※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

魔女見習いをさがして
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
27歳の東京会社員・吉月美礼、22歳の大学4年生・永瀬空、20歳のボーイッシュな河谷麗香。まったく異なる人生を歩む3人の女性を結びつけるのは、魔法の宝石だった。謎めいた力に導かれ、彼女たちは「新しい魔法の物語」へと踏み出す。
作品概要・あらすじ
あらすじ
東京で働く27歳の会社員・吉月美礼、大学4年生の22歳・永瀬空、ボーイッシュな20歳・河谷麗香——まったく異なる境遇の3人の女性が、「おジャ魔女どれみ」ゆかりの場所で偶然めぐり合う。彼女たちを結びつけるのは、謎めいた力を宿した魔法の宝石。それぞれの悩みや夢を抱えながら、3人は共鳴しあい、かつて幼い日に宿した魔法少女への憧れを追いかけるように、新たな物語へと踏み出していく。
みどころ・魅力
① 「どれみ」を知る大人たちへ贈るオマージュと感動
本作はシリーズ20周年記念作品として制作され、往年のファンが懐かしさと感動を重ねられる演出が随所に散りばめられている。聖地巡礼的な舞台設定や劇中に息づく細部のこだわりが、かつての魔法少女たちと一緒に育った世代の胸を打つ。
② それぞれの「今」と向き合う3人の女性たちのリアル
就職・進路・人間関係といった等身大の悩みを抱える3人の描写は、現代を生きる女性の共感を呼ぶ。ファンタジー要素を持ちながらも、大人になってからの「夢」や「選択」を誠実に描いた人間ドラマとしての側面が本作最大の強みとなっている。
③ 劇場版ならではの丁寧な作画と情感あふれる音楽
東映アニメーションによる丁寧な作画は、花やかな魔法世界の描写から日常の繊細な表情まで、高いクオリティで一貫している。劇伴・主題歌ともに感情に寄り添う楽曲が揃い、スクリーンで体験することを意識した映像と音響の完成度を誇る。
キャスト・声優一覧


















スタッフ
| 監督 | 鎌谷悠、佐藤順一 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 馬越嘉彦 |
| ED | 瀬川おんぷ「Owaranai Monogatari (Majo Minarai wo Sagashite Version) (終わらない物語(魔女見習いをさがして Version)」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
おジャ魔女どれみの20周年記念作だと知ったうえで劇場に行った。平日の夕方、客席は同世代の女性がほとんどで、どれみをリアルタイムで見ていた層が、20年後の自分たちの話を見に来ているという構図だけで、開始前から少し落ち着かなくなっていた。
最初の印象は「これは今の自分たちのための映画だ」。27歳の美礼、22歳の空、20歳の麗香——年齢が違うのは、どの位置の視聴者にも届くように設計されているからだと思う。子供向けアニメだったはずのどれみが、大人のための映画になって帰ってきた。2回目に見たとき、序盤のすれ違いシーンの細部がまるで違って見えて、それだけで入場料の元を取った気分になった。
子供のころに好きだったものを、大人になってから恥ずかしいと思った人への映画
表面上は魔法の宝石に導かれた3人の出会いの話だが、本質はそこじゃない。27歳の美礼は仕事に疲れて夢を見失い、22歳の空は就活に失敗して宙ぶらりんで、20歳の麗香はボーイッシュな外見の内側に傷を抱えている。三者三様の「詰まり方」を持つ大人が、どれみの世界——子供のころに「魔法使いになりたい」と信じた感覚——に触れて、何かを取り戻す。
面白いのは、その「取り戻す」過程を映画が安易に描かないことだ。魔法で問題が解決するわけじゃない。仕事がうまくいくわけでも、就職が決まるわけでもない。変わるのは「気持ちの向き」だけ。でもこの映画は、それだけで十分だと言い切っている。
おジャ魔女どれみを見ていた世代が大人になって、いつの間にか「現実的」になって、子供のころに好きだったものを「どうせ現実は違う」と言い訳しながら遠ざけてきた——その感覚が、この映画には丁寧に書かれている。「ドリーマーのための映画」と言うと少し違う。むしろ「かつてドリーマーだったが今は違う、でも完全に諦めてもいない」人に向けた映画だと思う。そのグラデーションの中間地点を描いたことが、この作品の一番の強みだ。
逆に言えば、おじゃまじょ世代でない人にとってはその感情の入口が弱い。魔法少女ものとして単品で見ると、ドラマの密度が薄く感じるかもしれない。刺さるかどうかは、自分がどれだけ「あの頃の自分」を引きずっているかに依存する映画だ。
特に刺さったシーン
松岡由貴が演じる妹尾あいこが登場するシーンは、あいこを知っている人間にとって別格の重みがある。あの声でそのセリフを言われると、20年分の歳月が圧縮されて届いてくる感覚がある。松岡さんの演技は「大人になったあいこ」として完全に成立していて、過去作ファンをわかりやすく泣かせにいく場面は一切ないのに、でも確かにあいこだとわかる。そのバランスがうまかった。
もう一つ、終盤に3人が選択を迫られる場面。大仰な音楽もなく、特別なセリフもない。それぞれが静かに決めるだけなのに、劇場のスクリーンサイズで見ていると表情の微細な変化が全部届いてくる。配信で見るのとは情報量が違うと思う場面だった。映画館で見ておいてよかった、と素直に思えた数少ないシーンの一つ。
読んで見たくなったら——『魔女見習いをさがして』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- おジャ魔女どれみをリアルタイムで見ていた、今20代後半〜30代の世代
- 夢と現実の間で折り合いをつけている途中にいる人
- 「大人になること」の痛みを、静かに描いた作品が好きな人
- 劇場の音響とスクリーンサイズでアニメを見ることに意義を感じる人
合わない人
- どれみを全く知らない状態で見ると、感情の入口が薄い可能性がある
- 起伏のあるドラマや明確なカタルシスを求めている人には物足りない
- 魔法少女ものとしてのアクションや派手な演出を期待している人
次に見るなら
大人が子供のころの感情と向き合う静かな映画が好きなら、若おかみは小学生!(2018)がある。子供主人公の作品に見えて、「役割を引き受けて生きること」の話として大人にも刺さる。劇場版アニメとしての完成度が高く、後から評価が上がったタイプの一本。
声優の演技と音楽が空気感を作っている映画として、リズと青い鳥(2018)も近い。派手な展開はほぼなく、2人の少女の関係性だけで90分を持たせる。「何も起きないのに何かが起きている」という映画で、魔女見習いをさがしてが好きなら感触が合うと思う。
おじゃまじょ世代への郷愁という意味では、サマーウォーズ(2009)の「かつて好きだったものが戻ってくる感覚」に近い部分がある。設定は全然違うが、「大切なものを思い出す映画」として並べて語られることが多い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『魔女見習いをさがして』は、U-NEXT・DMM TV・Huluの3サービスで視聴できます。いずれも月額サブスクリプションで見放題対象となっていますので、すでに加入中のサービスからすぐに鑑賞できます。シリーズファンも初見の方も、ぜひお手軽に楽しんでみてください。
