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時間の支配者
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | project No.9 |
過去を変えたいという願いが現実となった世界で、時間を食らう危険な悪魔が現れた。時間操作能力を持つ選ばれた戦士たち・クロノスルーラーズのヴィクター、キリ、ミナ、ブレイズが、これらの脅威に立ち向かう。彼らは時間の均衡を守るため、悪魔たちを倒していく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「過去を変えたい」という強い後悔の念が、時を喰らう危険な悪魔を生み出してしまう世界。この悪魔に立ち向かうのは、時間を自在に操る力を持つ選ばれし戦士「クロノスルーラー」たちです。陽気で飄々としたヴィクターと、彼に同行する相棒キリを中心に、ミナやブレイズといった仲間たちが、時間の均衡を脅かす脅威を次々と退治していきます。コミカルなやり取りとシリアスな戦いが交差するなかで、登場人物たちがそれぞれに抱える過去と願いの意味が少しずつ描かれていく、アクションとドラマが融合した物語です。
みどころ・魅力
① 「時間操作×悪魔退治」という独自の世界観
過去への後悔が悪魔を生むという設定が、本作の軸になっています。時間を操る能力を駆使したバトルは戦略性が高く、ただ力でねじ伏せるのではなく「時間」をどう扱うかが勝負を分けます。シンプルな勧善懲悪に留まらない奥行きが魅力です。
② コミカルとシリアスの巧みな緩急
軽妙な掛け合いで笑わせてくれる場面と、登場人物の心の傷に切り込むシリアスな展開が、テンポよく切り替わります。明るさの裏にある切なさが効いており、各エピソードを単なるバトルもので終わらせない感情の起伏を生み出しています。
③ 個性豊かなクロノスルーラーたち
つかみどころのないヴィクター、彼を支えるキリをはじめ、ミナやブレイズなど、キャラクターそれぞれの個性が際立っています。彼らがなぜ戦うのか、その背景や関係性が物語を追ううちに見えてくる構成になっており、群像劇としても楽しめます。
キャスト・声優一覧












スタッフ
| 監督 | 松根マサト |
|---|---|
| シリーズ構成 | 横手美智子 |
| キャラクターデザイン | 飯島弘也 |
| 音楽 | エバン・コール |
| 美術監督 | 池田裕輔 |
| 音響監督 | 郷文裕貴 |
| OP | フォックステイルズ「RULER GAME」 |
| ED | やなぎなぎ「時間は窓の向こう側」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
別の作品を探していて、目当てとは関係ないところでこのタイトルにぶつかった。2017年放送。それなりにアニメを追ってきたつもりだったのに、名前すら聞いた覚えがない。dアニメにもU-NEXTにもABEMAにもない、どこを探しても配信がない。存在を知った瞬間に観る手段が一個も残っていないという、妙な出会い方をした作品だ。結局Amazonで中古のDVDを注文した。最初は「埋もれてるってことは、まあそういうことだろう」と半分諦めながら再生したら、思っていたより骨のある時間バトルもので、序盤の淡々とした掴みに油断していたぶん、中盤で背筋が伸びた。二度目に通したときのほうが、一話一話の重さがちゃんと効いてくる。
「あの時こうしていれば」が怪物になる——後悔を食べる時間の話
この作品は、表向きは時間操作能力を持つ戦士たちが悪魔を狩る、よくある異能バトルの体裁をしている。でも実際に描かれているのは、もっと地味で、もっと厄介なものだ。過去を変えたいという願い——つまり後悔——が現実を歪め、そこから時間を食らう悪魔が生まれる。倒すべき敵が、誰かの「やり直したい」という気持ちそのものから湧いてくる構造になっている。これが効いている。
つまりクロノスルーラーズが毎回相手にしているのは、モンスターの皮をかぶった人間の弱さだ。誰かが取り返しのつかない選択をして、それを認められなくて、時間ごと巻き戻そうとする。その執着が形を持ってしまう。だから戦闘で悪魔を斬っても、根っこにある後悔そのものは消えない。観ていてしんどいのはそこで、敵を倒してめでたしにならない回がいくつもある。むしろ「これは倒して良かったのか」と引きずる終わり方をする。
単なる時間SFとして消費するには、この作品はやり直しの誘惑に対してかなり厳しい態度を取っている。過去を変えれば幸せになれる、という甘い前提を一度も肯定しない。変えたいと願った瞬間に怪物が生まれるという設定自体が、「後悔は飼い慣らすしかない」という話に直結している。二度目に観たとき、これは時間の支配者というより、時間に支配されたがる人間たちの話なんだと腑に落ちた。
特に刺さったシーン
主人公ヴィクトを演じる福山潤の、軽口とシリアスの切り替えが思っていた以上に良い。普段はへらへらした調子で相棒の霧をからかっているのに、悪魔の核心に触れる場面でふっと声の温度が下がる。あの落差で「この男は全部わかった上でふざけてるんだな」と伝わってくる。相方の霧を演じる石川界人が終始ややクールで、二人の温度差がそのまま画面のリズムになっている。序盤、ある人物の後悔から生まれた悪魔と対峙する展開で、ヴィクトが軽い口調のまま核心を突いたとき、思わず再生を止めて巻き戻した。ふざけているのに一番残酷なことを言っている。釘宮理恵のミーナが場を引っ掻き回す軽さを持ち込んでくれるおかげで、全体が重くなりすぎずに踏ん張れている。中田譲治の低い声が要所で響くと、それだけで一話の格が一段上がる。配信がないせいで誰とも語れないのが、地味につらい。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「過去をやり直せたら」というテーマを、甘くなく扱った話が見たい人
- 敵を倒して終わりではない、後味の残るバトルものが好きな人
- 福山潤と石川界人の掛け合い、釘宮理恵の緩急に弱い人
- 配信に埋もれた、知名度の低い作品を自分で掘るのが好きな人
合わない人
- とにかく派手で爽快なアクションを浴びたい人
- 毎回スッキリ勝って気持ちよく終わってほしい人
- サブスクで気軽に観られないと手を出す気にならない人(これがいちばんの壁)
次に見るなら
「やり直したい」という願いの代償をどこまでも突きつけてくる話が好きなら、Re:ゼロから始める異世界生活。死に戻りで過去をやり直せるのに、そのたびに何かを失っていく構造が、この作品の後悔と地続きだ。
失った人を取り戻したいという願いから怪物が生まれる、という設定の近さならD.Gray-man。悲しみが武器になり、敵になり、簡単に救われない手触りがよく似ている。
時間を操ることの重さと、それでも変えられないものをじっくり描いた話が見たいならシュタインズ・ゲート。やり直しの果てに何が残るのかを、いちばん丁寧に突き詰めた一本だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
本作は、現在のところ配信が確認できる動画サービスがありません。視聴を希望される場合は、公式サイトや各配信プラットフォームで最新の配信状況を確認することをおすすめします。今後あらたに配信が追加される可能性もありますので、定期的にチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
本作は、現在のところ配信が確認できる動画サービスがありません。視聴を希望される場合は、公式サイトや各配信プラットフォームで最新の配信状況を確認することをおすすめします。今後あらたに配信が追加される可能性もありますので、定期的にチェックしてみてください。
