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機動戦士ガンダムAGE
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 49話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise |
先進世紀101年、謎の敵「UE」がスペースコロニー「エンジェル」を襲撃・破壊する。この惨劇は「天使の日」と呼ばれ、人類の生存戦争の幕開けとなった。物語は108年、UEがフリット・アスノが暮らすコロニー「オーヴァン」を攻撃する場面から始まる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
先進世紀108年、謎の敵「UE(アンノウン・エネミー)」に故郷のコロニーを奪われた少年フリット・アスノは、母が遺した「ガンダム」の設計図を基に伝説の機体を完成させ、戦いに身を投じる。物語はフリット・アセム・キオという三世代の継承者を軸に描かれ、百年にわたる人類とUEの因縁を壮大なスケールで描いたSFロボット作品。みどころ・魅力
① 三世代にわたる壮大な親子の物語
祖父・父・孫の三世代がそれぞれの時代にガンダムを受け継ぎ戦う構成は、本作最大の特徴。同じ「ガンダム」を異なる世代が引き継ぐことで、戦争の連鎖と家族の絆・葛藤が重層的に描かれ、シリーズ全体に一貫したテーマ性を生み出している。② 進化するガンダム「AGEシステム」の醍醐味
戦闘データを解析してリアルタイムにパーツを進化させる「AGEシステム」は、本作独自のギミック。ウェアと呼ばれる換装形態が多彩で、状況に応じた機体の変化を楽しめる。メカデザインの進化がドラマの展開と連動する点も見ごたえがある。③ 「敵」の正体と戦争の真実に迫るミステリー構造
「UE」とは何者か、という謎が物語全体を貫く推進力になっている。一見無機質な敵の正体が明かされるにつれ、単純な善悪では割り切れない戦争の構造が浮かび上がる。三世代を経て積み重なった伏線が回収されていく後半の展開は、シリーズを通して見た視聴者への大きなご褒美となっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山口晋 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 日野晃博 |
| 原案キャラデザ | 長野拓造 |
| キャラクターデザイン | 千葉道徳 |
| 音楽 | 吉川慶 |
| OP | ViViD「明日へ」 |
| OP | Galileo Galilei「sharp #」 |
| OP | ViViD「REAL」 |
| OP | Aoi Eir「AURORA」 |
| ED | スパイエアー 「君の中の英雄」 |
| ED | スパイエアー「My World」 |
| ED | ファイラン「WHITE justice」 |
| ED | フラワー「forget-me-not 〜ワスレナグサ〜」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ガンダムはほとんど通ってこなかった。Zも逆シャアも「名前は知ってる」程度で、ファーストすら通しで見たことがない。AGEに手を出したのは純粋に「神谷浩史が出てる」という理由で、それ以上でも以下でもない。
最初の印象は正直、戸惑いだった。デザインが丸い。主人公が子供で、ロボットがどことなくポップで、「これ本当にガンダムなのか?」という感覚が最初の数話ずっと続いた。賛否があったというのは後から調べて知ったが、そのとき感じた違和感の正体がそれだと気づいたのは2周目だ。
2回目に見たとき、フリット編の「後から来る重さ」が見え方を変えた。あの丸っこいデザインのまま物語が重くなっていく構造は、最初からそう設計されていたんだと思う。1周目に「子供向け」として流していたシーンに、全部伏線があった。
「憎しみは世代を渡る」——フリット・アスノという男の一生
三世代にわたる構成を持つこの作品のテーマを一言で言えば、「憎しみの連鎖と、それを断ち切れない人間の話」だと思っている。そしてその切り口がかなり歪んでいて、それが賛否の中心にある。
