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流星戦隊ムスメット
| 放送年 | 2004年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | TNK |
流星が7つ地上に落下した。7色に輝く流星は恐ろしい力を持っていた。流星を手にした者は、欲望を体現してモンスターに変身した。三科博士と岸和田博士は赤、緑、青の流星を秘密裏に入手し、研究を始めた。彼らは特別な装置を使用することで、その力を制御することに成功した。
作品概要・あらすじ
あらすじ
7つの流星が地上に降り注いだ。七色に輝くその流星には恐ろしい力が宿っており、手にした者は欲望をそのまま体現したモンスターへと変身してしまう。三科博士と岸和田博士は赤・緑・青の流星を秘密裏に入手し、特別な制御装置の開発に着手。研究の末、その危険な力を人間がコントロールする手段を生み出すことに成功する。かくして流星の力を宿した少女たちが、世界を脅かすモンスターたちに立ち向かう戦いが幕を開ける。
みどころ・魅力
① 欲望とモンスター化という独自の変身設定
流星を手にした人間が「欲望を体現したモンスター」へと変身するという設定は、従来の変身ヒーロー作品にはない独特のコンセプト。敵の正体が欲深さそのものというシニカルな視点が、コメディの中にも効いており、単純な勧善懲悪では終わらない面白さを生み出している。
② コメディとSFが融合した軽快なテンポ
冒険・SF・ラブコメ・セクシーとジャンルを横断したごった煮感が本作の魅力のひとつ。重くなりがちな世界の危機というテーマを、テンポよいコメディで包み込んでおり、肩肘張らずに楽しめる作風。2000年代初頭の深夜アニメならではのノリと勢いが詰まっている。
③ 博士たちが主導する「科学で力を制御」というリアリティ
流星の力に立ち向かうのが、超人的なヒーローではなく研究者たちの科学力という点がユニーク。「特別な装置で制御する」という設定が戦隊ヒーロー的な派手さにSF的な説得力を加え、作品全体の世界観に独自の厚みを与えている。
キャスト・声優一覧












スタッフ
| 監督 | 木宮茂 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 滝晃一 |
| 原案キャラデザ | 長谷川光司 |
| キャラクターデザイン | 原将治 |
| 音響監督 | 高橋秀雄 |
| OP | 榎本温子「愛の閃光」 |
| OP | Masumi Asano, Atsuko Enomoto & Halko Momoi「彩 Trichromatic」 |
| ED | SD☆Children「ムスメゴコロ☆オトメゴコロ」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見た瞬間に「あ、これは戦隊ものを女の子でやったやつだ」と即座にわかった。2004年という時代に、ジャンルの記号をこんなに正直に並べる作品があったんだな、と妙な安心感と不安感が同時にきた。配信がどこにもなく、TSUTAYA DISCASの宅配レンタルで掘り出してきた時点でもう半分覚悟はできていた。ところが見始めてみると、「セクシー」「コメディ」「SF」が意外なほど雑然と混在していて、それが逆に2000年代前半の空気感そのもので、懐かしいというより「そういえばこういう感触の作品、ちゃんと存在したんだ」という発見に近かった。2回目に見たとき、序盤のテンポの作り方が思った以上に丁寧だと気づいた。笑いとアクションと微妙な色気を一話のなかで共存させる技術は、ちゃんとある。
欲望はモンスターになる——でも制御できた者だけが戦える、という話
この作品の設定の核心は「流星を手にした者は欲望を体現してモンスターに変身する」という一点に尽きる。普通の戦隊ものなら、ヒーロー側は「選ばれた者」か「正義の心を持つ者」が変身する。でもこの作品では、その力の源が欲望そのものだ。博士たちが「特別な装置で制御することに成功した」というのは、つまり「欲望を消したわけではなく、手懐けた」ということになる。
