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推しが武道館いってくれたら死ぬ
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | 8-bit |
音楽好きのエリピヨは、推し事のアイドルグループ「ちゃんじゃむ」が武道館という大舞台でパフォーマンスすることを夢見ている。彼女たちの存在が自分の人生を豊かにしてくれたからこそ、エリはこの夢のためなら健康さえも犠牲にする覚悟がある。前回のライブでは鼻血が止まらなくなった。スーパーファンになることは簡単ではないのだ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
地方を拠点に活動するアイドルグループ「ChamJam(ちゃむじゃむ)」。そのメンバー・市井舞菜の熱狂的なファンであるえりぴよは、全財産と全エネルギーを推し事に注ぎ込む筋金入りのオタクだ。色あせたジャージ姿でライブに通い、グッズを買い込み、特典会では舞菜のために全力で愛を叫ぶ。彼女が抱く夢はただひとつ、推しが大舞台「武道館」のステージに立つこと。そのためなら健康すら惜しまない。個性豊かなファンとメンバーが織りなす、笑いと熱量にあふれた“尊さ”の物語が幕を開ける。みどころ・魅力
① 振り切れたファンたちの愛が生む爆笑コメディ
全財産を貢ぎ、推しのためなら鼻血も厭わないえりぴよをはじめ、登場するファンたちの愛はどれも度を越している。その熱量がもたらすすれ違いや暴走が痛快で、オタク文化を知らなくても思わず笑ってしまう、テンポの良いコメディに仕上がっている。② アイドル側から描かれる地下アイドルのリアル
ファン目線だけでなく、ChamJamのメンバーそれぞれの葛藤や人間関係も丁寧に描かれる。順位、嫉妬、将来への不安——きらびやかなステージの裏にある等身大の悩みが、物語に深みと共感を与えている。③ 「推しがいる幸せ」を肯定してくれる温かさ
誰かを全力で応援することの尊さを、この作品はまっすぐに肯定する。笑えるのに泣ける、そんな絶妙なバランスが魅力で、何かに夢中になった経験のある人なら誰もが胸を熱くするはずだ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山本裕介 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 三重野瞳 |
| キャラクターデザイン | 米澤優、下谷智之 |
| 音楽 | 日向萌 |
| 美術監督 | 益田健太 |
| 音響監督 | 上野励、明田川仁 |
| OP | チャムジャム「Clover wish」 |
| ED | えりぴよ「♡桃色片想い♡」 |
| ED | えりぴよ「♡桃色片想い♡」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルで全部言い切ってるアニメって、だいたい身構える。「推しが武道館いってくれたら死ぬ」——いや、死ぬなよ、と思いながら再生した。最初は地下アイドルとファンのキラキラした話を予想していたら、開始数分で鼻血を出して床に這いつくばっている女がいて、ああ、これはそういう温度の作品じゃないなと察した。えりぴよの貯金残高と人生のリソースが、全部「ちゃむじゃむ」に吸い込まれていく。2回目に見たとき気づいたのは、この作品がファンの側を一切美化していないこと。推す側の必死さを、笑いながらちゃんと正面から映している。第一印象の「うるさいギャグアニメ」から、見るたびに少しずつ見え方が変わっていった。
推す側の経済と健康を削って成立する、片想いの話
この作品は単なるアイドルアニメではなく、「推す」という行為がどれだけ一方通行で、どれだけ割に合わないかを正面から描いている。えりぴよが推しに注ぐ金額も時間も、リターンを計算したら完全に赤字だ。グッズに消える給料、ライブで流す鼻血、握手会で言葉に詰まる数秒。普通の物差しで測ったら、これは報われない投資の連続でしかない。
でも作品が面白いのは、その「報われなさ」を悲劇にしないところだ。えりぴよは見返りを求めていない。推しが笑ってくれた、ステージで一歩前に出た、それだけで人生のカロリーが補給される。経済合理性の外側に、もうひとつ別の通貨が流通している——その通貨で生きている人間を、この作品は否定も嘲笑もしない。地方のローカルアイドルという、武道館からいちばん遠い場所を舞台にしているのも効いている。届くかどうかわからない夢に、届くかどうかわからない応援を重ねる。その重なりそのものが尊い、という話を、ギャグの皮で包んで差し出してくる。だから笑っているのに、ふとした瞬間に喉の奥が詰まる。推し活を一度でも齧った人間には、これは他人事のコメディには見えない。
特に刺さったシーン
えりぴよを演じるファイルーズあいの叫びが、とにかく作品の心臓になっている。序盤の握手会で言葉が出てこなくなるくだり、あの裏返った声と早口の崩れ方は、台本通りに読んでいたら絶対にあの質感にならない。喉を完全に明け渡している。推しを前にした人間の脳が焼き切れる瞬間が、音だけで伝わってくる。
メンバー側だと本渡楓の五十嵐れおがいい。アイドルとしての表の顔と、内側で回している計算や不安が、声の温度差で見える。佐藤聡美の三崎との掛け合いも、グループという生き物のリアルな空気を作っている。ファン仲間のくまさ(前野智昭)が冷静ぶってちゃんと沼の住人なのも好きだし、吉川(中村悠一)の落ち着いた声が一人だけ別の周波数で鳴っているのも効いている。中盤、推しがふとファンの存在を認識する短い場面で、思わず画面に向かって変な声が出た。報われないはずの片想いに、ほんの一瞬だけ光が射す。あの一瞬のために、えりぴよは鼻血を出し続けているんだと納得した。
読んで見たくなったら——『推しが武道館いってくれたら死ぬ』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 何かに——アイドルでもアニメでもゲームでも——財布と健康を捧げた経験がある人
- テンションの高いギャグの裏に、ちゃんと感情の芯がある作品が好きな人
- ローカルアイドルや地下シーンの、届かなさごと愛おしい空気が好きな人
- ファイルーズあいの全力の声の使い方を浴びたい人
合わない人
- 絶叫系のテンションと早口ギャグが続くと疲れてしまう人
- 推し活そのものに距離があって、えりぴよの必死さを「重い」と感じてしまう人
- アイドルの華やかなステージやサクセスストーリーを期待している人
次に見るなら
ローカルアイドルの泥臭さと勢いが好きならゾンビランドサガ。佐賀という地方を舞台に、ありえない設定でアイドルを成立させていく強引さとギャグの温度が、この作品と地続きで楽しめる。
アイドル側の内側をもっと見たくなったらWake Up, Girls!。売れない、届かない、それでもステージに立つという現実の手触りが濃くて、武道館までの距離感をファンとは逆の視点で味わえる。
「推し」という言葉の別の面を覗きたいなら【推しの子】。同じ「推す/推される」を扱いながら、こちらは業界の影を抉ってくる。えりぴよの眩しさと並べると、推すことの光と闇が立体的に見えてくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「推しが武道館いってくれたら死ぬ」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで視聴できます。複数のサービスで配信されているため、すでに契約中のサービスがあればそのまま楽しめます。アニメを中心に観たい方はdアニメストア、映画やドラマも幅広く楽しみたい方はU-NEXTやHuluなど、ご自身の視聴スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
