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蟲師 続章
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 10話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Artland |
太古から存在する謎の生命体「蟲」。植物とも動物とも異なる奇妙な存在である。古代人は彼らを敬い、「蟲」と呼んだ。やがて人々の生活に不可解な影響を与え始めると、人々は再び「蟲」の存在を信じるようになった。「蟲」の世界と人間の世界を結ぶ者がいる。
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配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
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| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
太古から存在する謎の生命体「蟲」。植物とも動物とも異なるその存在は、人知を超えた形で人々の暮らしに干渉し、時に不思議な現象を引き起こす。蟲の知識を持ち、その影響を調停する「蟲師」のギンコは、今日もひとり山野を旅しながら、蟲と人とのあいだに生じる問題に向き合う。前作から続く独立したエピソード形式で、人と自然のはざまに潜む哀しさや美しさを静かに描く。みどころ・魅力
① 一話完結の”余韻”が積み重なる物語構成
各エピソードは独立しており、続きものを知らなくても楽しめる。しかし観れば観るほど「蟲」という存在の多様さと、そこに映る人間の業や優しさが沁みてくる。完結した物語がそれぞれ深い余韻を残すのが本作最大の魅力だ。② 日本の原風景を思わせる圧倒的な美術と音楽
山間の霧、川のせせらぎ、夜の静寂——手書きの温もりを残した美術と、音楽家・増田俊郎による繊細なサウンドトラックが融合し、スクリーンから自然の空気が漂ってくるような没入感を生む。③ 勧善懲悪に頼らない、静かで深いテーマ性
「蟲」は悪でも善でもなく、ただ在るもの。ギンコは裁かず、ただ向き合う。現代のアニメが忘れがちな”解決しない問い”を丁寧に描くその姿勢が、大人の視聴者の心を静かに揺さぶる。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 長濱博史 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 長濱博史 |
| キャラクターデザイン | 馬越嘉彦 |
| 音楽 | 増田俊郎 |
| 美術監督 | 脇威志 |
| 音響監督 | たなかかずや |
| OP | Lucy Rose「Shiver」 |
| ED | Toshio Masuda「野末の宴」 |
| ED | Toshio Masuda「囀る貝」 |
| ED | Toshio Masuda「雪の下」 |
| ED | Toshio Masuda「夜を撫でる手」 |
| ED | Toshio Masuda「鏡が淵」 |
| ED | Toshio Masuda「花惑い」 |
| ED | Toshio Masuda「日照る雨」 |
| ED | Toshio Masuda「風巻立つ」 |
| ED | Toshio Masuda「潮わく谷」 |
| ED | Toshio Masuda「冬の底」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初に再生したのは、特に理由もない休日の午後だった。「静かなもの見たい」というだけの動機で、1期の続きだから「まあ続きも」と軽く入ったら、気づいたら3話連続で見ていた。
蟲師の怖いところは、1話完結なのに「次が気になる」という圧が全くない代わりに、「もう1話だけ」と手が動いてしまうことだ。続章はその傾向がより強くなった気がする。物語の起伏ではなく、空気の質で引っ張る作品。2回目に通して見たとき、初回に気がつかなかった細部が次々と出てきた。画面の隅の光の粒の動き方、特定の台詞の前の間の長さ。1回では全部受け取れない密度で作られている。
蟲師が描いているのは「自然との共存」ではなく、理解できないものと折り合いをつけて生きていくことの話だ
