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キン肉マン 完璧超人始祖編
| 放送年 | 2024年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Production I.G |
キン肉マン40周年記念の新シリーズ。原作漫画の「完璧始祖編」を映像化。キン肉マンがリングに帰還し、正義、悪魔、完璧超人の三大勢力が激突。超人の起源が明かされる壮大なストーリーが展開される。
作品概要・あらすじ
あらすじ
キン肉マン40周年を記念した新シリーズ。原作漫画「完璧始祖編」をアニメ化した本作では、一度はリングを去っていたキン肉マンが再びリングへと帰還する。正義超人・悪魔超人・完璧超人という三大勢力が激しくぶつかり合う中、超人の起源にまつわる壮大な謎が少しずつ明かされていく。数十年を超えて愛される伝説的シリーズの新章が幕を開ける。
みどころ・魅力
① 40年越しの”超人の起源”がついに明かされる
長年のファンが待ち望んだ「超人はなぜ存在するのか」という根源的な謎に、本作は真正面から向き合います。完璧始祖と呼ばれる存在が登場し、これまでのシリーズでは語られなかった超人の歴史が解き明かされます。
② 三大勢力が激突する、かつてない規模のバトル
正義・悪魔・完璧という異なる思想を持つ超人たちが一堂に集結。それぞれの誇りと信念をぶつけ合う大規模な超人バトルは圧巻の迫力です。個性豊かなキャラクター同士の対決が次々と展開されます。
③ 長年のファンにも新規視聴者にも刺さる熱さ
往年のファンには懐かしいキャラクターの再登場と設定の深掘りが、初めて触れる視聴者にはスポーツ漫画的な熱量とバトルの爽快感が楽しめます。世代を超えて愛されるシリーズならではの間口の広さが魅力です。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| シリーズ構成 | 深見真 |
|---|---|
| OP | 高梨康治「LOVE & JUSTICE」 |
| ED | 宮野真守「超人」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
キン肉マンに「ちゃんと戻る」とは思っていなかった。子供のころ親の本棚で漫画をめくった記憶があって、「ふんわり知ってる」くらいの距離感のまま何年も経っていた。配信で追えると知って何となく1話を再生したら、気づいたら3話まで連続で見ていた。
最初は正直なところ、40周年という枕詞に身構えていた。「懐かしコンテンツのご祝儀アニメ」になっている可能性を半分くらい覚悟していたのに、話の密度が普通に今のアニメとして成立していた。2回目で気づいたのは、序盤から「超人の起源」という問いを伏線として静かに積んでいること。1周目は展開の速さに乗っかっていたのが、2周目でようやく「この話が向かっている場所」が見えてくる感覚がある。ずっとやってるシリーズが新章でこれをやるのは、なかなか腰が据わっている。
強さの「正当性」をめぐる、三つどもえの問い
この作品は単なる超人バトルものではなく、「何が強さを正当化するか」という問いを三勢力の衝突として描いている。それが始祖編の骨格だと思っている。
正義超人、悪魔超人、完璧超人の三大勢力が激突するという構図は、表面上はシンプルな三つどもえに見える。ただ、それぞれの「強さの根拠」が根本から違う。正義超人は仲間のために戦う力を軸にする。悪魔超人は欲望と本能の力を肯定する。完璧超人の「完璧」という概念は、もっと形而上学的な何かをめざしている——どこか設計や秩序に近い強さの定義だ。
超人の起源が明かされるという設定が入ってくることで、この三つの「強さの根拠」がどこから来たのかという問いが加わる。強さは生まれか、意志か、設計か。バトル展開の裏側でその問いがずっと動いている。
個人的に引っかかるのは、「完璧」という言葉の空洞感だ。完璧超人側が主張する完璧さは、他を排除することで成立している強さであって、その定義自体がどこかで崩れる可能性を含んでいる。キン肉マンが繰り返し「仲間との絆」で突破していくのは、少年漫画の定型ではなく、「完璧性」という概念への具体的な反論として機能している。その構造に気づくと、バトルの一つひとつの見え方が変わってくる。
40年続いてきたシリーズが、まだこの問いをやっているという事実自体にちょっとした感慨がある。
特に刺さったシーン
序盤でキン肉マンがリングに帰還したあと、中村悠一が演じるスーパー・フェニックスが初めて台詞を発する場面。完璧超人の「格」みたいなものを声だけで成立させている。中村悠一はこういう「静かに威圧する」タイプを当てたときの精度が特別で、台詞の量が少ないほど怖い。
梶裕貴のウォーズマンは、2回目で聞き直したときに別の聞こえ方がした。戦闘中の台詞の硬さと、わずかに滲む感情の揺れを同じ声で制御していて、キャラクターの機械性と人間性の同居を声で表現していると気づく。1周目は展開を追うのに忙しくて聞き逃していた。
関智一のラーメンマンは「そうじゃないと困る」レベルの仕上がりで、この人が声優と夜あそびのMCをやっている日常との落差が毎回ある。小野大輔のテリーマンと小西克幸のロビン・マスクも、長年同じキャラクターを演じてきた重みが台詞の間に乗っていて、キャリアの積み重ねは声にも出るのだと思わされる。
終盤の展開で、三勢力の構図が一瞬ぐらつく場面があった。詳細は伏せるが、「ここで来るか」と思わず前のめりになった。バトルアニメとしての見せ方の確かさを感じた数分間だった。
読んで見たくなったら——『キン肉マン 完璧超人始祖編』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- キン肉マン原作を読んだことがある、またはうっすら知っている人(知識がなくても追えるが、あると倍楽しい)
- バトルアニメの「試合展開」より「試合の意味」に興味がある人
- ベテラン声優陣の演技を聞き比べる楽しみが分かる人
- 長期シリーズが何十年もかけて積み上げてきた文脈ごと楽しめる人
合わない人
- バトルアニメに絵の情報量とアクションの密度を求める人(作画の方向性が原作に寄せたスタイル)
- キャラクターの関係性や背景説明が少ないと乗れない人(始祖編は前提知識を要求する場面がある)
- 1クールで綺麗に完結するタイプを好む人(話の規模感がそういうサイズではない)
次に見るなら
タイガーマスクは同じ時代の空気を持ちながら、悪役として戦うという逆張りの構図が面白い。キン肉マンの正義対悪魔という対立軸と比べながら見ると、昭和の格闘アニメがどんな問いを立てていたかが見えてくる。
ドラゴンボール超は、長期シリーズが「起源」に戻ることで新展開を作るという構造が始祖編と近い。スケールが全知全能の領域まで広がっていく感覚が好きなら合うはず。
進撃の巨人は一見ジャンルが違うが、「種族の起源と争い」という縦軸の作り方が共鳴する。始祖編が持っている「なぜ超人は存在するのか」という問いと似た構造を、別の答えで描いている作品だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『キン肉マン 完璧超人始祖編』は、dアニメストア・U-NEXT・Netflixの3サービスで視聴できます。主要な配信プラットフォームで揃って配信されているため、すでにいずれかのサービスに加入している方はすぐに視聴を始められます。40周年記念作ならではの熱量あふれるバトルを、ぜひお手持ちの環境でお楽しみください。
よくある質問
まとめ
『キン肉マン 完璧超人始祖編』は、dアニメストア・U-NEXT・Netflixの3サービスで視聴できます。主要な配信プラットフォームで揃って配信されているため、すでにいずれかのサービスに加入している方はすぐに視聴を始められます。40周年記念作ならではの熱量あふれるバトルを、ぜひお手持ちの環境でお楽しみください。
