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えむえむっ! えすえすっ!
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 9話 |
| 原作 | ライトノベル |
MM!のテレビアニメ版は、全6巻のBlu-ray Disc/DVDに、それぞれ1~2本の新作で「かなり過激な」アニメショートストーリーが収録される。
作品概要・あらすじ
あらすじ
テレビアニメ『えむえむっ!』のBlu-ray Disc/DVD全6巻に、各1〜2本ずつ収録されたOVAシリーズ。本編では描ききれなかった「かなり過激な」エピソードを新作アニメショートストーリーとして展開。Mっ気全開の主人公・太郎と、彼を取り巻く個性的なヒロインたちが繰り広げるドタバタ劇が、さらにヒートアップした形で楽しめる。本編ファン向けの特典映像として制作された、サービス満点の番外編集。
みどころ・魅力
① 本編より”過激”なサービスシーンの数々
テレビ放送版では規制されていた表現をBlu-ray/DVD特典としてノーカットで収録。「かなり過激」と公式が表現するほどの内容で、本編のコメディ路線はそのままに、ファンサービス色がぐっと強まっている。本編を楽しんだ視聴者にとっては、また違った角度でキャラクターを楽しめる一作。
② お気に入りキャラをより深く堪能できる短編集
全6巻に分散して収録されているため、視聴のたびに新しいエピソードが追加される構成。太郎、ミウ、ノア、ソフィアといった人気キャラクターがそれぞれ主役を張る回もあり、本編では掘り下げが足りなかったキャラの別の一面を楽しめる。各話が短編形式なので気軽に視聴しやすい点も魅力。
③ 2010年代エロコメの”空気感”を凝縮した時代物
2010年放送当時のラノベ原作エロコメブームを象徴する一作として、当時の画風・テンポ・ノリを色濃く残している。純粋に作品を楽しむほか、「あの頃のアニメ」として懐かしむ楽しみ方もできる。同時期の類似作品と並べて見ることで、2010年代前半のジャンルの流れを感じられる。
キャスト・声優一覧
















スタッフ
| 原案キャラデザ | キューピーフラッパー |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 堀たえ子 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——本編を完走した人間だけが開ける扉
TVシリーズを見終えたあと、「BD特典に短編が入ってる」と知ってからしばらく放置していた。ディスクを追いかけるのが面倒だったのと、正直なところ「ショート版でやること残ってる?」という疑念があったから。でも2回目の本編通し視聴のあと、テンションのまま流してみたら、これが思ったよりちゃんとしていた。「かなり過激」という売り文句は伊達ではなく、本編でぎりぎり踏みとどまっていたラインを特典短編という名の非常口から全力で越えていく構造になっている。最初は「おまけだから」と半分上の空で見ていたが、砂戸太郎を演じる福山潤の演技が妙に本気で、そこで引き込まれた。あのテンションをおまけでやる必要ある? と思いつつ、だからこそ面白いというのもある。
Mっ気を「人格」として扱うと、コメディは途端に奇妙な深みを持つ
えむえむっ!という作品を最初に「Mのギャグアニメ」として処理してしまうと、この特典短編群の本質を見落とす。本編のTV版もそうだったが、砂戸太郎というキャラクターは「マゾであること」を笑いのタネにしているのではなく、マゾであることが彼のコミュニケーション様式そのものとして設計されている。つまり、彼は変な性癖を持ったギャグキャラというより、「痛みで愛情を確認する」という歪んだ回路を持つ人間として描かれているわけで、これを特典短編という短尺でどこまで突き詰めるか——というのが、えすえすっ!の面白さの核心だと思っている。
短編フォーマットだからこそ、設定の説明を端折って「状況の異常さ」だけを切り出せる。本編ではどうしても嵐子との関係性や太郎の成長といった文脈が絡むが、おまけ短編は脈絡ごと投げ捨てて「この人たちは今こういうことをしています」という状況提示だけで成立する。それがかえって、太郎と嵐子と美緒の三角関係というか三者三様の奇妙な共依存を際立たせる効果になっていた。「過激」というキャッチコピーは内容の刺激度を指しているのだが、見方によっては、過激なのはむしろキャラクターたちの人格的な一貫性の方だ。どんな状況に放り込まれても太郎は太郎で、嵐子は嵐子で、美緒は美緒。その頑固さが、ギャグとして機能している。
2回目に見直したとき気づいたのは、早見沙織の嵐子の「怒っているが楽しんでいる」という微妙な声色の設計が、短編でより鮮明になっているということ。本編だと展開の流れの中に埋もれるが、短編は状況が突発的に始まるので、最初の一声で感情の温度を全部乗せないといけない。そこで早見沙織がどう入ってくるかを追いながら見ると、全然違う楽しみ方になる。
特に刺さったシーン
竹達彩奈演じる石動美緒が登場する場面全般が個人的な見どころになっていた。本編でも「裏の顔があるキャラ」として描かれていた美緒だが、短編では文脈のなさゆえに裏表の切り替えが唐突かつ清々しく、竹達彩奈の声の落差がそのまま笑いになっている。ふわっとした表の声から一瞬で本音に切り替わる瞬間、「あ、ここだ」と毎回同じタイミングで反応してしまう。阿澄佳奈演じる静香の、空気を読まない明るさも短編向きで、無関係なところで元気なのがなぜかツボにはまる。大原さやかの砂戸智子は本編でも存在感があったが、短編での登場シーンは短いぶん強度が増していて、笑いというより「怖い」という印象が強く残る。あの間合いは大原さやかでないと出せない。
読んで見たくなったら——『えむえむっ! えすえすっ!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズを最低1周した人(前提条件として)
- キャラクターの設定を「状況」として楽しめる人
- 声優の演技の細部を拾いながら見るタイプ
- 短編ギャグの密度の高さに向いている人
- 本編でやや物足りなかったと感じていた人
合わない人
- 本編未視聴(キャラ関係が前提なので説明が一切ない)
- 「過激」な描写がそもそも合わない人
- ストーリーの進展や感情的な解決を求めている人(そういう設計ではない)
- ショートコント形式に乗り切れない人
次に見るなら
変態王子と笑わない猫。が好きなら構造として近い。「属性の強いキャラクターがコメディ状況に放り込まれる」という設計で、嵐子に近い「ツッコミ担当だが内心複雑」なヒロインが好きな人は相性がいい。えむえむっ!の文脈で笑えた人にとっては安心して見られる。
ヒロインの攻防が好きなら僕は友達が少ないも候補になる。キャラクターの掛け合いが主軸で、過激な描写よりもセリフのテンポで見せるタイプ。えむえむっ!よりおとなしいが、ギャグのリズム感は近い。
特典短編というフォーマット自体が好きになったならこれはゾンビですか?シリーズの特典も面白い。本編のキャラクターを短尺の異常な状況に放り込む構造が似ていて、こちらもコアファン向けの仕上がりになっている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『えむえむっ! えすえすっ!』は、dアニメストアで視聴できます。本編『えむえむっ!』のファン向けに制作されたOVA特典集で、本編以上に弾けたサービスシーンが楽しめる作品です。本編を見終えた後の「もっと見たい」というニーズにしっかり応えてくれる一作ですので、ぜひあわせてチェックしてみてください。