その底に「この関係性はどこまで能動的に選ばれているか」というテーマが薄く漂っている。明示はされない。だからこそ、長く頭に残る。
Lynnが演じる宗谷ましろの、言葉少なでも芯の通った佇まいがこういう展開と相性が良くて、日常シーンでも妙な重心を感じるのは彼女の演技の貢献が大きい。台詞の多い少ないに関係なく画面に存在感を残せる声優がいると、こういう「温度低めの緊張感」が生きてくる。
特に刺さったシーン
晴風クルーが他クラスからのスカウトを受ける流れのなかで、久保ユリカ演じる知床鈴がほんのわずかに動揺を見せる場面がある。普段のあの飄々とした感じからすると、ほとんど気にしていないように見えるのだが、よく聞いていると声のトーンが一瞬だけ変わる。久保ユリカはああいうシフトのつけ方が本当にうまくて、「感情を出していない演技」のなかに「感情を抑えている演技」を忍ばせるのが巧い。2回目で初めてそこに気づいて、思わず少し巻き戻した。
雨宮天の知名もえかは今回も声のテクスチャが豊かで、明るいシーンでも少し影のある読み方をしていて、本編との連続性をきちんと感じさせてくれた。伊藤かな恵の杵崎ほまれも、コメディシーンでの間の使い方が気持ち良くて、あの息継ぎのような”溜め”は場数からしか来ない技術だと思う。
読んで見たくなったら——『ハイスクール・フリート OVA』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編のテレビシリーズを最後まで見て、キャラクターに愛着が生まれている人
- 戦闘より日常・キャラクター同士のやりとりのほうが好きだった人
- 「その後どうなったか」が気になって最終話のあとも名残惜しさを引きずった人
- 声優陣の演技を細かく聞き込むタイプのオタク
合わない人
- 本編未視聴で単体として楽しもうとしている人(関係性の文脈がなければほぼ何も刺さらない)
- 本編のアクション・戦闘シーンに魅力を感じて見ていた人(そこはほぼない)
- OVAにも明確な起承転結や感情の大きな動きを求める人
次に見るなら
ストライクウィッチーズは女子×兵器というフォーマットの先輩格で、はいふりに流れてきたオタクならまず抑えておくべき作品だ。世界観の作り方やキャラクターの関係性の描き方に、いくつか共鳴する部分がある。シリーズが長いので入口は劇場版でもいい。
艦隊これくしょん -艦これ-は同じく艦艇×女子キャラというモチーフを持ち、雰囲気はかなり異なるが、ミリタリー要素と日常系の混在という意味で一度並べて見ると面白い。はいふりのほうが断然明るいので、こちらを先に見ておくと差異が際立つ。
少女歌劇 レヴュースタァライトは全然違うジャンルに見えるが、「舞台(あるいは船)を失う恐怖と、それでも選び直す意志」というテーマ軸で不思議と響き合う作品だ。はいふりOVAのあの静かな余韻が好きなら、こちらの劇場版で方向の違う震え方ができると思う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ハイスクール・フリート OVA』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluにて配信中です。主要な配信サービスで視聴できるため、普段使いのプラットフォームからすぐにアクセスできます。本編を見終えた後の余韻をそのままOVAで楽しめますので、ぜひ続けてご覧ください。


