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モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | LIDENFILMS |
モンストの映画にはルシファーという名前のキャラクターが登場します。
作品概要・あらすじ
あらすじ
大ヒットスマートフォンゲーム「モンスターストライク」初の劇場版アニメ。孤独を抱えた少年・ルシファーが、仲間たちとの出会いや激しい戦いを通じて「はじまりの場所」へと向かう旅を描く。仲間と共に戦う「マルチプレイ」というゲームの根幹テーマが、友情と絆の物語として昇華された作品。ゲームファンのみならず、王道バトルファンタジーとして楽しめる内容となっている。
みどころ・魅力
① ゲームの世界観を忠実に再現した迫力のバトルシーン
原作ゲームで人気を誇るモンスターたちが、劇場版クオリティの映像でスクリーンに登場。スマホゲームのドット絵やカード絵で親しんだキャラクターが、ダイナミックなアクションで躍動する様子はファン必見の見ごたえとなっている。
② 「孤独と絆」を軸に描かれる等身大のドラマ
主人公ルシファーが抱える孤独感と、仲間との出会いを通じた変化が丁寧に描かれる。ゲームの「一緒に遊ぶ楽しさ」というコンセプトが物語の核心に据えられており、単なるゲーム宣伝映画を超えた感情的な深みがある。
③ 劇場版ならではの音響・映像体験
ゲームBGMをもとにしたサウンドデザインと、大画面に最適化された映像演出が融合。ゲームプレイ時には味わえないスケール感で物語が展開され、シリーズファンにとって特別な体験を提供する一作となっている。
スタッフ
| ED | ナオト・インティライミ「夢のありか」 |
|---|
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——モンストはやってたけど、映画は別の話だと思っていた
モンストは一時期かなり本気でやっていた。マルチに引っ張りまわされ、ルシファーを引こうとして引けなかったあの頃の記憶が妙にリアルだ。でも映画は追っていなかった。「ゲームのキャラがそのまま出てきてバトルするやつでしょ」という先入観があって、劇場まで行く気にならなかった。それが今になってTSUTAYAのディスカスで借りることになるとは思っていなかった。
配信がどこにもない。Netflixにも、U-NEXTにも、プライムにも。2016年の劇場版がこれだけ徹底して配信に乗っていないのは、それはそれで事情があるのだろうと思いながら、DVDをポストに投函して待った。届いたのを再生してみたら、想像していたよりずっとちゃんとした「映画」だった。ゲームのファンサービスとして割り切られた粗さもあるけれど、芯になるものがある。ルシファーというキャラクターが、ゲームの中とは少し違う文脈で機能していて、そこが引っかかった。
「帰る場所」を持てなかったやつが、それでも何かを守ろうとする話
モンスターストライク THE MOVIE が描こうとしているのは、ゲームのキャラクターたちの活躍というより、もっと素朴で普遍的なものだ。「はじまりの場所へ」というサブタイトルが示す通り、この映画の中心にあるのは「帰還」の主題——ただし、単純に「家に帰る」という話ではない。
ルシファーというキャラクターは、ゲームのプレイヤーにとって長く「強敵」として記憶されている存在だ。その彼が映画の文脈に置かれたとき、何が変わるかといえば、「なぜそこにいるのか」という動機が問われるようになる。ゲームの中のルシファーは能力値と属性で語られるが、映画の中のルシファーは過去と孤独で語られる。これはゲーム原作の映像化としてわかりやすい拡張だが、うまく機能しているのは、その孤独が「帰る場所を失った存在」として描かれているからだと思う。
ゲームを遊んでいた人間が長くモンストと付き合っていると、チームで攻略する喜びと同時に、「一人では何もできない」という感覚が積み重なっていく。マルチ前提のゲームデザインの中で、プレイヤーは常に「つながり」を必要とする存在として設計されている。映画はその構造を物語に持ち込んでいる。「はじまりの場所」とは地名であり、同時に「誰かとつながっていた記憶」のことでもある。ルシファーのような、そこから切り離された存在と、主人公たちのぶつかりは、単純な善悪対立ではなく「持っているものと持っていないものの摩擦」として読める。
こういう読み方が作り手の意図と一致しているかどうかはわからない。でもゲームのファンムービーとして消費するより、この角度で見たほうが確実に後味が違う。2016年の劇場版としては、そこそこ真剣に何かを言おうとしている作品だと思う。
特に刺さったシーン
終盤、ルシファーが主人公たちと正面から向き合うシーンの声の使い方が印象に残っている。感情を抑えた低いトーンで、ただそこにいる、という芝居をしているところ。怒鳴ったり激情をぶつけたりするわけではなく、静かに「お前たちには理解できない」と言い放つ感じ。ゲームの中では能力の権化として認識していたキャラクターが、映画の中では何かを諦めた人間に見える瞬間があって、そこが一番面白かった。
序盤の、主人公たちが「なぜ戦うのか」を改めて確認するような場面も悪くない。ゲームをある程度やり込んでいた人間なら、キャラクターの関係性がほぼ説明なく前提にされていることに気づく。映画としての導線より、既知の文脈に乗っかる作り方をしていて、そこは好みが分かれるだろうけど、知っている側としては「ああ、あいつらか」と素直に入れる。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2016年前後にモンストをがっつりやっていた、あの頃に思い入れがある人
- ゲーム原作の劇場版に対して「お祭り感で十分」と割り切れる人
- ルシファーというキャラクターに思い入れがある人(ゲームで苦労して倒した記憶がある人ほど)
- 60〜70分程度で完結するコンパクトな劇場版が好みの人
合わない人
- モンストを一度もプレイしたことがなく、キャラクターへの前提知識がゼロの人
- 配信で気軽に見たい人(現状、TSUTAYA DISCASかAmazonのDVD購入しか選択肢がない)
- ゲーム原作映画に対して「独立した映画として成立しているか」を求める人
- ストーリーの説明責任をきちんと果たしてほしい、という人
次に見るなら
ゲーム原作で、ファン向けのお祭り感と独自の映画的試みが共存している作品として、劇場版 パズル&ドラゴンズが近い位置にある。同じくスマホゲーム原作の劇場版で、ゲームのファンに向けたサービスと、映画としての見せ場を両立しようとした作りになっている。モンスト映画と見比べると、「ゲーム原作はどこまで映画になれるか」という問いへの各社の答えが見えてくる。
「帰る場所を持てなかった強敵と、それでも前に進む主人公たち」という構図に乗れたなら、劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONSも合うと思う。こちらはゲームではなくカードゲーム原作だが、長年のファンに向けた「あの頃の続き」としての文脈の使い方が巧みで、孤独なキャラクターの描き方に共通するものがある。ファン向けのお祭りを超えようとしている緊張感がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では、本作は定額制の動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を希望される場合は、DVDやBlu-rayなどのパッケージ版をご利用ください。モンスターストライクのゲームファンはもちろん、王道バトルファンタジーとして幅広い方に楽しんでいただける作品です。
