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この素晴らしい世界に祝福を! 2 この素晴らしい芸術に祝福を!
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Studio DEEN |
アルカンレティアの旅から帰還したカズマは、魔王軍の将軍ハンスを倒した報酬金で借金を全て返済し、気ままな生活を送っていた。ある日、ギルドホールで新人冒険者のランがカズマに握手を求めてくる。彼女はカズマの大ファンのようで、サインをねだるなど、カズマへの憧れを隠さない。
作品概要・あらすじ
あらすじ
アルカンレティアの旅から帰還したカズマたちは、魔王軍の将軍ハンスを討伐した報酬で借金を完済し、ようやく悠々自適な生活を手に入れた。そんなある日、ギルドホールで新人冒険者のランという少女がカズマに近づいてくる。彼女はカズマの熱烈なファンで、サインをねだったり握手を求めたりと、憧れを隠そうともしない。英雄扱いに悪い気はしないカズマだったが、いつものメンバーとともに騒動に巻き込まれていく。みどころ・魅力
① アクアとめぐみんが引き起こす爆笑の日常コメディ
TVシリーズでおなじみのドタバタ劇がOVAでも全開。役に立たないアクアと爆裂魔法にこだわるめぐみんが織りなすテンポの良いやり取りは、シリーズファンなら思わず吹き出す場面が連続する。短編ながら笑いの密度は本編に引けを取らない。② 新キャラ・ランとカズマの関係性に注目
カズマを英雄と慕う新人冒険者ランの登場が本OVAの大きな見どころ。普段はへっぽこ扱いされがちなカズマが、純粋に憧れられるという新鮮な構図が展開される。彼女がもたらす騒動を通じて、カズマの意外な一面も垣間見える。③ TVシリーズの雰囲気をそのまま楽しめる完成度
制作・キャストが本編と同一スタッフで作られており、クオリティのブレがない。本編2期を見た後の口直しとして、あるいは復習として気軽に視聴できる。シリーズを通じて愛されるキャラクターたちの掛け合いを、短い尺で凝縮して楽しめる一作。キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 金崎貴臣 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 上江洲誠 |
| 原作 | 暁なつめ |
| 原案キャラデザ | 三嶋くろね |
| キャラクターデザイン | 菊田幸一 |
| 美術監督 | 三宅昌和 |
| OP | マチコ「TOMORROW」 |
| ED | アクア「お家に帰りたい」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
TVアニメ2期を見終えた直後に「OVAが出た」と知って、反射的に再生したのがこれ。正直なところ、OVAと聞いた時点で「まあファンサービスでしょ」くらいの温度感だった。アルカンレティア回の疲れも癒えないまま見始めたら、冒頭からこのシリーズのいつものやつが全開で、ああそうだよこれを求めていたんだと。
2回目に見たとき気づいたのは、サブタイトルの「この素晴らしい芸術に祝福を!」というフレーズの使い方が毎回変わっていること。本編のサブタイトルフォーマット(「この○○な△△に祝福を!」)をOVAでも踏襲していて、それだけで「わかってる人が作ってる」と感じた。2期を全部見た視聴者に向けた、完全なボーナストラックだ。
バカをやり続けることが、このパーティの唯一の誠意だという話
このOVAで描かれているのは、「英雄譚のその後」ではない。魔王軍の将軍を討った報酬で借金を完済したカズマが、英雄的な何かに向かうかといえば全然そうじゃない。ギルドで新人冒険者のランにサインを求められて浮かれて、めぐみんに睨まれて、ダクネスが変なことを言う。それだけだ。
一見すると「何も起きないOVA」に見えるが、そこがこの作品の誠実さだと思っている。コメディとして成立させ続けるために、このパーティは絶対に「まともになってはいけない」。カズマは小賢しいままで、めぐみんは爆裂魔法原理主義で、ダクネスは羞恥心を逆方向に全開にし続けなければならない。そのことを、作り手も視聴者も共犯関係として理解している。
