Fate/stay night

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2006Fate/stay night

Fate/stay night

★ 3.4 / 5.0アクションファンタジーラブコメ超自然
放送年2006年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作ビジュアルノベル
制作Studio DEEN

両親を火災で失ったシロウ・エミヤは、謎の魔術師に育てられ、魔法を学び始めたばかり。だが二人の強力な魔術師の戦闘に巻き込まれ、予想外の力で呪文を唱え、美しい女騎士を召喚してしまう。シロウは望まぬまま、ある競技へ巻き込まれていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

幼い頃に火災で両親を失った衛宮士郎は、魔術師・衛宮切嗣に育てられ、見よう見まねで魔術を学んでいた。ある夜、学校の倉庫で二人の魔術師が繰り広げる壮絶な戦いを目撃し、追い詰められた士郎は咄嗟に令呪を発動。「剣」のクラスで最強とされるサーヴァント・セイバーを召喚してしまう。こうして士郎は、七組のマスターとサーヴァントが聖杯をめぐって争う「聖杯戦争」に否応なく巻き込まれていく。

みどころ・魅力

① 「正義の味方」を夢見る少年の成長と葛藤

衛宮士郎は「人を助けたい」という強い信念を持つ一方、魔術師としては未熟な高校生。強大な敵や理不尽な現実にぶつかりながら、自分の理想と向き合い続ける姿は単純なバトルアニメの主人公像を超えており、見る者に深く問いかけてくる。

② 剣と魔法が交差する重厚なバトル演出

各サーヴァントが持つ宝具(固有の必殺技)の解放シーンや、魔術師たちの頭脳戦・駆け引きが見どころ。スタジオディーン制作による2006年版ならではの作画と演出で、バトルの緊張感と迫力がしっかり描かれている。

③ 士郎とセイバーの関係性が紡ぐドラマ

主従でありながら互いの信念をぶつけ合う士郎とセイバーの関係は、本作の核心。誇り高き騎士としての使命と、かつて背負った過去の重さを抱えるセイバーの内面が丁寧に描かれ、戦いの先にあるドラマ性が作品に深みを与えている。

キャスト・声優一覧

アルトリア・ペンドラゴン
アルトリア・ペンドラゴン
メイン
›
川澄綾子
アーチャー
アーチャー
メイン
›
諏訪部順一
衛宮士郎
衛宮士郎
メイン
›
杉山紀彰
遠坂凛
遠坂凛
メイン
›
植田佳奈
ギルガメッシュ
ギルガメッシュ
サブ
›
関智一
言峰綺礼
言峰綺礼
サブ
›
中田譲治
メドゥーサ
メドゥーサ
サブ
›
浅川悠
間桐桜
間桐桜
サブ
›
下屋則子
クー・フーリン
クー・フーリン
サブ
›
神奈延年
葛木宗一郎
葛木宗一郎
サブ
›
中田和宏
佐々木小次郎
佐々木小次郎
サブ
›
三木眞一郎
メデイア
メデイア
サブ
›
田中敦子

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スタッフ

監督山口祐司
シリーズ構成佐藤卓哉
原作奈須きのこ
原案キャラデザ竹内友崇
キャラクターデザイン石原恵治
音楽川井憲次
美術監督小山俊久
音響監督辻谷耕史
OPタイナカサチ「disillusion」
OPタイナカサチ「きらめく涙は星に」
ED樹海「あなたがいた森」
ED樹海「ヒカリ」
EDタイナカサチ「君との明日」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「Fateは伝説だから」という文脈で名前を聞き続けて、たぶん10年は経っていた。ゲーム原作、複数ルート、派生作品が山ほどある——その全体像がよくわからなくて、「どこから手をつければ?」と思っているうちにずっとそのまま。アニメ好きを自称する人間としてちょっと恥ずかしい空白地帯だった。

で、いざ見始めると最初の数話は「あ、思ったより王道だな」という印象だった。魔術を知らない主人公が巻き込まれていく——そういうフォーマットに見える。ところが序盤の戦闘シーンで「あ、これはちょっと違う」となる。サーヴァントという存在の圧倒的なスケール感、そして召喚されたアルトリアが名乗りを上げる瞬間の川澄綾子さんの声の重さ。「騎士王」という概念をあの一声で背負わせてしまう演技で、ここから空気がぜんぶ変わった。2回目に見たときはその瞬間を待ちながら再生していた。

他人の「理想」を引き受けて生きることの、重さと歪み

Fate/stay nightの2006年版が描いているのは、魔術師同士の聖杯戦争という形式を借りた、「正義の味方になりたい」という少年の話だ。衛宮士郎というキャラクターは、はっきり言って最初はつかみにくい。自分の身を犠牲にすることに躊躇がなく、他人のために動くことが自明の前提としてある。現代の感覚では「それって自己破壊じゃないの?」と思う部分がある。

ところがこの作品、その士郎の在り方を単純に美化しない。士郎の理想が「育ての親から受け継いだもの」である、という構造が物語の底に流れている。自分で選んだのではなく、憧れた大人の背中を追いかけているだけかもしれない——その危うさを、アーチャーというキャラクターが体現している。諏訪部順一さんの飄々としているのに刃のような温度を持つ芝居が、アーチャーの「こじれた結果としての人格」をリアルに立ち上げていて、序盤は「なんか嫌な奴だな」と思っていたのが、終盤で全部ひっくり返る。

