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今日の5の2 宝箱
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
「今日の5の2」のタンコボン限定版に同梱されたOVA。スタッフとキャストは、テレビアニメ「今日の5の2」と同じメンバーで構成されている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
人気ラブコメ漫画「今日の5の2」のコミックス限定版に同梱されたOVA作品。小学5年2組の子どもたちが繰り広げる、ちょっとドキドキな日常の一コマを描く。テレビアニメ版と同じスタッフ・キャスト陣が集結し、原作の雰囲気をそのままに笑いとほのかな恋愛感情が交差するエピソードを映像化。子どもたちの無邪気さとちょっぴり背伸びした感情が、コミカルに、そして愛らしく描かれている。
みどころ・魅力
① テレビ版と同一スタッフが作り上げる安定のクオリティ
テレビアニメ「今日の5の2」と同じスタッフ・キャスト陣による制作のため、作風やキャラクターの演技に一切のブレがない。テレビ版を楽しんだファンなら、違和感なくそのままの世界観で楽しめる仕上がりとなっている。
② ほのぼのとした笑いとドキドキが同居するコメディテイスト
小学生ならではの純粋な感情と、思わずドキッとするような場面が絶妙なバランスで盛り込まれている。過度な演出に頼らず、日常のなかにあるちょっとした「ドキドキ」を丁寧に描くのがこのシリーズの持ち味だ。
③ コミックス限定版という希少な経緯を持つ作品
もともとコミックスの限定版付属という特別な形でリリースされた作品であり、ファンにとっては特別感のある一作。その後配信でも視聴できるようになったことで、より多くの人がこのOVAの魅力に触れられるようになった。
キャスト・声優一覧


















スタッフ
| キャラクターデザイン | 近岡直 |
|---|---|
| 音響監督 | 亀山俊樹 |
| OP | Friends: Yuu Kobayashi, Asami Shimoda, MAKO, Satomi Akesaka, Youko Honda, Kana Asumi「キタカゼ」 |
| ED | Friends: Yuu Kobayashi, Asami Shimoda, MAKO, Satomi Akesaka, Youko Honda, Kana Asumi「Daibakuhatsu NO.1 「大爆発 NO.1」」 |
| ED | Friends: Yuu Kobayashi, Asami Shimoda, MAKO, Satomi Akesaka, Youko Honda, Kana Asumi「Yuuyake Iro 「ユウヤケイロ」」 |
| ED | Friends: Yuu Kobayashi, Asami Shimoda, MAKO, Satomi Akesaka, Youko Honda, Kana Asumi「Negai 「願い」」 |
| ED | Friends: Yuu Kobayashi, Asami Shimoda, MAKO, Satomi Akesaka, Youko Honda, Kana Asumi「secret base ~Kimi ga Kureta Mono~ 「secret base ~君がくれたもの~」」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルに「宝箱」とついていたので、正直最初は「何が入っているんだこれ」という状態で見始めた。TVシリーズの「今日の5の2」はひと通り見ていたし、あのクラスの子たちがまだ動いているなら見る理由としては十分だった。タンコボン限定版同梱という出自からしてコアファン向けの補完OVAなので、TVシリーズとスタッフ・キャストは同じメンバーで作られている。新規参入というより「続き」を求める人間のための30分弱。
2回目に見たとき、タイトルの意味がちょっと変わった。「宝箱」に何かが入っているのではなく、宝箱そのものについての話だったんだという気がしてきて、それからはTVシリーズとセットで見るたびに感触が微妙にずれていく。dアニメストアで配信されているので今は気軽に見られるのがありがたい。
小学5年生が「宝箱」に入れているのは、名前のつく手前の感情だった