フリット・アスノは少年のころに母を失い、その怒りとトラウマを燃料にしてガンダムを作り上げる。問題は、彼がそのまま「老いて」も怒りを手放さなかったことだ。孫の世代になっても彼は敵(ヴェイガン)を根絶やしにしようとする姿勢を崩さない。普通のロボットアニメなら主人公は成長して赦す側に回るか、若い世代に主役を譲る。でもフリットは違う。老人になっても憎んでいる。
「主人公が正しくない」という構造は、ガンダムの文脈の中でも相当珍しいほうだと思う(他のシリーズはあまり知らないけれど)。アセム編・キオ編と進むにつれて、フリットの頑固さが物語の「障害」として機能してくる。それが「老害」として描かれているのではなく、「人間の憎しみがどれだけ根深く、世代を超えてしまうか」というテーマの体現として機能している点は、ちゃんと読み取れる設計だった。
その対比として、神谷浩史が演じるゼハート・ガレットとアセムの関係がある。敵と味方として対立しながら、互いに「憎めない相手」であり続ける——フリットの世代の憎しみと、アセムたちの世代の感覚の違いが、このふたりの関係性に凝縮されている。この構造に気づいたのは2周目だった。
特に刺さったシーン
アセム編における、ゼハートとの再会・対立シーン周辺が一番きた。鳥海浩輔のアセムは、少年期から青年期にかけて声のトーンを大きく変えるわけではないのに、台詞の間と息遣いで「大人になった男の重さ」を表現していて、その変化が地味に積み重なっていく感じがある。
神谷浩史のゼハートは、序盤の「どこか人間的な敵」の雰囲気を終盤まで維持しながら、それが崩れていく過程で声が細くなる瞬間がある。感情を爆発させて押してくるのではなく、静かに削れていくような表現で、「この人物、本当に追い詰められてるな」と感じさせる。アニメの敵役で、ここまで「疲弊」を声で演じられる人はなかなかいない。
キオ編では佐倉綾音のレミ・ルースと梶裕貴のマシル・ボイドがいて、それぞれの場面を引き締める。梶裕貴はあの時期から既にこういう役もやっていたのかと思う発見があった。子安武人のフレデリック・アルグレアスは出番が限られているが、あの声質が画面に入ってくるだけで場の緊張感が変わる。ベテランが少数の登場シーンで確実に爪痕を残す、という典型を見た気分だった。
読んで見たくなったら——『機動戦士ガンダムAGE』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 三世代にまたがる家族のドラマや「受け継がれるもの」のテーマが好きな人
- 「主人公が必ずしも正しくない」構造のロボットアニメに興味がある人
- 神谷浩史・鳥海浩輔の演技を長いスパンで追いたい人
- ガンダムをあまり知らないけれど見てみたい人(シリーズ知識ゼロのほうが変な先入観なく入れる)
- 49話の長編を腰を据えて見られる人
合わない人
- 歴代ガンダムに漂う重厚な戦争描写・シリアスなトーンを強く期待している人
- 序盤のポップなデザインとトーンがどうしても受け付けない人
- 世代交代で主人公が変わるたびに感情移入のしなおしが苦手な人
- 賛否の中心にある終盤の展開に耐性がない人(事前に評判を調べすぎないほうがいい)
次に見るなら
機動戦士ガンダム00——世界観の規模感と、敵味方の境界線が曖昧になっていくキャラクター同士の関係性が好きなら。「正義と悪」の単純な二項対立を崩した作りはAGEと近く、神谷浩史がここでも重要な役で出ている。AGEの重さが性に合った人がここからさらにガンダムにはまるパターンは多い。
蒼穹のファフナー——三世代ではないが、「人類対謎の敵」という構図と、登場人物が少しずつ削れていく長期的なドラマが近い空気感を持っている。重厚な群像劇として一段突き抜けているので、AGEのテーマ的な方向性に共鳴した人が次に試す価値がある。
コードギアス 反逆のルルーシュ——「主人公の決断が常に正しいわけではない」という構造を、もっとエンタメ全開で見たいなら。フリット・アスノの「正義のかたち」に何かひっかかった人が見ると、ロボットアニメの主人公像の広がりをまた別の角度から考えられる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『機動戦士ガンダムAGE』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。主要な定額配信サービスに揃っているため、すでに利用中のサービスからすぐに視聴を始められます。三世代にわたる長編ですが、一気見しやすい環境が整っていますので、ぜひ第1話からお楽しみください。
