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恋愛フロップス
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Passione |
柏木朝日は平凡な高校生活を送っていたが、ある日テレビの占い師の予言が次々と的中し始める。運命的に美しい5人の少女が朝日の前に現れ、彼は5つの告白を受ける。朝日は心に従って、本当の恋を見つけ出さなければならない。
作品概要・あらすじ
あらすじ
平凡な高校生・柏木朝日は、テレビで見た占い師の予言が次々と現実になるという不思議な体験をする。そして予言通り、ある日を境に5人の美しい少女たちが次々と朝日の前に現れ、告白を告げていく。突然の展開に戸惑いながらも、朝日は彼女たちと過ごす日々の中で「本当の恋とは何か」を問われることになる。賑やかなラブコメ模様の裏に、やがて思いもよらない真実が姿を見せ始める——。みどころ・魅力
① ラブコメから始まり、SFへと急転換するストーリー展開
序盤はにぎやかなハーレムラブコメとして展開するが、後半から物語の様相が一変。SF的な設定が明かされていく構成は、視聴者の予想を大きく裏切る。「ただのラブコメ」と思っていた先入観が覆される体験は、本作最大の魅力のひとつだ。② 個性豊かなヒロイン5人のキャラクター
ツンデレ・天然・クール・元気系など、バリエーション豊富な5人のヒロインが登場。それぞれに異なるバックグラウンドと感情の機微があり、ラブコメパートでの掛け合いはテンポよく楽しめる。誰を応援するか迷わせる魅力がある。③ ファンサービスとシリアスの振れ幅の大きさ
お色気・コメディ要素を前面に押し出しながらも、物語終盤では感情を揺さぶるシリアスな展開が待ち受ける。その落差の大きさが話題を呼んだ作品であり、ジャンルの枠にとらわれない見ごたえを提供している。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 長山延好 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 安本了 |
| キャラクターデザイン | 植田和幸 |
| 音楽 | 末廣健一郎 |
| 音響監督 | ひらさわひさよし |
| OP | 鈴木このみ「Love? Reason why!!」 |
| ED | 泉沢陽葵「Flop Around」 |
| ED | 伊藤美来「Lost in the White」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見たとき、最初に思ったのは「フロップスってなんだ」だった。恋愛+フロップス。フロップというと株価が暴落するとかポーカーの用語とか、あまり幸先のよくない単語が頭をよぎる。それで逆に気になって見始めたら、冒頭は想像通りのハーレムラブコメで「あー、そういう感じか」と少し警戒を緩めた。占い師の予言が当たりすぎて5人の美少女が押しかけてくる、というあらすじだけ読むと完全に「よくあるやつ」の顔をしている。
ただ、2周目に入ったときに気づいたのは、序盤からわりと丁寧に「この話のどこかがおかしい」という引っかかりを仕込んでいること。最初に見たときは単純に流していたシーンが、後半を知った状態で見ると意味が変わる。そのへんの伏線の置き方は、ラブコメの皮をかぶったまま静かにやっていてなかなかだと思った。
「運命の恋」という設定を使って、愛の真偽を問い続ける話
この作品が単なる「占いで美少女が集まってくるラブコメ」でないのは、その「運命」という設定自体が物語の核に刺さっているからだ。予言通りに出会いが起きる、というのは普通のラブコメなら「ご都合主義の味付け」として処理される。でもこの作品は、その「都合のよさ」を放置しない。
誰かと出会い、好意を持ち、関係が深まっていく。それが「最初から決まっていた」としたら、その感情はどこまで本物なのか。主人公・柏木朝日が5人から告白を受けるという構造は、表面的にはハーレムの文法そのものだが、裏側では「どれが本当の恋なのか」ではなく「そもそも恋に”本当”なんてあるのか」という問いに接続されている。