蟲師を「自然と人間の共存ファンタジー」として説明するのは、半分正しくて半分ずれている。確かに蟲は植物でも動物でもない生命体で、人間の生活に不可解な影響を与える。ギンコはその仲介者として各地を旅する。でも続章を見ていてずっと思っていたのは、蟲師が描いているのは「自然」ではなく、「理解できないものと一緒に生きていくしかない状況」だということだ。
蟲によって引き起こされる事象は、害でも益でもなく、ただそこにある。ギンコにできることは排除でも征服でもなく、その性質を見極めて被害を最小限にするか、あるいは受け入れるか、その判断を当事者に委ねることだ。続章ではこの「判断の委ねかた」が第1期よりも丁寧に描かれている。
ここで重要なのが、内山昂輝が演じる辰のような、蟲と深く関わってしまった人間キャラクターの存在だ。内山の声は「感情を持っているが抑えている」という質感が得意で、蟲に翻弄されながらも折れない人間の輪郭を声だけで作り上げる。うえだゆうじ演じる化野も、知識人としての冷静さと、それでも蟲への畏敬を同居させた演技で、作品の二重構造を体現している。
続章が第1期と違うのは、「どうにもならない」という結末をより多く選択しているところだと思う。蟲を退治して終わりではない。変わってしまった状況の中で、人間側が折り合いをつけていく。それが救いとして機能しているのが、この作品の誠実さだ。解決ではなく、受容。その積み重ねが続章の全体像になっている。
特に刺さったシーン
岸尾だいすけ演じるイサザが登場するエピソード、最初はただのサブキャラだと思って見ていたが、2回目でその声の使い方の細かさに気づいた。岸尾は芯の強い男を演じることが多いが、イサザには迷いと頑固さが同居していて、台詞の語尾の処理が毎回微妙に違う。感情の揺れを説明せず、音で滲ませるやり方。
石川由依演じる娘のシーンも印象に残っている。石川の声は透明感があるのに、どこか陰を帯びる瞬間がある。蟲師の世界観——美しいが不穏、静かだが不安定——と奇妙に合致していて、「声優の選定が作品の空気を作っている」と感じた数少ない作品のひとつだ。
終盤の、ある人物が蟲との境界を越えるかどうかという場面で、思わず再生を止めた。2回目だから結末はわかっている。それでも手が止まってしまうのは、物語の展開ではなく、その瞬間の演技と音楽と間の組み合わせが持つ引力のせいだ。音楽は長濱雅彦の繊細な音作りが続章でも健在で、台詞のない場面の緊張を音だけで維持する。
読んで見たくなったら——『蟲師 続章』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「次何が起きるか」よりも「今何が描かれているか」を見る人
- 民俗学・怪談・妖怪ものが好きで、でも説明過多なのは苦手という人
- 疲れているときに見たいアニメを探している人(1話完結なのでどこからでも入れるし、途中でやめやすい)
- 声優の演技の微細な差に気づく楽しみを持っている人
合わない人
- 物語に明確な起承転結と解決を求める人
- バトルや派手な展開がないと物足りない人
- キャラクターへの感情移入を主な鑑賞軸にしている人(ギンコ以外は基本1話限りのキャラ)
- 第1期未視聴のまま続章から入ると、世界観の前提が薄くて乗りにくい。先に1期から見ることを強く勧める
次に見るなら
夏目友人帳——妖怪・霊的存在との関わりを1話完結で描く構造が蟲師に近い。雰囲気はより温かく、感情移入しやすいキャラクター中心で作られているので、蟲師が合う人には大抵この作品も合う。静かな日常系として見るもよし、じっくり6期まで追うもよし。
平家物語——2021年の山田尚子監督作品。派手な展開はなく、滅びゆくものを静かに見届けるという構造が蟲師と重なる。1クールで完結していて見やすく、作画と音楽の密度が高い。蟲師で「どうにもならない美しさ」が好きになった人向け。
xxxHOLiC——「因果」と「縁」を軸にした1話完結の怪異もの。蟲師と比べると台詞量が多くキャラクターも立っているが、「人間には制御できない力との関わり」というテーマは重なる。CLAMPの原作を知らなくてもアニメ単体で楽しめる。
よくある質問
まとめ
『蟲師 続章』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中のため、主要なサブスクサービスから視聴できる環境が整っている。前作『蟲師』と合わせてイッキ見しやすい状況なので、初めて触れる方にも入りやすい。お気に入りのサービスからそのまま視聴できるか確認してみてほしい。






