りゅうおうのおしごと!

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2018りゅうおうのおしごと!

りゅうおうのおしごと!

★ 3.2 / 5.0コメディ日常系
放送年2018年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作ライトノベル
制作project No.9

16歳の葛龍八一は、将棋の大タイトル「竜王」を獲得した後、スランプに陥っていた。敗北のプレッシャーに苦しむ彼の元に、並外れた将棋の才能を持つ小学生・雛鶴あいが現れる。あいとの出会いを通じて、八一は将棋への情熱を取り戻していく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

16歳にして将棋の最高峰タイトル「竜王」を手にした葛龍八一。しかし栄光の裏では、タイトル防衛への重圧とスランプに悩む日々が続いていた。そんな八一の前に突然現れたのは、9歳の少女・雛鶴あい。彼女は八一に弟子入りを直談判し、その類まれな才能で八一を驚かせる。あいの純粋な将棋への情熱と真摯な眼差しが、勝負の世界から逃げかけていた八一の心を揺さぶる。将棋に青春を懸ける少女と、現役最年少タイトルホルダーの師弟が織りなす、熱くも温かい将棋青春譚。

みどころ・魅力

① 将棋の世界をリアルに体感できる描写

プロ棋士の厳しい世界観を丁寧に描いており、タイトル戦の重圧や昇段・奨励会の仕組みなど、将棋界のリアルな側面が伝わってくる。駒の動きや心理戦の緊張感が視覚的に表現され、将棋を知らない視聴者でも対局シーンに自然と引き込まれる。

② 師弟の絆と成長が生む感動

スランプ中の八一と天才少女あいという対照的な二人が、互いに刺激し合いながら成長していく過程が丁寧に描かれる。あいの純粋な将棋への愛が八一の情熱を呼び覚ます瞬間は、スポーツ青春ものとしての王道の感動を届けてくれる。

③ 個性豊かなキャラクターが生むコメディとシリアスのバランス

竜王の元カノ・空銀子や師匠・清滝など、クセの強いキャラクターが多数登場し、笑いあり涙ありの展開が絶妙なテンポで続く。ほのぼのとした日常パートと将棋対局の緊張感が上手く交差し、飽きのこない構成になっている。

キャスト・声優一覧

雛鶴あい
雛鶴あい
メイン
›
日高里菜
九頭竜八一
九頭竜八一
メイン
›
内田雄馬
貞任綾乃
貞任綾乃
サブ
›
橋本ちなみ
供御飯万智
供御飯万智
サブ
›
千本木彩花
空銀子
空銀子
サブ
›
金元寿子
神鍋歩夢
神鍋歩夢
サブ
›
岡本信彦
鹿路庭珠代
鹿路庭珠代
サブ
›
市道真央
雛鶴隆
雛鶴隆
サブ
›
水木一郎
釈迦堂里奈
釈迦堂里奈
サブ
›
大原さやか
夜叉神天衣
夜叉神天衣
サブ
›
佐倉綾音
清滝鋼介
清滝鋼介
サブ
›
関俊彦
池田晶
池田晶
サブ
›
諏訪彩花

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スタッフ

監督柳伸亮
シリーズ構成志茂文彦
原作白鳥士郎
原案キャラデザしらび
キャラクターデザイン矢野茜
音楽川井憲次
美術監督里見篤
音響監督本山哲
OP「コレカラ」
ED「コレカラ」
ED伊藤美来「守りたいもののために」
ED伊藤美来「あの日の夢」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「将棋アニメか」と思って開いたら、ぜんぜん3月のライオンじゃなかった、というのが正直なところだ。あっちは孤独な少年の内省と人間ドラマで、こっちは小学生の弟子がいきなり押しかけてくるラブコメ寄りの日常系。同じ将棋、同じ2018年近辺の話題作だったので、ごちゃ混ぜにしていた時期がある。恥ずかしい話だが、それほど世間の将棋アニメ需要が一点に集中していた。

見始めたきっかけは内田雄馬の出演作を漁っていたことで、主演と知って手を伸ばした。最初の数話は「あれ、これ思ったより軽いな」という感触だった。タイトル戦の緊張感より、あいちゃんのキャラクター造形に引っ張られて見続けた記憶がある。2周目で気づいたのは、笑いに紛れている盤上のやりとりの密度で、ギャグを抜きにしても将棋の描き方はかなり本気だということだった。

「最強」になった後に訪れる、空洞の話

九頭竜八一は16歳で竜王を獲った。それがこの作品の出発点であり、ある意味でいちばん残酷な設定でもある。普通の成長物語なら「頂点を目指す」ところで始まるのに、この作品は「頂点に立った後に何が残るか」から始まる。

タイトルを取るまでの物語は誰も見ていない。見ているのは、その後だ。勝ち続けることへのプレッシャー、負けたときの喪失感、次の対局への恐怖。将棋の世界では竜王を獲った翌年から「防衛戦」が始まる。挑戦者ではなく、守る側になる。精神的に全然別の競技といってもいい。