「今日の5の2」というシリーズがずっとやってきたことは、子どもの感情の「言語化できない手前の状態」を映すことだった。好きとか恥ずかしいとか、そういう言葉になる一歩前の、もやっとしたやつ。OVA「宝箱」はそのテーマをタイトルに直接乗せてきている作品で、見終わると「あ、宝箱っていう比喩はそっちだったのか」という着地をする。
小学5年生というのは、もう「幼稚ではない」という自意識はあるくせに「恋愛」と言い切る語彙をまだ持っていない。佐藤リョータ(小林ゆう)は典型的な「感情より先に体が動くタイプ」で、自分がなぜそうしたのかを問われると答えに詰まる。平川ナツミ(阿澄佳奈)はその逆で、感情は先行しているが行動が追いつかない。TVシリーズを通じてずっと続いていたこの非対称な関係性が、OVAでも同じ温度で続いている。
このOVAが単なるファンサービスで終わっていない理由は、「宝箱」というタイトルに対してちゃんと作品側が答えを出しているからだと思う。何かを手に入れる話ではなく、今持っているものをどこにしまっておくかの話——と読むと、河合ツバサ(高垣彩陽)と浅野ユウキ(明坂聡美)のやり取りにも、ただのサイドキャラ以上の機能が見えてくる。彼女たちは第三者の視点から「そのやり取りを見ている」役割を担っていて、TVシリーズを全部見た上で見ると、その視線の意味がより重く感じられる。
子どもが「大切なもの」を言語化できずに抱えている状態を、コメディのフォーマットで描きながらちゃんと「それは宝箱に入れておけばいい」と言っているような作品だった。
特に刺さったシーン
小林ゆうのリョータは、台詞の間の使い方が巧くて、「何も考えていないように見えて実は何かを感じている」というニュアンスを声の質感だけで乗せてくる。2回目に見ると、序盤のなんでもない会話の中にそのドキッとした瞬間がちゃんと埋め込まれていて、1回目で素通りしていたのが悔しくなる。
阿澄佳奈のナツミは感情が声に乗るのが早くて、恥ずかしさの種類が細かい。「照れている恥ずかしさ」と「怒っている恥ずかしさ」と「好きだから恥ずかしい」が音として分かれていて、TVシリーズを見続けていると区別がわかるようになってくる。終盤のあるやり取りで、ナツミの声が一瞬だけ柔らかくなる箇所があって、ここで思わず巻き戻した。
高垣彩陽と明坂聡美のふたりは、ある意味でこのOVAの「空気の調整弁」として機能していて、クラスのざわざわした場面でこの4人が自然に収まっている構図がある。その距離感が「この作品の全部だな」と思わせる一枚絵として刺さった。
読んで見たくなったら——『今日の5の2 宝箱』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズ「今日の5の2」を全話見ていて、もう少しあの空気を吸っていたい人
- 小林ゆう・阿澄佳奈・高垣彩陽・明坂聡美の4人をこのキャラで見たい人
- 子どもの「言語化できない手前の感情」を丁寧に拾った作品が肌に合う人
- タンコボン特典OVAの「コアファン向けに誠実に作られている」感が好きな人
合わない人
- TVシリーズ未見で単体から入ろうとしている人(キャラ関係の前提がないとほぼ機能しない)
- 小学生が主人公のラブコメというジャンル自体が合わない人
- 単体で大きな起伏やカタルシスを求めている人(このOVAは全体に静かに進む)
次に見るなら
「小学生の日常とじんわりした感情」の路線なら苺ましまろが近い。こちらは恋愛よりも日常の質感に振り切っているが、子どもたちの「何でもないやり取りの中に滲む感情」を拾う精度という意味では同じ系譜にある。ぼーっと見ていられる。
もう少しコメディの振れ幅が大きくて、似たような小学生ラブコメの温度を求めるならみつどもえもある。「今日の5の2」よりカオスで体力を使うが、同じ「小学生がわちゃわちゃしている中に芽生えかけの感情がある」という構造は共通している。
このOVAを先に見てしまった人は、まず今日の5の2(TVシリーズ)に戻るのが正解。12話のTVシリーズを経由した上でOVAに来ると、「宝箱」というタイトルの重さがまるで変わる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「今日の5の2 宝箱」は、dアニメストアで視聴できます。コミックス限定版付属という希少な経緯を持つ作品ですが、配信サービスを通じて気軽に楽しめます。テレビアニメ版のファンはもちろん、シリーズ未見の方もこのOVAから作品の雰囲気を掴んでみてください。