SF要素が後半で前面に出てきたとき、視聴者の多くはラブコメとして見ていた空気が変わることに戸惑う。でもそれはこの作品が意図的に仕掛けたものだと思う。「運命」を外から操作できる世界で、それでも人が誰かを選ぼうとするとき、その選択に意味があるかどうか——というのが、フロップスというタイトルの本当の問いかけに近い気がしている。「フロップ(失敗、崩れ落ちること)」という言葉を恋愛の頭につけたのは、完璧に設計された恋愛なんてどこかで必ず崩れる、という皮肉か、あるいは崩れることで初めて本物になる、という逆説か。そのへんは見る人によって受け取り方が変わると思うし、そこが面白いところでもある。
逢坂良太が演じる柏木朝日は、こういう「哲学的な重さを持たせたいけどハーレム主人公でもある」という難しいバランスのキャラクターで、序盤のゆるい日常パートと後半の情感が重なる場面でトーンの切り替えを自然にやっていた。こういう役は処理を間違えると片方が嘘くさくなるのだが、その辺は丁寧にやっていたと思う。
特に刺さったシーン
高橋李依演じるイリヤが、感情を隠しながら話すシーンがいくつかあって、そのときの「声だけで何かを堪えている感」がかなりよかった。高橋李依はこういう「抑制した感情」の表現が得意な人で、爆発させる前の静けさの演技に厚みがある。2回目に見ると、序盤の何気ない台詞のトーンに既に「この子は何かを知っている」という気配が乗っていて、初見では気づけなかった部分だった。
竹達彩奈のアメリアは逆に表情が豊かで明るく振る舞うキャラクターなのだが、そのテンションの高さが終盤の展開のコントラストとして機能していた。普段のコメディパートで彼女の声の軽さと弾みが確立されているから、それが揺らぐ場面の重さが際立つ。竹達彩奈のこういう「落差の演技」はキャリアを重ねるにつれて精度が上がっていると感じる。
あと福山潤の伊集院好雄は、話の構造上かなり複雑な立ち位置のキャラクターで、どんな表情で演じるのが正解なのか難しそうなのに、飄々とした掴みどころのなさの中に何かを抱えている感じを自然に出していた。さすがに場数が違うと思った瞬間だった。
読んで見たくなったら——『恋愛フロップス』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ラブコメを見ながら「これ実は別のジャンルなのでは」という気配に気づきたい人
- SF要素が後から入ってきてもついていける人、むしろ歓迎する人
- 声優の演技の細部を拾いながら見るタイプ
- 「運命の恋」という設定に素直に乗れない、斜に構えた見方をしてしまうオタク
- 複数回視聴で伏線を回収するのが好きな人
合わない人
- 最後まで純粋なラブコメとして楽しみたい人(途中でジャンルの空気が変わる)
- ハーレム設定に最初から拒否反応がある人(序盤はかなりその空気が強い)
- SF的な設定や世界観の説明に乗り気になれない人
- 誰がヒロインか早めに決着してほしい人
次に見るなら
ラブコメの皮の下に別のものが入っている感じが好きなら、彼女、お借りしますもおすすめ。こちらは恋愛の「本物か偽物か」という問いをストレートに題材にしていて、フロップスと似た問題意識をまったく違うアプローチで描いている。全体のトーンは明るめ。
SF×ラブコメの組み合わせで、もう少し作画と演出に振り切った体験をしたいならDARLING in the FranXX。設定の重さとラブコメ的な甘さが同居している点で近い感覚がある。ただしこちらはスケールと風呂敷が大きく、賛否も分かれる。
占い・運命・出会いという要素をシンプルに楽しみたいなら五等分の花嫁が無難に刺さると思う。5人という数字も一緒で、「誰を選ぶか」を最後まで引っ張り続ける構成は近い。SF要素はないが、キャラクターへの愛着で最後まで引っ張る力は強い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『恋愛フロップス』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluにて配信中で、主要な動画配信サービスで幅広く視聴できる環境が整っている。サブスク加入済みの方はすぐに全話視聴可能なので、気になった方はぜひチェックしてみてほしい。