八一のスランプは怠慢でも才能枯れでもなく、目標を失った人間の空洞から来ている。「次に勝って何になるんだ」という問いに答えが見つからないまま、棋士として機能しようとする状態。これはスポーツ選手の燃え尽きとほぼ同じ構造だし、社会に出て10年経った人間にも刺さる地点だと思う。

そこにあいが来る。あいは将棋が好きで、強くなりたくて、師匠を求めている。彼女は八一に「なぜ将棋を指すのか」を再び問いかける存在だ。説教するのでも諭すのでもなく、ただ隣で全力で将棋に向かっている。その姿を見て八一が少しずつ動き出す構造は、師弟ものとしては王道に見えて、実は「師匠が弟子に救われる」という逆転がある。

「最強の称号を持つ人間が、小学生に将棋の楽しさを思い出させてもらう」——これを大原さやか演じる釈迦堂里奈や、佐倉綾音の夜叉神天衣というキャラクターが周囲に配置されることで、八一の停滞がより際立つ。特に天衣は孤高の天才として描かれるが、佐倉綾音の淡々とした芝居の中に微かな揺らぎが乗っていて、彼女もまた「強さ」と「孤独」の問題を抱えていることが伝わってくる。

特に刺さったシーン

終盤、八一が大事な対局を前に自分の将棋と向き合い直すくだりがある。内田雄馬の芝居がここで一段変わる。序盤の頼りなさや情けなさを声で演じていた人が、盤面に集中した瞬間にまるっと別人になる。声のトーンが落ちて、呼吸のテンポが変わる。「あ、これが八一の本来の顔か」と気づかされる瞬間だった。

岡本信彦演じる神鍋歩夢との絡みも好きで、ライバルというより同世代の棋士として互いの存在を認めているニュアンスが台詞の端々に出ている。2回目に見ると、歩夢の言葉の選び方が最初から八一の状態を正確に把握しているのがわかって、キャラクター像がぐっと厚くなった。

市道真央の鹿路庭珠代は出番が多いわけではないのに、場に独特の空気を持ってくる。こういう「少ない出番で記憶に残る」仕事ができる人がいるとアンサンブルが締まる。

読んで見たくなったら——『りゅうおうのおしごと!』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「達成した後の喪失感」に心当たりがある人
  • 将棋のルールを知らなくても、勝負事の緊張感が好きな人
  • 日常系の中に真剣勝負が混入している作品が好きな人(3月のライオンを重く感じた人にも試してほしい)
  • 内田雄馬・佐倉綾音・岡本信彦の演じ分けを楽しみたい人

合わない人

  • ハーレム展開・ラブコメ的な構図が生理的に無理な人(序盤は特にそのにおいが強い)
  • 将棋の対局シーンに骨格となるリアリティを求めている人(本作はそこより人物に軸がある)
  • 小学生キャラクターが中心にいることへの抵抗感がある人

次に見るなら

3月のライオン——同じ将棋題材で、こちらは孤独と家族の再生が軸。りゅうおうのおしごとと対で見ると「将棋アニメ」の振れ幅の広さがわかる。笑いより静けさが好みならこちら。

ハイキュー‼——競技そのものの熱量と、チームや師弟の関係性が両輪になっている構造が似ている。競技ジャンルを問わず「何かに本気の人間を見ていたい」という欲求に応えてくれる。

異能バトルは日常系のなかで——ジャンルは違うが、日常の空気感とシリアスな個人の葛藤が交互に来るリズムが近い。コメディをやりながら人物の核心に触れる作りが好きな人向け。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「りゅうおうのおしごと!」は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TVにて配信中です。サブスクリプションサービスを利用している方はすぐに視聴を始めることができます。将棋×青春の組み合わせが新鮮で、一気見したくなる作品です。

よくある質問

Q. 将棋を知らなくても楽しめますか?
A. 十分楽しめます。ルールの説明は最小限にとどめ、対局時の心理描写やキャラクターの感情表現が中心なので、将棋未経験の方でも自然に物語に没入できます。
Q. 原作ライトノベルとの違いはありますか?
A. アニメは原作の序盤〜中盤をベースに構成されています。アニメ視聴後に原作を読むと、描写がより深く楽しめるため、両方チェックするのがおすすめです。
Q. 何話まで見れば面白くなりますか?
A. 1話からテンポよく進むため、序盤から楽しめます。3話ごろにはキャラクターの関係性が固まり、将棋対局の見せ場も増えてくるので、まずは3話まで視聴してみてください。
Q. 続編や関連作品はありますか?
A. TVアニメは2018年に1クール放送されました。原作ライトノベルはその後も刊行が続いており、アニメで描かれていない展開を楽しめます。続きが気になった方は原作への移行がおすすめです。

まとめ

「りゅうおうのおしごと!」は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TVにて配信中です。サブスクリプションサービスを利用している方はすぐに視聴を始めることができます。将棋×青春の組み合わせが新鮮で、一気見したくなる作品です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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