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舞-HiME
| 放送年 | 2004年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise |
転校したばかりのまい時羽は、病気の兄の世話をしながら学校生活を送っていた。ところがある日、剣を持つ謎の少女を救ったことで、彼女の中に力が目覚める。彼女はHiME(戦闘姫)となり、同じ力を持つ11人の少女たちと共に、過酷な運命を背負うことになるのだった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
転校生の鴇羽舞衣は、病弱な弟・巧海の世話をしながら、海辺に建つ全寮制の風華学園へと編入してくる。新生活に胸をふくらませていた舞衣だったが、ある日、剣を手にした謎の少女を助けたことをきっかけに、自らの内に眠っていた不思議な力が目覚めてしまう。それは“HiME(ヒメ)”と呼ばれる、選ばれし少女だけが宿す特別な力だった。やがて舞衣は、同じ宿命を背負う仲間たちと出会いながら、学園を舞台にした過酷な戦いへと巻き込まれていく。可愛らしい日常と、シリアスな運命が交錯していく青春バトルファンタジーだ。
みどころ・魅力
① 12人の“HiME”が紡ぐ重厚な群像劇
本作最大の魅力は、舞衣を含む12人のHiMEそれぞれに濃密なドラマが用意されている点だ。明るい少女、孤高の剣士、謎めいた転校生など個性は実に多彩。彼女たちが抱える秘密や絆、そして対立が複雑に絡み合い、物語が進むほど予測できない展開へと加速していく。
② 笑いとシリアスの落差が生む中毒性
序盤は学園コメディとして軽快に進むが、物語が進行するにつれて作風は大きく一変する。日常の温かさを丁寧に描いたからこそ、後半に訪れる過酷な運命の重みがいっそう際立つ構成は見事。この緩急の振り幅こそが、視聴者を最後まで惹きつけてやまない大きな魅力となっている。
③ 迫力のバトルと“チャイルド”のデザイン
HiMEたちが召喚する守護獣“チャイルド”は、それぞれの個性を反映したユニークなデザインが目を引く。サンライズが手がけるアクション作画はダイナミックで、メカとファンタジー要素を融合させた戦闘シーンは見応え十分。スケールの大きな戦いが物語を熱く盛り上げる。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 小原正和 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉野弘幸 |
| キャラクターデザイン | 久行宏和 |
| 音楽 | 梶浦由記 |
| 音響監督 | 三間雅文 |
| OP | 栗林みな実「Shining Days」 |
| ED | あき 美郷「君が空だった」 |
| ED | 宮村 優子「It’s Only The Fairy Tale」 |
| ED | 栗林みな実「Shining Days」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は、深夜にやってる「女の子がいっぱい出てくるバトル物」くらいの軽い気持ちで見始めた。学園があって、変身があって、ロボみたいな召喚獣まで出てくる。2004年のサンライズだし、まあこういう座組みね、と高をくくっていた。ところが回を追うごとに様子がおかしくなる。コメディの顔をしたまま、これは相当えげつない話を始める気だぞ、と気づいたあたりから目が離せなくなった。中原麻衣が演じる舞衣が、序盤の世話焼きで気っ風のいいお姉ちゃんから、だんだん別の表情を見せ始める。その変化を追うだけで一周の価値があるし、二周目はほぼ序盤の伏線を拾い直す作業になった。軽い気持ちで入った人ほど、後半で椅子から動けなくなるタイプの作品だと思う。
守りたい人がいること、それがそのまま弱点として使われる話