そこが面白いと思っていて、この構造は単純なヒーローものではない。欲望を持つこと自体は、モンスターになった敵と何ら変わらない。違うのは制御できているかどうかだけだ。そしてその制御を担うのが女の子たち、というのが2004年という時代の文脈でどういう意味を持つか——当時は「萌えと戦闘力の同居」が流行のピーク手前で、女の子キャラクターが「守られる」側から「戦う」側に移行しつつあった過渡期だった。ムスメットはその空気に乗りながら、ちゃんと「欲望を制御する」という内面的なテーマをギミックとして仕込んでいる。
コメディとセクシー要素が前に出ているせいで見落とされがちだが、構造としては「欲望との向き合い方」を問う話だ。派手に暴走する敵のモンスターたちが体現するのは、制御できなかった欲望の末路。それを制御している側のヒロインたちも、別に欲望がないわけではない。その非対称性が、真面目に見ると思ったより重い。ただ作品の温度感はそこまで重くないので、この読み方はおそらく過剰解釈側だろうとも思っている。でも過剰解釈できる余地がある作品は、だいたい悪くない。
特に刺さったシーン
浅野真澄が演じる早乙女シオンの、変身前後の声のトーンの落差がずっと頭に残っている。浅野真澄は「明るくて少し抜けてる女の子」を演じながら、芯のある部分を一瞬だけ見せる、という技術が昔から巧みで、シオンというキャラクターはその真骨頂に近い。序盤の日常パートでの軽い掛け合いと、戦闘中に力を制御しようとする場面のわずかな緊張感の差——そこに、キャラクターの輪郭がちゃんとある。
榎本温子のほうは、コメディ色の強い場面でのタイミングの取り方が絶妙で、笑いの間を作れる声優がいるかどうかで作品全体のテンポが変わる、という実感がここにはある。ギャグシーンが滑らないのは、演者の技術に依るところが大きい。
ストーリー的には、モンスターが「欲望を体現した」人間の変容として描かれる場面が、思った以上に異形感があって、コメディ路線と思って見ていると少し面食らうかもしれない。その落差が、この作品の密かな武器だと思っている。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代前半のアニメの「雑然とした空気感」をそれ自体として楽しめる人
- 戦隊ヒーローものの文法が好きで、女の子版バリエーションとして素直に受け取れる人
- 浅野真澄・榎本温子の演技歴を追っているファン
- コメディ・アクション・微妙な色気が同居した90〜00年代的なごった煮作品が好きな人
- 配信にない作品をわざわざ掘って見るタイプの人(そうでないと物理的に見られない)
合わない人
- 話のテンポや作画品質に現代の水準を求める人
- 「セクシー」要素が苦手な人(ジャンルとして前面に出ている)
- 配信で手軽に見たい人(現状TSUTAYA DISCAS宅配レンタルのみ)
- 一本のテーマで串刺しにしたクリーンな物語を期待する人
次に見るなら
同じ2004年放送の魔法少女リリカルなのはは、SF設定と少女の戦闘力を組み合わせた作品として比較しやすい。こちらは「欲望の制御」より「力の継承と友情」に寄っているが、女の子が戦う理由の描き方に興味があるなら並べて見る価値がある。
舞-HiMEも2004年の同時代作品で、女の子たちが特殊な力を巡って戦う構造を持ちながら、コメディとシリアスの比重がシーズンを通じて変化していく。ムスメットより全体的に重い方向に転んでいくが、設定の空気感は近い。
もう少し軽くコメディ・アクションの文脈で見たいなら、キューティーハニー系列を辿るのが自然な流れだ。「女の子が変身して戦う・色気が伴う・SF設定」という組み合わせの源流にあたるので、2004年以前の地層を確認する意味でも面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、『流星戦隊ムスメット』は主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴にはDVDやBlu-rayなどのパッケージメディアをご利用ください。2004年放送の作品ですが、独特の世界観とコメディセンスは今見ても十分に楽しめる一作です。