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ONE PIECE ロマンス ドーン ストーリー
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Toei Animation |
麦わらの海賊団は「グランドライン」を求める途中、食料が尽きて困っていた。ルフィが食べ物を探していると、海賊ゲイリーの船を見つけて奪い取る。近くの町に上陸したルフィは、別の海賊団の一員と勘違いした少女シルクに襲われる。二人が食事をしながら身の上話をしていると、その頃ゲイリーが…
作品概要・あらすじ
あらすじ
麦わらの海賊団は「グランドライン」を目指す航海の途中、食料が底をつき空腹に苦しんでいました。食べ物を探していたルフィは、海賊ゲイリーの船を見つけてこれを奪い取り、近くの町へと上陸します。そこで別の海賊団の一味と勘違いされたルフィは、町を守ろうとする少女シルクに襲われてしまいます。やがて二人は食事をともにしながら互いの身の上を語り合いますが、その頃、町には奪われた船を取り返そうとするゲイリーの影が忍び寄っていました。原作者・尾田栄一郎の読み切り「ROMANCE DAWN」を下敷きにした、原点回帰の物語です。みどころ・魅力
① 「ONE PIECE」の原型に触れられる特別な一編
本作は連載開始前に描かれた読み切り版をベースにしており、ルフィや麦わら帽子の由来など、本編とは少し異なる“もう一つの始まり”を楽しめます。シリーズの世界観の根っこに触れたいファンには見逃せない内容です。② 少女シルクとの出会いが生むドラマ
町を守ろうとする少女シルクと、海賊でありながら町の危機に立ち向かうルフィ。立場の異なる二人が食事をともにしながら距離を縮めていく過程が、短編ながら丁寧に描かれ、温かな読後感を残します。③ OVAならではのテンポの良い冒険活劇
空腹から始まる船の略奪、勘違いによる衝突、そして海賊ゲイリーとの対決へ。アクション、コメディ、ファンタジーの要素がコンパクトにまとまり、短い尺の中で一気に駆け抜ける痛快さが魅力です。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 所勝美 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 島貫正弘 |
| 音楽 | 浜口史郎、田中公平 |
| ED | 麦わらの一味「A THOUSAND DREAMERS 〜9人の麦わら海賊団篇〜」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は10分ちょっとの尺だと知って、ずいぶん軽い気持ちで再生した。本編の合間に挟まる賑やかし程度だろう、と。ところが見終わってしばらく、妙に座りの悪い感覚だけが残った。これはTVシリーズの続きでも補完でもない。尾田栄一郎が連載が始まる前に描いた読み切り『ロマンスドーン』——つまり、いまの『ONE PIECE』が世に出る前の試作品を、本編のキャストでアニメ化した一本だ。だから途中で登場するシルクという少女は、本編のどこを探しても出てこない。一回目はそこに引っかかったまま終わったのだが、二回目に見たとき、ようやくその”ねじれ”のほうが面白くなってきた。完成した世界から、完成する前の世界を覗いているような居心地の悪さがある。
物語が始まる前から、ルフィはもう完成していた
このOVAを単なるファン向けのおまけとして片づけるのは惜しい。試作品の『ロマンスドーン』を本編キャストで動かすという行為は、結果として一つの実験になっている。「世界の設定が違っても、ルフィは同じ行動を取るのか」という実験だ。
そして答えははっきりしている。取る。シルクという見知らぬ少女を相手にしても、海賊ギャリという別物の敵を前にしても、ルフィの振る舞いは本編とまったくぶれない。腹が減れば奪い、困っている奴がいれば計算なしで首を突っ込み、麦わら帽子だけは何があっても手放さない。連載開始前の習作の時点で、この男の芯はすでに一ミリの余白もなく出来上がっていたのだとわかる。
普通、長期連載のキャラクターは描かれていくうちに固まっていくものだと思っていた。ところがこの作品が示すのは逆で、世界のほうが後から追いついてきたという順番だ。ルフィという人間が先にあって、その器に合う海と仲間と敵が、連載という形で少しずつ整えられていった。だから本編を全部見たあとにこれを見ると、奇妙な感慨がある。出発点に立っているはずなのに、ゴールの顔つきとまったく変わっていない主人公がそこにいる。原点というより、最初から完成された設計図を眺めている気分だ。
特に刺さったシーン
やはり、ルフィとシルクが食事をしながら身の上を語り合う中盤だ。本編なら数話かけて積むはずの「他人との距離が縮まる時間」が、短い尺のなかにぎゅっと畳み込まれている。警戒していた相手と気づけば飯を分け合っている、あのワンピース特有の温度がちゃんとある。
そこへ海賊ギャリが絡んでくる。声を当てているのが小山力也で、これがいい。飄々としたコメディの空気を一瞬で重くする低い声で、和やかだった画面の温度を引きずり下ろしていく。終盤の対決でルフィの声が一段沈む瞬間、思わず居住まいを正してしまった。脇では中井和哉のゾロが短いカットでも存在感を残し、平田広明のサンジが厨房まわりでらしさを見せる。山口勝平のウソップと大谷育江のチョッパーの掛け合いは、相変わらず数秒で空気を緩めてくる。短編なのにキャストの仕事が一切手抜きされていない、その密度に二回目でようやく気づいた。
読んで見たくなったら——『ONE PIECE ロマンス ドーン ストーリー』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編を一通り見たうえで、『ONE PIECE』という作品の成り立ちそのものに興味がある人
- ルフィというキャラクターの「変わらなさ」を一本まるごと味わいたい人
- 本編に出ないシルクやギャリといった、もしもの登場人物を見てみたいコアファン
合わない人
- ワンピース初見の人(シルクや設定が本編と食い違って混乱する。最初の一本にはまったく向かない)
- 本編ストーリーの続きや補完を期待している人
- 長い尺でじっくり進む冒険そのものを求めている人
次に見るなら
この習作の手触りが気に入ったなら、まずはONE PIECEの東の海編、つまり本物の第1話から見直してほしい。完成された世界がどう動き出したのか、出発点との差分が効いてくる。
本編とは別軸の一本を続けたいならONE PIECE エピソード オブ ルフィ ~ハンドアイランドの冒険~。正史から少し外れた立ち位置で麦わらの一味が動く、似た味わいの特別編だ。
「キャラの芯が最初から完成している主人公」という視点が刺さったなら、原作初期の熱量を凝縮したDRAGON BALLの序盤あたりも、同じ角度で楽しめると思う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ONE PIECE ロマンス ドーン ストーリー」は、現在Netflixで配信されており、見放題で視聴できます。原点とも言える物語を手軽に楽しめる環境が整っています。シリーズをまとめてチェックしたい方は、Netflixで視聴するのがおすすめです。