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俺が好きなのは妹だけど妹じゃない
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 10話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | NAZ |
長見鈴香は成績優秀で学生会長の美しい中学3年生。兄への好意を描いた小説でライトノベル賞を受賞する。兄・佑と相談した結果、兄がペンネーム「遠野知海」として代理で作家デビューすることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
長見鈴香は、成績優秀で生徒会長も務める美しい中学3年生。誰もが憧れる完璧な優等生だが、その胸の内には兄・佑への密かな好意を抱えていた。やがて鈴香は、その想いを綴ったライトノベルでデビュー賞を受賞してしまう。しかし現役中学生で生徒会長という立場上、自ら表に出るわけにはいかない。兄妹で相談を重ねた末、佑がペンネーム「遠野知海」を名乗り、代理で作家デビューを果たすことに。妹が書いた“兄への恋心”を、兄自身が世に送り出すという奇妙な共犯関係が始まる、ちょっと危なっかしいラブコメディ。
みどころ・魅力
① 「妹が書いた兄への恋」を兄が代理出版する倒錯した設定
妹の恋愛小説を、その想いを向けられている兄自身が代筆・出版していくという独特の構図が物語の核。距離感の近い兄妹が一つの作品を二人三脚で作り上げていく過程に、こそばゆさと緊張感が同居します。原作のタイトルが示す“引っかかり”も含め、先が気になる仕掛けが効いています。
② 完璧な優等生・鈴香のギャップ
学校では生徒会長として隙のない優等生を演じる鈴香が、兄の前では年相応の素顔やまっすぐな感情をのぞかせる。その表と裏のギャップがヒロインとしての魅力を底上げします。賢くしっかり者でありながら、恋心の前では不器用になる姿が可愛らしく描かれています。
③ テンポの良いコメディとセクシー要素
ジャンルどおりコメディとラブコメのテンポが軽快で、肩の力を抜いて楽しめる一作。きわどいシチュエーションやドキッとさせる演出も交えつつ、後味は明るくまとまっています。短い尺でサクッと笑いたいとき、気軽な箸休め的アニメを探している人に向いています。
キャスト・声優一覧


















スタッフ
| 監督 | 古川博之 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 百瀬祐一郎 |
| 原作 | 恵比須清司 |
| 原案キャラデザ | ぎん太郎 |
| キャラクターデザイン | 古川博之 |
| 音楽 | 小林康太 |
| 美術監督 | 三宅昌和 |
| 音響監督 | 小泉紀介 |
| OP | ピュアリー・モンスター「Secret Story」 |
| ED | 純情のアフィリア「起・承・転・結・序・破・急」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初はタイトルで身構えた。「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」。文章として破綻している。結局どっちなんだ、と。再生する前から半笑いで、どうせいつもの妹ものだろうと高をくくっていたら、序盤で妹がライトノベル賞を獲り、その受賞作の中身が「兄への恋心」で、しかも兄が代筆作家として表に立つ羽目になる——そこまで来て、こっちの想定が一番薄っぺらかったと気づく。二回目に見直すと、あの自己矛盾したタイトルは作品の構造そのものを先に言い当てていた。最初に感じた「どっちなんだ」という宙ぶらりんが、そのまま作り手の仕掛けだったとわかる。タイトルが自己矛盾してる。そういうジャンルね、と一周回って腑に落ちた。
「妹が好き」という設定を、自分でツッコみ続けるラブコメ
この作品は単なる妹ハーレムものではなく、「妹ものというジャンルそのもの」を素材にして遊んでいる。妹・鈴香が書いたのは兄への恋を綴った小説で、それが賞を獲り、兄・永見祐が「遠野知海」名義で代理デビューする。つまり物語の中心にあるのは、現実の兄妹関係ではなく、妹が書いた「フィクションとしての兄妹」のほうだ。本物の感情を、わざわざ嘘の体裁にくるんで世に出す。この入れ子構造が全部の土台になっている。
だから登場人物たちは、自分の気持ちを「これは創作だから」と言い訳しながら差し出すことができる。本気を冗談の顔で渡す。受け取るほうも「フィクションだよね」と確認しながら、ちゃんと中身を読んでしまう。妹が好き、という直球をそのまま投げると重すぎるから、ラノベの賞レースという回り道を通す。その回り道こそがこの作品の誠実さで、同時に最大のギャグでもある。
二回目で気づいたのは、登場人物が誰も「妹が好き」を額面通りには言っていないことだった。みんな一段ずらして、設定の陰に隠れて告白している。タイトルの自己矛盾は照れ隠しの構造そのものだ。本気を本気のまま言えない人間が、ジャンルのお約束を盾にして気持ちを出す——そう読むと、この作品はかなり真面目に「言えなさ」を扱っている。表向きはおふざけ全開のセクシーコメディなのに、芯にあるのは案外まっとうな照れだ。
特に刺さったシーン
編集や同業の作家が集まって、原稿を肴にぐだぐだやる場面が一番好きだ。担当編集を演じる赤﨑千夏が、とんでもない通り名を背負わされたキャラを、平然とした声でやり切っているのが効いている。下品な設定を本人がまるで気にしていない芝居だから、こっちも安心して笑える。喜多村英梨の篠崎麗華は、強気の表面とふとした弱さの落差が声の温度でちゃんと出ていて、序盤の突っかかってくる芝居から終盤の素が漏れる瞬間まで、同じ人物が一本につながっている。小倉唯の氷室舞は逆に、柔らかい声の奥でしれっと本音を通す感じが小気味よかった。そして畠中祐の永見祐——代筆作家という、嘘をつき続ける立場のツッコミ役を、声を張りすぎずに転がしているのがちょうどいい。ここで担当編集が真顔でとんでもない台詞を言い放ったとき、思わず一時停止して笑った。役名と芝居のギャップで殴ってくる作品だ。
読んで見たくなったら——『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 妹ものやラノベ業界ネタを、ベタごと笑い飛ばせる人
- 下ネタとメタな自己ツッコミが同居しているテンションが好きな人
- 本気を冗談の顔で渡すキャラのやり取りにグッとくる人
- 喜多村英梨・小倉唯・赤﨑千夏の振り幅を声で味わいたい人
合わない人
- セクシー寄りの過剰なギャグに途中で胸焼けする人
- 兄妹もの・恋愛フィクションという設定自体に抵抗がある人
- ストーリーの起伏や濃い感情ドラマを期待している人
次に見るなら
ラノベ業界の内輪を笑い飛ばす空気が好きなら妹さえいればいい。。作家と編集の濃すぎる面々がだらだら集まる質感が地続きで、こっちはもう少し人情寄りに転ぶ。
妹×小説家という設定の引力にやられたならエロマンガ先生。創作と恋心が混ざって距離が縮まっていく構造が近く、照れと甘さの配分はこちらが上。
「フィクションを作る現場」の群像劇として楽しめたなら冴えない彼女の育てかた。好きを作品づくりに転化していく回り道のもどかしさが、同じ周波数で響く。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4サービスで視聴できます。アニメ作品に強い配信サービスが揃っているため、いずれかに加入していれば追加の手間なく楽しめます。複数サービスで配信されているので、ご自身が普段使っているサービスに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
よくある質問
まとめ
「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4サービスで視聴できます。アニメ作品に強い配信サービスが揃っているため、いずれかに加入していれば追加の手間なく楽しめます。複数サービスで配信されているので、ご自身が普段使っているサービスに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。


