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ろんぐらいだぁす!
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Actas |
大学1年生の倉田亜美は、ある日折りたたみ自転車に一目惚れして、貯金をすべて使って購入する。そこから自転車の世界へのめり込み、ロードバイクと長距離走行の魅力に目覚める。やがて彼女は同じ大学の女子学生4人とともに、サイクリングチーム「フォルトゥーナ」を結成し、自転車競技の道へ進んでいく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
大学1年生の倉田亜美は、ある日ショップで折りたたみ自転車に一目惚れし、衝動的に貯金をすべてはたいて購入する。自転車の魅力にどんどんのめり込んでいく亜美は、やがてロードバイクと長距離走行の世界へ足を踏み入れる。同じ大学に通う個性豊かな女子学生たちとサイクリングチーム「フォルトゥーナ」を結成し、仲間と共に走る喜びや達成感を積み重ねながら成長していく青春スポーツ作品。みどころ・魅力
① 初心者目線で描かれるロードバイク入門の楽しさ
自転車の「じ」の字も知らなかった亜美が、装備選びや体力づくりを一から経験していく過程がリアルに描かれている。視聴者も亜美と同じ目線でロードバイクの世界に入門できるため、知識ゼロでも置いていかれず、自然と「自分も走ってみたい」という気持ちになれる導入設計が秀逸。② 実在するサイクリングコースと丁寧な風景描写
江ノ島、箱根、富士山麓など実在するルートをモデルにしたコースが数多く登場し、美しい背景美術と相まって走行シーンに臨場感がある。サイクリストの間でも聖地巡礼が話題になるほどロケ地の再現度が高く、実際に走りたくなる「旅」の感覚も楽しめる。③ キャラクターの個性が際立つチームの掛け合い
アシスト役・脚質の違いなど、メンバーそれぞれの個性と役割が明確で、チームとして走る楽しさが伝わってくる。日常系の空気感を保ちながら、レース前後の緊張感やゴール後の達成感もしっかり描かれており、スポーツアニメとしての感情的な起伏も十分に楽しめる。キャスト・声優一覧
















スタッフ
| 監督 | 吉原達矢 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高橋ナツコ |
| キャラクターデザイン | 普津澤時ヱ門 |
| 音楽 | 堤博明 |
| 美術監督 | 小幡和寛 |
| 音響監督 | 森下広人 |
| OP | レイ「♡㎞/h」 |
| ED | 倉田あみ「ハッピーアイスクリーム!」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ゆるキャン△の自転車版、くらいのつもりで見始めた。2016年のアニメで、当時リアルタイムでは見逃していて後追い視聴になった。1話で倉田亜美が折りたたみ自転車に一目惚れして、貯金ぜんぶはたいて買うシーンがある。あの勢いにちょっと笑った。東山奈央の声が、この「衝動で動く人間」をそのまま体現していて、キャラクターとしてのリアリティがすごく出ていた。
2回目に見たとき気づいたのは、序盤のあの衝動買いが後半の展開を全部支えているということ。「なぜ自転車に乗るのか」という問いへの答えが、あの1話の無茶な購入に全部入っていた。ゆるキャン△的な空気感を期待して見始めると、もう少しちゃんとスポーツしてる、と思うかもしれない。でもそれが悪いわけじゃない。
衝動買いから始まった趣味が、本物の熱中に変わるまでの話
この作品を単なるサイクリングの日常系アニメとして見ると、少しズレる。確かに主人公の亜美は自転車に乗る。仲間と一緒に走る。ロードバイクの機材トークもある。でもこの作品が本当に描いているのは、「衝動から始まったものが、いつの間にか本物になっていく過程」だと思う。
亜美の最初の動機は、深く考えた末の判断じゃない。ただ見た瞬間に「かわいい」と思って、貯金をはたいた。そういう始まり方をした趣味が、仲間との関係や、長距離を走った後の達成感や、機材の知識が増える喜びを経由して、本物の情熱に育っていく。この「育っていく」過程を、説明的にならずに描いているのがこの作品のいいところだ。
