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ポケットモンスター THE ORIGIN
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 4話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | Production I.G |
レッドは、ポケモンの旅に出ることを夢見る少年で、オーキド博士の研究所に呼ばれます。そこでレッドとライバルのグリーンはポケドックスを与えられ、地域のすべてのポケモンのデータを集めることになります。レッドはヒトカゲとともにチャンピオンを目指す旅の中で、捨てられたポケモンの家を運営するフジ老人やレイナなど、多くの人々に出会います。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ポケモンマスターを夢見る少年レッドは、オーキド博士の研究所に呼ばれ、ライバルのグリーンとともにポケモン図鑑「ポケドックス」を託されます。最初のパートナーであるヒトカゲを連れ、レッドはすべてのポケモンのデータを集める旅へと出発します。ジムリーダーたちとの熱いバトル、捨てられたポケモンを世話するフジ老人やレイナとの出会いを重ねながら、レッドは少しずつ成長していきます。やがて旅は、最強の存在ミュウツーやライバルとの宿命の対決へと向かっていきます。ゲーム『ポケットモンスター 赤・緑』の世界を、原点に忠実な物語として描いた特別編です。
みどころ・魅力
① ゲーム『赤・緑』を忠実に再現した原点回帰の物語
初代ゲームの世界観をベースに、ポケドックス集めからチャンピオンを目指す王道の冒険が描かれます。当時ゲームをプレイした世代には懐かしく、初めて触れる人にもポケモンの原点が伝わる構成になっており、シリーズのルーツを味わえる一作です。
② アニメならではのバトル作画とスピード感
ゲームでは想像するしかなかったポケモンバトルが、迫力ある作画と演出で映像化されています。技のぶつかり合いやトレーナー同士の駆け引きがダイナミックに描かれ、短編ながら見応えのあるアクションシーンが詰まっています。
③ レッドとグリーンの宿命のライバル関係
幼なじみでありライバルでもあるレッドとグリーンの関係が、物語を通して丁寧に描かれます。互いに切磋琢磨しながら強くなっていく二人の姿と、終盤に待つ強敵との対決が、ドラマとしての厚みを生み出しています。
キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 原案キャラデザ | 杉森建 |
|---|---|
| 音楽 | 葉山拓亮、景山将太 |
| 美術監督 | 守安靖尚 |
| 音響監督 | 三間雅文 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「レッドが喋るポケモンか」くらいの軽い気持ちで見始めた。サトシじゃなくて、赤い帽子の無口なあいつが主人公の、初代ゲームをそのままなぞる特別編。配信で気軽に拾えなくて、結局ディスクを引っぱり出して見るはめになったんだけど、再生して数分で姿勢が変わった。テレビシリーズの、あの陽だまりみたいな空気が一切ない。乾いていて、どこか突き放したトーンで世界が始まる。最初は戸惑った。2回目で気づいたのは、これは「アニメのポケモン」を期待して見るものじゃなくて、子どもの頃に親指でボタンを押していたあのゲームの手触りを、そのまま映像にしたものだということ。懐かしさより先に、背筋が伸びた。
ポケモンを「友達」ではなく「相棒であり、賭けるもの」として描いた話
テレビシリーズのポケモンは、ずっと「友情」の物語だった。ピカチュウとサトシが心を通わせて、敵すら最後には笑い合う。あれはあれで強度のある世界だ。でもこのSPがやろうとしているのは、たぶんその真逆に近い。ここで描かれるのは、ポケモンを連れて旅をするということの、もっと即物的でひりついた手触りだ。図鑑を埋めること——つまりデータを集めること——が旅の目的としてはっきり据えられていて、戦いはじゃれ合いじゃなく勝負として進む。捕まえる、育てる、勝つ。原作ゲームのプレイヤーが画面の前で淡々とこなしていたあの行為が、ここでは血の通った重さを持って立ち上がってくる。
面白いのは、それでいて冷たい作品にはなっていないところだ。レッドは無口で、感情をベラベラ語らない。ゲームの「喋らない主人公」をそのまま人間として置いた結果、彼の内面は行動でしか見えてこない。ヒトカゲを選んだその一点に、勝ち気と覚悟がにじむ。捨てられたポケモンを世話するフジ老人と出会う場面では、この世界にも光の当たらない側があることがちゃんと提示される。ポケモンは便利な道具でもあり、置き去りにされる命でもある。そのアンビバレンスを隠さないからこそ、レッドが相棒を「賭けるもの」として戦わせる重みが効いてくる。これは単なる懐古アニメじゃなくて、初代の世界が本当はどれだけドライで、どれだけ切実だったかを掘り起こす作業なんだと思う。
特に刺さったシーン
声の配置がいちいち贅沢で、それだけで何度も見返したくなる。タケシを演じる杉田智和の、あの低く構えた落ち着き。岩タイプのジムリーダーという設定に、声の重心がぴたりとはまっていて、序盤の関門が一気に「越えるべき壁」として立つ。終盤、組織のボスとして現れるサカキの小山力也は、声を張らないのが怖い。静かに圧をかけてくる喋り方で、ああこの人は本気で世界をどうにかしようとしている、と思わせる。捨てられたポケモンの家のくだりで効いてくるのが、ゆきのさつきの演じるママの、たった数言の温度だ。旅立つ息子にかける言葉の、抑えた優しさ。あそこで一度、物語が呼吸する。
そしてやっぱり、終盤の進化の一閃。相棒が殻を破る瞬間に、小西克幸の声がかぶさってくる重量感は反則だ。彼はこの世界で複数の存在に声を当てていて、ゲンガーのあの粘つく嗤いも、終盤に解き放たれる大きな影の咆哮も同じ人だと気づいたとき、思わず巻き戻した。最初に見たときは展開を追うので精一杯だったけど、2回目はもう声だけで泣きそうになっていた。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 初代の赤・緑を親指が覚えているくらいやり込んだ世代
- サトシのアニメより、ゲームのドライな世界観のほうが好きだった人
- 短い尺に物語をぎゅっと畳む、密度の高い構成が好きな人
- 声優の演技で作品の温度が変わる瞬間を味わいたい人
合わない人
- ピカチュウとサトシの、あの友情の物語を期待している人
- ポケモンに明るく賑やかな空気を求めている人
- テレビシリーズを通っていなくて、初代の前提知識がまったくない人
- 配信で気軽に流し見したい人(ディスクを手に入れる手間がいる)
次に見るなら
このドライで密度の高い手触りが好きなら、ポケモン・ジェネレーションズがいちばん近い。歴代の名場面を短編で切り取るスタイルで、こちらと同じく「ゲームの記憶を映像で掘り起こす」快感がある。原点をもう一度ちゃんと辿りたくなったら、やっぱりポケットモンスター(無印TVシリーズ)に戻るのもいい。THE ORIGINが削ぎ落とした「友情」の側を、たっぷり浴びられる。少年が相棒と旅をして大人になる骨格そのものに惹かれたなら、デジモンアドベンチャーも効く。子どもとモンスターの関係を、もう少し情の側に寄せて描いた一本だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
本作「ポケットモンスター THE ORIGIN」は、現時点で配信が確定しているサービスはありません。視聴を希望される場合は、各配信サービスや公式サイトの最新情報をご確認いただくことをおすすめします。配信状況は時期によって変わることがありますので、こまめにチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
本作「ポケットモンスター THE ORIGIN」は、現時点で配信が確定しているサービスはありません。視聴を希望される場合は、各配信サービスや公式サイトの最新情報をご確認いただくことをおすすめします。配信状況は時期によって変わることがありますので、こまめにチェックしてみてください。
