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イロドリミドリ
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 8話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Akatsuki |
舞ヶ原音楽大学附属校・舞ヶ原高校では、全国から集まった才能あふれる音楽家たちが学んでいる。学園祭で素晴らしいパフォーマンスをすれば単位が取れるという噂が広がり、落第の危機にある生徒・セリナはバンドを組むことを決意する。仲間たちと共に、彼らは学園祭での成功を目指して活動を始める。
作品概要・あらすじ
あらすじ
舞ヶ原音楽大学附属の舞ヶ原高校は、全国から才能ある音楽家が集う名門校。しかし落第寸前の生徒・セリナは、「学園祭で素晴らしいパフォーマンスをすれば単位がもらえる」という噂を聞きつけ、起死回生の手段としてバンドを結成することを決意する。個性豊かな仲間たちと共に練習を重ね、学園祭での成功を目指していく音楽系ショートアニメ。みどころ・魅力
① 落第危機という異色の動機が生む熱量
「単位のためにバンドを組む」という切実かつコミカルな出発点が、この作品の最大の個性。不純な動機でスタートしながらも、音楽に向き合う過程で生まれる本物の感情がショートアニメの尺ながらしっかりと描かれており、予想外の熱量で最後まで引き込まれる。② キャラクターそれぞれが持つ音楽への姿勢の対比
名門校に集まる個性派の仲間たちは、音楽との向き合い方がそれぞれ異なる。完璧主義、気まぐれ、天才肌など、各キャラクターの音楽観のぶつかり合いがバンドの成長を引き出し、群像劇としての見応えを生み出している。③ ショートアニメならではのテンポの良さ
1話数分という短い尺を活かし、無駄なくテンポよく展開するストーリー構成が特徴。隙間時間に気軽に視聴できる一方で、音楽シーンは丁寧に描かれており、音楽アニメとしての満足度も高い。キャスト・声優一覧










スタッフ
| シリーズ構成 | 石倉礼 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | |
| キャラクターデザイン | 佐藤健史、後藤香織 |
| 音楽 | D.watt |
| 美術監督 | 魏斯曼 |
| 音響監督 | 西山寛基 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見たとき、正直まったくピンとこなかった。「イロドリミドリ」、バンド系?初耳。音楽大学附属という設定を見て、けいおん系の部活ものだと踏んで再生した。ショート枠だし、合わなければ5分で切ればいいという温度感で。最初の数話は「落第危機の子がバンドメンバーを集める」という骨格がそのまま見えていて、驚きはなかった。でも2周目に気づいたのは、セリナが音楽を好きかどうかをわりと保留したまま話が進んでいること。動機が「単位がほしい」から始まる主人公——これが思ったより誠実な作りで、そこから見方が変わった。ショートアニメに対してそこまで掘り下げた目線で見ていなかっただけかもしれないけど。
好きでもなかった音楽が、やっているうちに本物になっていく話
この作品を「夢に向かって頑張る青春もの」として読むのはたぶん浅い。セリナのスタート地点は「落第を避けたい」という、かなりネガティブな動機だ。音楽が好きとか、バンドをやりたいとか、そういう美しい前提がない。ショートアニメという尺の制約もあって深掘りは限られているが、逆にその割り切りが効いている。
よくある音楽アニメは「才能ある主人公が本来の力を発揮していく」か「努力して夢を掴む」かのどちらかに収束する。このアニメはそのどちらでもなくて、「理由なんてなかったけど、やってたらそうなってた」という経路を辿っている。音楽大学附属という環境——周りはみんな音楽に人生を賭けている人間ばかり——の中に、ひとりだけ事情で入り込んだセリナが、そのコントラストによって何かを掴んでいく構造。
「きっかけが不純だから本物じゃない」という排除をしていないのが、この作品の一番まともなところだと思う。学園祭というゴールに向かって動くバンドの姿にリアルな質感があるとすれば、それは動機の不純さをちゃんと残したままにしているからだ。綺麗事にまとめようとしていない、その節制が5分枠のアニメにしては誠実だった。
特に刺さったシーン
メンバーが揃い始めて、最初の合わせ練習で音がバラバラになるくだり。うまくいかないのを笑いで流す演出じゃなくて、ちゃんと痛い空気で描いているところが地味に好きだった。ショートアニメでこのトーンを維持するのは難しいと思うんだけど、そこをさぼらなかった。
箱部なるを演じた市道真央の芝居は、声のトーンだけで「この子はちゃんと音楽が好きなんだな」というのが伝わってくる感じで、台詞以外の情報量が多かった。出演作195本の蓄積というか、変に力みのない自然さが、短い尺での感情の乗せ方に出ていた。セリナとのコントラストとして、なるのキャラクターは重要な役割を担っているんだけど、その存在感を台詞量以上に感じさせる芝居だったと思う。終盤のある場面でのひと言の重さは、2回目で初めてちゃんと受け取れた。
読んで見たくなったら——『イロドリミドリ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 音楽アニメをひとおり見てきて、動機が綺麗すぎる主人公に少し食傷気味な人
- ショートアニメをながら見しつつ、気づいたら真剣に見ていた経験がある人
- 市道真央の芝居を追いかけているリスナー
- 学校という閉じた環境の中に生まれる人間関係のドラマが好きな人
合わない人
- 音楽アニメにライブシーンの作画と演奏描写のリアリティを求める人(ショート枠なのでそこは期待しない方がいい)
- 主人公に最初から強い熱量と明確な目標を求める人
- 5分枠では人間関係の掘り下げが足りないと感じるタイプ
次に見るなら
音楽学校という舞台と「仕方なく始まった青春」という空気が好きだったなら、BanG Dream!の1期はおさえておきたい。こちらは主人公の動機が強烈にポジティブで、そのコントラストが面白い。音楽への熱量の描き方がまったく違うので、比較して見ると発見がある。
「才能ある環境に普通の子が放り込まれる」というプロット自体が刺さったなら、響け!ユーフォニアムは間違いなくツボにはまる。音楽アニメとして段違いの密度があるので、イロドリミドリで音楽系に興味が湧いたなら次はここ。動機の不純さという点でも共鳴する部分がある。
「短い尺でも青春が成立する」という感覚が気持ちよかったなら、少女☆歌劇 レヴュースタァライトは別アプローチで同じ感触を持っている。舞台芸術×学校という設定で、才能と動機と環境のぶつかり合いを描いている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『イロドリミドリ』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信中です。いずれのサービスも対応しているため、すでにご利用のサービスからすぐに視聴を始められます。ショートアニメなので全話まとめて一気に観るのもおすすめです。