チーム「フォルトゥーナ」の仲間たちも、それぞれ違うモチベーションで自転車に乗っている。高宮紗希は経験者としてのリード役で、日笠陽子の落ち着いた声が、キャラクターの「すでにその世界の住人」感を出している。声優と夜あそびのMCとしても知られているが、こういう役のときの密度の高さは別格だ。西条雛子(大久保瑠美)はどこかふわっとした感じで、新垣葵(五十嵐裕美)は少しお姉さん的な立ち位置。キャストの声の距離感が、チームの関係性とちょうど合っている。五十嵐裕美もまた声優と夜あそびのMCで、2人のMCが主要キャストに並んでいる座組みは後から知って面白かった。
スポーツものに見えるけど、競技の勝ち負けはほぼない。あるのは「走れた」「完走した」「前より遠くまで行けた」という個人的な達成感だけ。そこにドラマがあるんだから、もともとスポーツ系が苦手な人でも入りやすい構造になっている。趣味というのは最終的に「自分が楽しいかどうか」だけで完結するんだという、当たり前だけど忘れがちなことを思い出させてくれる。
特に刺さったシーン
序盤の亜美が初めての長距離ライドを終えたシーン。足が動かなくて、しゃべるのも億劫で、でもなぜか笑っているあの感じ。東山奈央がこういう「疲弊しているけど充実している」状態の声を出すのがうまくて、言葉よりも先に体の状態が伝わってくる。ここで「あ、この子は本当に好きになったんだな」と思った。感情の説明をセリフでやらずに、息と声のトーンだけで処理している。
もう一か所は、日笠陽子演じる高宮紗希が、亜美に初めて本格的なアドバイスをするシーン。口調が優しいんだけど、情報量が多い。「この人はずっとこういうことを考えながら走ってたんだな」という背景が声だけで伝わってくるのは、日笠陽子の経験量の出し方だと思う。332本という出演数は伊達じゃなくて、台詞の裏に積み上げてきたものが見える。
読んで見たくなったら——『ろんぐらいだぁす!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ゆるキャン△のような「アウトドア趣味×女子×ゆったり日常」が好きな人
- 自転車・サイクリングに興味があるか、実際に乗っている人
- 東山奈央・日笠陽子のファンで、主要な出演作を押さえたい人
- スポーツの勝負より「好きになっていく過程」を見たい人
- 機材・ギアの話題が出てくる趣味アニメが好きな人
合わない人
- 競技・試合・ライバルとの対決が見たい人(そういう要素はほぼない)
- テンポの速いスポーツ作画・迫力ある演出を期待している人
- 2016年放送当時に制作スケジュールの影響を受けた作画が気になる人
- キャラクター数に対してドラマの密度を求める人
次に見るなら
ゆるキャン△が一番近い。キャンプという趣味を通じた女子高生の日常で、「趣味の解像度が高い日常系」という構造がほぼ同じ。作画・演出の完成度はゆるキャン△のほうが高いが、ろんぐらいだぁす!を先に見てからゆるキャン△に行くと、両方の作り方の違いが面白く見える。
ばくおん!!はバイクを題材にした女子高生の日常系で、機材トーク・趣味への入り方・ゆるいチームものという点でろんぐらいだぁす!に近い空気を持っている。こちらはギャグ要素が強めでテンションが少し高いが、「乗り物好きな女の子たちの話」として同系統として楽しめる。
はるかなレシーブはビーチバレーを題材にした2018年の作品で、スポーツ系日常ものとして近いジャンルに収まる。ろんぐらいだぁす!より競技の比重は高いが、キャラクター同士の関係性を中心に見るタイプの作品なので、自転車から別の競技へ移るステップとして自然につながる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ろんぐらいだぁす!』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴できます。いずれも月額サブスクのサービスですので、他の作品と合わせて気軽に楽しめます。ロードバイクに興味を持ったきっかけとして視聴する方にも、まず一話から試してみることをおすすめします。