高橋李依さんのめぐみんは、新人冒険者がカズマを慕う描写に対して明らかに機嫌が悪くなる。セリフの端々ではなく、声の温度が下がる瞬間でそれが伝わってくる。茅野愛衣さんのダクネスも、本筋とまったく関係ないところで自分のスイッチが入ってしまい、それを恥じつつも抑えられないという芝居を毎回ちゃんとやっている。2人とも「崩れないキャラを崩す演技」が本当に巧くて、その安定感がコメディとして機能している大きな理由だと感じる。
生天目仁美さんが演じる美少女ゴーレムとちょむすけは、登場するだけで場の空気が変わる。出演作178本という実績から来る間の取り方というか、一発でそのキャラクターの質感を決める技術が、短い尺の中でも如実に出ている。OVAという短い尺の中で複数役をきっちり差別化してくるのも地味に見どころだ。
江口拓也さん演じる御剣響夜の存在感については、「こんなキャラいたっけ」と思いながら2回目で改めて確認するやつ。声優と夜あそびMCとしての顔を知っていると、そのトーンが微妙にちらつくのが面白い。
特に刺さったシーン
新人冒険者のランがカズマに握手を求めるくだり全体が好きで、特に周囲の反応の作り方がうまい。カズマが舞い上がっている間、めぐみんが画面の端で段々と表情を変えていく。そこに高橋李依さんの「笑顔の中に入っている低温」みたいな演技が乗っていて、セリフがほぼなくても状況が全部わかる。
序盤の日常描写で、借金完済後の気ままな生活ぶりが淡々と示されるところも、「ああ2期から地続きだ」と感じられてよかった。派手な見せ場より、このパーティが今どういう状態にあるかの空気感を丁寧に置いてくれているのが、短い尺のOVAとして誠実だと思う。
終盤のドタバタは、このシリーズのコメディとしての精度がそのまま出ている場面で、1回目は笑って流したが、2回目でタイミングや掛け合いの密度を意識して見ると、「ここまで計算して作ってあるのか」という感触がある。声の掛け合いのテンポを作っているのは演者の技量が大きくて、それが積み重なって「このシリーズのコメディの気持ちよさ」になっている。
読んで見たくなったら——『この素晴らしい世界に祝福を! 2 この素晴らしい芸術に祝福を!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVアニメ1期・2期を見終えて、もう少しこのパーティと一緒にいたい人
- 「話が動かなくてもキャラを見ていれば満足」な視聴スタイルの人
- 高橋李依・茅野愛衣の掛け合いコメディが好きな人
- ゆるく笑えるものを30分だけ見たい夜に
合わない人
- TVシリーズ未視聴でこれから入ろうとしている人(入口としては絶対に向いていない)
- 「OVAにも物語の進展を求める」タイプの人
- 1期すら途中で離脱したくらいコメディのノリが合わなかった人(OVAでは改善されない)
次に見るなら
このOVAを見て「もっとこのシリーズを」と思ったなら、まずこの素晴らしい世界に爆焔を!へ。めぐみんとゆんゆんの幼少期を描いたスピンオフで、本編とは別の角度からこの世界の空気に浸れる。爆裂魔法への執着の原点がわかるので、本編OVAのめぐみんの言動がまた少し違って見えてくる。
異世界コメディとしてのノリが気に入ったならこの素晴らしい世界に祝福を!(TVアニメ1期・2期)を見ていない場合はそちらが先。OVA単体で楽しめる部分はあるが、キャラクターへの愛着と笑いの密度は本編あってこそなので、順番通りに見たほうが確実に得をする。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『この素晴らしい世界に祝福を!2 この素晴らしい芸術に祝福を!』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・Netflix・Hulu・Disney+の主要サブスクサービス全てで配信されており、視聴環境を選ばず手軽に楽しめます。すでにいずれかのサービスに加入しているなら追加費用なしでそのまま視聴できるため、本編2期の余韻が冷めないうちにすぐ観られるのが嬉しいポイントです。