聖杯戦争というゲームのルール上、サーヴァントたちは使い捨ての駒として扱われる側面がある。佐々木小次郎を演じる三木眞一郎さんが、あの役に与えた静けさ——多くを語らず、ただ剣を握って戦場に立つという在り方——は、「英霊として召喚されること」の意味を逆側から照らしている。派手に叫ばない方が、むしろ存在の重さが出る。

士郎が「正義の味方になりたい」と言うとき、その言葉は子どもの夢に見えながら、実は火災という喪失から目を逸らすための構造でもある。理想を高く掲げることで、自分の傷を見なくて済む——という読み方が、2回目以降だと全編にわたって滲んで見えてくる。これは単なるバトルファンタジーではなくて、「継承された理想の重さ」と「それを引き受けることの代償」についての話だと思う。

特に刺さったシーン

ギルガメッシュが登場する場面は何度見ても引力がある。関智一さんの演技が「王としての傲慢さ」を過剰にせず、むしろ余裕の中から滲ませる方向で作っていて、威圧感の質がほかのキャラクターと全然違う。声のトーンが一段低いところで安定していて、それが「格が違う」という視覚情報と完璧に一致している。初見で「あ、このキャラクターはレベルが違う」と直感的にわかる瞬間がある。

もう一つ挙げると、遠坂凛の立ち回りが好きだった。植田佳奈さんが演じる凛は、優秀で勝ち気なのに、ところどころで人間くさい隙が出る。そのギャップの調整が絶妙で、「完璧なエリートキャラ」に終わらせていない。終盤に向けて士郎との関係性が変化していく過程で、声のトーンが少しずつ柔らかくなっていくのが2回目に気づいた部分だった。最初は見落としていた変化が、繰り返すと全部設計されていたことがわかる。

読んで見たくなったら——『Fate/stay night』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「理想と現実の乖離」を主題にした物語が好きな人
  • 声優の演技の細部を拾いながら見るタイプ
  • ゲーム原作アニメの「Fate入門」として2006年版から入りたい人
  • バトルより人間関係の掘り下げに比重を置いた作品が好きな人
  • 主人公が一筋縄でいかない動機を持つ話が好きな人

合わない人

  • テンポ重視で見たい人(序盤は丁寧に世界観を積み上げる構成なので、展開が遅く感じることがある)
  • Fate世界の複雑な設定を把握してから見たい人(この作品単体では補足されない用語が多い)
  • 作画クオリティを最優先にする人(2006年の水準で見る必要がある)
  • 主人公に共感を求める人(士郎の行動原理は好み次第でかなり評価が分かれる)

次に見るなら

Fate/Zero:同じ聖杯戦争の10年前を描いた前日譚。こちらを先に見るか後に見るかで議論になるシリーズだが、stay nightを見た後だと伏線の回収が別の密度で刺さる。登場するサーヴァントたちの背景が描かれていて、2006年版では語られなかった部分が補完される。

魔法少女まどか☆マギカ:「理想と契約の代償」という構造が近い。こちらは少女たちが主人公だが、「願いを叶えることの重さ」と「引き受けた選択の結末」というテーマが、stay nightが好きな人に刺さりやすい。序盤の印象と中盤以降の落差が大きい作品なので、事前情報を入れずに見てほしい。

鋼の錬金術師 BROTHERHOOD:「失ったものを取り戻す代償」と「正義を追求することの歪み」を軸にした長編。stay nightほど重くはないが、理想を掲げた主人公が現実に削られていく過程の描き方が似ている部分があって、stay nightが気に入った人には違和感なく入れる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『Fate/stay night』(2006年TVアニメ版)は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中です。主要なVODサービスで視聴できるため、初めて「Fate」シリーズに触れる方も手軽に楽しめます。まずは動画配信で聖杯戦争の世界観を体験してみてください。

よくある質問

Q. Fateシリーズ初心者はどの作品から見ればいいですか?
A. 本作(2006年TVアニメ版)はセイバールートを中心に構成されており、シリーズ入門として適しています。世界観・用語を把握してから『Unlimited Blade Works』などへ進むとスムーズに楽しめます。
Q. 原作ゲームをやっていなくても楽しめますか?
A. はい、アニメ単体でストーリーは完結しており、原作ゲームの知識がなくても楽しめます。ただし原作はセイバー・凛・桜の3ルートがあるため、アニメ視聴後にゲームをプレイするとより深く楽しめます。
Q. 全何話ですか?一気見できますか?
A. 全24話構成です。1話あたり約24分のため、合計約10時間ほど。週末を使えば十分一気見できるボリュームで、展開が続くためまとめて視聴するのがおすすめです。
Q. 2006年版とufotable版(UBW・HF)は何が違いますか?
A. 本作はセイバールートを軸にした構成で、スタジオディーンが制作。ufotable版は凛ルート(UBW)・桜ルート(HF)を別個に映像化したものです。それぞれ主人公の成長テーマや関係する登場人物が異なります。

まとめ

『Fate/stay night』(2006年TVアニメ版)は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中です。主要なVODサービスで視聴できるため、初めて「Fate」シリーズに触れる方も手軽に楽しめます。まずは動画配信で聖杯戦争の世界観を体験してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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