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イタズラなKiss
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 25話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | TMS Entertainment |
相手にされてこなかった愛原琴子は、高校入学以来、入江直樹と同じクラスになることを望んでいた。しかし、琴子は学年最低の成績で、直樹は最優秀。3年生になった今も実現していない。ある日、琴子の家が崩壊し、直樹の家に身を寄せることになる。同じ屋根の下で暮らすことになった2人の関係はどう変わるのか。
作品概要・あらすじ
あらすじ
高校3年生の愛原琴子は、成績優秀で容姿端麗な入江直樹に密かな想いを寄せていた。学年最低の成績の琴子は、勇気を出して渡したラブレターを直樹に一蹴されてしまう。そんな折、新築したばかりの我が家が地震で倒壊し、行き場を失った琴子と父は、父の旧友宅へ身を寄せることに。ところがその家は、なんと直樹の実家だった。憧れの彼と同じ屋根の下で暮らすことになった琴子。不器用でまっすぐな彼女の想いは、クールな直樹の心を少しずつ動かしていく。すれ違いと小さな歩み寄りを重ねる、長い片想いの物語が幕を開ける。
みどころ・魅力
① 王道すれ違いラブコメの金字塔
本作は、数多くのラブコメ作品に影響を与えた多田かおるの名作コミックが原作です。「優等生の彼×落ちこぼれの彼女」という対照的な二人が織りなす片想いの行方は、王道でありながら何度見ても胸が熱くなります。少女漫画の魅力が詰まった、ラブコメ入門にも最適な一作です。
② 不器用でまっすぐな琴子に共感
主人公・琴子の魅力は、何度振られてもめげずに直樹を想い続けるまっすぐさにあります。空回りしながらも全力で恋に向き合う姿は、応援せずにはいられません。クールで本心の読めない直樹が、彼女に少しずつ絆されていく過程のもどかしさも、本作の大きな見どころです。
③ 同居から始まる関係の変化
家の倒壊をきっかけに、同じ屋根の下で暮らすことになった二人。学校では交わらなかった距離が、日常を共有することで少しずつ近づいていきます。朝も夜も一緒という特別な環境だからこそ生まれるドキドキや衝突を、丁寧に描いている点も見逃せません。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | ヤマサキオサム |
|---|---|
| キャラクターデザイン | そえたかずひろ、藤岡真紀 |
| 音楽 | 高梨康治 |
| 美術監督 | 松本浩樹 |
| 音響監督 | 長崎行男 |
| OP | 秦基博「キミ、メグル、ボク」 |
| ED | GO!GO!7188「片思いファイター」 |
| ED | アズ「Jikan yo Tomare」 |
| ED | 秦基博「キミ、メグル、ボク」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
少女漫画の古典、くらいの距離感で見始めた。原作者がずいぶん前に亡くなって、物語の途中で遺された作品——その前情報のせいで、どこか神話みたいな手触りがあった。いざ再生したら、まず琴子のうるささに面食らう。水樹奈々が全力で叫ぶものだから、序盤の数分はちょっと身構える。なのに、気づいたら最後まで見ていた。2回目に見直したとき、最初は「やかましい」としか思えなかった琴子の押しが、だんだん怖いくらいの一途さに反転して見えてくる。絵柄も展開も古いはずなのに、この感情の生々しさだけは古びていない。むしろ、いまのアニメがあまり描かなくなった種類のしつこさだ。
何でも解けてしまう人間が、唯一解けない問題に惹かれていく話
この作品を「学年最下位の女の子が天才に片思いするラブコメ」だと要約すると、半分以上こぼれ落ちる。本当の主役は、たぶん直樹のほうだ。何でもできる。勉強も運動も、やれば一番になれる。そういう人間にとって世界は、最初から答えの出ている問題集みたいに退屈で、彼はずっとどこか冷めている。平川大輔の声がいい。感情を込めないことで成立する芝居というのがあって、直樹のあの平熱の喋りは、優秀さと諦めが同居した人間の温度をそのまま音にしている。
そこに琴子が転がり込んでくる。頭は良くない、計算もできない、ただ好きという一点だけで動き続ける。直樹からすれば、彼女は人生で初めて出会った「解けない問題」だ。論理が通じない。攻略法がない。押しても引いても予測どおりに動かない。何でも思いどおりになる人間が、唯一思いどおりにならないものに、少しずつ生活を持っていかれる。冷めた天才が退屈をこじ開けられていく過程として見ると、この物語はぐっと面白くなる。
そしてこの話は、高校で終わらない。大学へ、その先へと、ずいぶん長い時間を二人と一緒に歩かされる。恋が叶うところがゴールじゃなくて、叶ったあとの長い暮らしまで描いてしまう——少女漫画でそれをやり切った作品は、そう多くない。原作が未完のまま遺されたことを思うと、アニメがその先まで連れていってくれること自体が、どこか報われた感じがして妙にしみる。
特に刺さったシーン
刺さるのは、直樹の表情が一瞬だけ緩む瞬間だ。具体的なシーンを挙げるとネタバレになるので抽象化するけれど、中盤の、彼が自分でも気づかないうちに琴子を目で追ってしまう一連の流れ。あそこの平川大輔は、台詞でほとんど感情を出さないぶん、ほんのわずかな声の揺れで「あ、こいつ今うろたえてる」と分からせてくる。一度目はスルーした。二度目にやっと、息の吸い方が違うことに気づいた。
琴子側は、終盤の、もう泣くしかない展開での水樹奈々がとにかく強い。きれいに泣くんじゃなくて、みっともなく、声を裏返して泣く。あれを聞くと、こっちまで喉の奥が詰まる。あと地味に好きなのが弟の裕樹で、朴璐美のあの小生意気な声が、重くなりかけた空気を毎回ちょうどよく茶化してくれる。シリアスとギャグの配分が、声の力でだいぶ救われている作品だと思う。
読んで見たくなったら——『イタズラなKiss』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 片思いの、報われるか分からないあの宙ぶらりんな時間を、もう一度味わいたい人
- 恋が叶って終わり、ではなく、その先の長い関係まで見届けたい人
- 感情を出さないキャラの、わずかな声の揺れを拾うのが好きな人
- 古典をいまの目で観て、何が古びて何が古びないかを確かめたい人
合わない人
- ヒロインの押しの強さ・空回りを見ているのがつらいタイプの人
- テンポの速い現代的なラブコメに慣れていて、ゆっくりした昔の語り口が苦手な人
- 主人公がなかなか振り向かない展開に、途中で焦れてしまう人
次に見るなら
のだめカンタービレ——何でもできてしまう人間が、ひたむきで規格外な相手に振り回されて変わっていく話。天才と凡人の温度差というテーマが、イタズラなKissと驚くほど重なる。長い時間を二人と歩く構造も近い。
ラブ★コン——とにかく押しの強いヒロインの一途さで進む関西弁ラブコメ。琴子のあの空回りする全力が好きなら、こっちのテンションもきっと心地いい。笑って泣ける配分が似ている。
君に届け——不器用な想いがゆっくり伝わっていく、純度の高い少女漫画原作。直球の片思いをじっくり描くタイプが好きなら、こちらの繊細な間の取り方も刺さるはず。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
TVアニメ「イタズラなKiss」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの4つのサービスで配信されています。複数の主要サービスで視聴できるため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。気になる方は、お使いの配信サービスをチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
TVアニメ「イタズラなKiss」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの4つのサービスで配信されています。複数の主要サービスで視聴できるため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。気になる方は、お使いの配信サービスをチェックしてみてください。