この作品を一言でまとめるなら、「いちばん大切な人」を担保に取られた少女たちの話だ。HiMEは強い力を持つけれど、その力には残酷な裏側がある。自分の召喚獣が倒されたとき、消えるのは自分じゃない——自分がいちばん大切に思っている人のほうだ。つまり守りたいものを持っている人間ほど、決定的な弱点を抱えて戦わされる。強さの源泉が、そっくりそのまま首に巻かれた縄になっている。この構造に気づいた瞬間、それまでの賑やかな学園生活が全部、伏線だったとわかる。
うまいのは、このルールを最初に全部明かさないところだ。石田彰が演じる炎凪が、にやにやしながら少しずつ盤面のえげつなさを開示していく。あの声で笑いながら残酷な事実を置いていかれると、こっちはどんどん逃げ場をなくす。石田彰という人は、こういう「善意の顔をした悪意」みたいな役をやらせると本当に隙がない。彼が出てくるたびに画面の温度が一度下がる。
だからこれは、単なる魔法少女バトルでも、メカアクションでもない。「人を好きになること」「誰かを守りたいと思うこと」が、そのまま兵器化される世界の話だ。優しい子ほど追い詰められる。その理不尽を、作品はごまかさずに最後まで描き切ろうとする。そこに賛否はあるにしても、覚悟だけは本物だった。
特に刺さったシーン
やっぱり終盤、ある喪失が連鎖していく展開だ。一人の選択が次の悲劇を呼んで、それがまた次を呼ぶ。最初に見たとき、終盤のある一手で「そうくるか」と声が出た。前半であれだけ笑わせておいて、この畳みかけ方をするのかと。関智一が演じる楯祐一をめぐる関係のもつれが、ただの三角関係話じゃ済まなくなっていく流れは、今見返してもきつい。そして中原麻衣の芝居だ。気丈だった舞衣の声が、終盤で少しずつ削れていって、最後のほうでほとんど別人みたいに割れる瞬間がある。あの「声が壊れていく」演技を聴くためだけにもう一周してもいいと思っている。逆に救いになるのは田村ゆかりの杉浦碧で、あの底抜けに明るい先生にも実は背負っているものがあるとわかったとき、賑やかしキャラだと思っていた自分が少し恥ずかしくなった。
読んで見たくなったら——『舞-HiME』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- バトルロワイヤル構造——「全員が敵になりうる」緊張感が好きな人
- キャラ単体より、関係性が少しずつ崩れていく過程を見たい人
- コメディから始まって、後半で容赦なく顔を変える作品に耐性がある人
- 2000年代深夜アニメ特有の、湿度の高い空気が好きな人
合わない人
- 最後まで明るい学園物として楽しみたい人
- 好きになったキャラが理不尽に傷つくのが、どうしても無理な人
- 作画や演出が今の基準じゃないと乗れない人
- 終盤の畳み方に都合のよさを感じると、一気に冷めてしまう人(ラストは賛否が割れる)
次に見るなら
明るい入口から残酷な構造へ落とされる感覚が好きなら、魔法少女まどか☆マギカ。少女たちが力と引き換えに代償を払わされる話で、舞-HiMEの「優しさが弱点になる」テーマと地続きに感じられるはず。
「願いや大切なものを賭けて戦う」構造そのものに惹かれたなら、Fate/stay night。召喚した存在を従えて勝ち残りを争う聖杯戦争は、HiMEのバトルロワイヤル感とよく似た緊張がある。
もっと舞-HiMEの世界に浸りたいなら、同じスタッフが手がけた舞-乙HiMEへ。設定を組み替えたパラレルで、見知ったキャラの別の顔を見られるのが楽しい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
舞-HiMEは、dアニメストアとDMM TVで配信されています。どちらもアニメ作品を豊富に取りそろえた定額制サービスのため、月額料金の範囲内でいつでも視聴を楽しめます。全話をまとめて一気に見たい方にも、ぴったりの視聴環境が整っています。
よくある質問
まとめ
舞-HiMEは、dアニメストアとDMM TVで配信されています。どちらもアニメ作品を豊富に取りそろえた定額制サービスのため、月額料金の範囲内でいつでも視聴を楽しめます。全話をまとめて一気に見たい方にも、ぴったりの視聴環境が整っています。
