Fate/stay night[Heaven’s Feel] Ⅰ.presage flower

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2017Fate/stay night[Heaven's Feel] Ⅰ.presage flower

Fate/stay night[Heaven’s Feel] Ⅰ.presage flower

★ 4.0 / 5.0アクションファンタジーサイコロジカル超自然
放送年2017年
フォーマット劇場版
話数1話
原作ビジュアルノベル
制作ufotable

人気ビジュアルノベル『Fate/stay night』第三ルートを映画化した三部作の第一作。聖杯戦争から10年後、冬木市で再び聖杯をめぐる戦いが勃発する。前回の聖杯戦争の参加者・切嗣の養子・衛宮士郎は、平穏な生活を送っていたが、聖杯戦争に巻き込まれることになる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

冬木市を舞台に、七人の魔術師と七騎の英霊が「聖杯」をめぐって戦いを繰り広げる「聖杯戦争」。人気ビジュアルノベル『Fate/stay night』の第三ルート「Heaven’s Feel」を映画化した三部作の第一章。正義の味方を夢見る少年・衛宮士郎は、偶然にも聖杯戦争に巻き込まれ、クラスメートの間桐桜との静かな日常が揺らぎ始める。いつもと異なる「おかしな影」の存在が、戦争の行方に不穏な影を落とす導入作。

みどころ・魅力

① ufotable描く圧倒的なバトルシーン

アニメスタジオ・ufotableが手がける映像美は本作最大の見どころのひとつ。粒子が飛び散る魔力表現、スピード感あふれる英霊同士の剣戟、緻密に描き込まれた夜の冬木市が融合し、劇場スクリーンでなければ体験できない圧倒的なクオリティで展開される。

② 間桐桜を主軸に描かれる新たな物語

過去のアニメ版では脇役に留まっていた間桐桜が、Heaven’s Feelルートでは物語の中心に立つ。士郎と桜の穏やかな日常の積み重ねが丁寧に描かれるからこそ、忍び寄る「影」の恐怖がより深く刺さる。既存シリーズのファンにも新鮮な視点を提供する一作。

③ 先行きを予感させる重厚な伏線とダークな空気感

第一章はあくまで「始まり」だが、随所に不穏な演出と伏線が散りばめられている。「なにかがおかしい」という違和感が全編を通じて漂い、第二章・第三章へと続く重厚な物語への期待を高める。Fate初見でも楽しめるよう丁寧に世界観が導入される。

キャスト・声優一覧

衛宮士郎
衛宮士郎
メイン
›
杉山紀彰
間桐桜
間桐桜
メイン
›
下屋則子
遠坂凛
遠坂凛
メイン
›
植田佳奈
アルトリア・ペンドラゴン
アルトリア・ペンドラゴン
メイン
›
川澄綾子
クー・フーリン
クー・フーリン
サブ
›
神奈延年
間桐慎二
間桐慎二
サブ
›
神谷浩史
メドゥーサ
メドゥーサ
サブ
›
浅川悠
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
サブ
›
門脇舞以
ヘラクレス
ヘラクレス
サブ
›
西前忠久
藤村大河
藤村大河
サブ
›
伊藤美紀
伊藤美紀
言峰綺礼
言峰綺礼
サブ
›
中田譲治
アーチャー
アーチャー
サブ
›
諏訪部順一

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スタッフ

監督須藤友徳
原案キャラデザ竹内友崇
キャラクターデザイン田畑壽之、須藤友徳、碇谷敦
音楽梶浦由記
美術監督衛藤功二
音響監督近藤光
EDエイマー「花の唄」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

Fateシリーズを「全部見よう」と思ったことがある。一度だけ。TVシリーズのどれから入ればいいかを調べ始めて、視聴順まとめ記事を読んで、なぜか15分後にブラウザを閉じていた。あの感覚、わかる人にはわかると思う。

だから劇場版から入れると聞いて、それを信じて見たのがこの『Heaven’s Feel』第一章だった。結論から言うと、「入れる」は本当だった。ただし「わかる」とはまた別の話で、最初の視聴では半分ぐらい「これ知ってる人向けの顔してるな」と思いながら見ていた。2回目で少し景色が変わった。序盤の静かなシーンの意味が、終盤を知った上で見ると全然違って見える。そういう映画だった。

「正しい英雄」を諦めた先にある話

ざっくり言うと、この映画は衛宮士郎が「いい子をやめていく」一章だと思っている。

Fate本編を知っている人からすれば当たり前の話かもしれない。でも劇場版単体で見たとき、この第一章がやっていることは、「主人公が正しい選択から少しずつ外れていく予感」を丁寧に積み上げることだ。士郎は基本的に「他人を守りたい、正義の味方でありたい」という欲求で動くキャラクターだが、間桐桜というひとりの人間と向き合うほど、その信念の輪郭がぼやけていく。

聖杯戦争という「正しい理由のある戦い」の外側に、士郎にとっての本音が静かに芽吹いている。それがこの映画の本題で、アクションシーンの派手さよりも、日常パートの息の詰まる距離感のほうが後から効いてくる。

神谷浩史が演じる間桐慎二が、この映画では特に重要な機能を持っている。表向きは嫌なやつなんだけど、彼の存在が士郎の「守ろうとしているもの」を可視化する装置になっている。慎二のセリフのトーン、どこか空虚な感じ、神谷さんのあの声域がそこにはまっていて、2回目に見たとき「あ、この人も何かを諦めてる顔してるな」と気づいた。

中田譲治の言峰綺礼は、出番こそ多くないが、ただ画面にいるだけで空気が重くなる。あの声で「何かが始まる」という感じを出せる人はそうそういない。諏訪部順一のアーチャーも、第一章の段階ではまだ全貌が見えないまま退場に向かっていくが、「このキャラクターにはもっと語られるべき物語がある」という余韻を残していく。

川澄綾子のアルトリアも、今作では「勝つために戦う」人間というより「何かに縛られている人間」として映る場面がある。植田佳奈の遠坂凛は相変わらず画面の安定剤で、凛が出てくるシーンは見ていて地に足がつく感じがする。

「正しくあろうとする人間が、正しさより大切なものに気づいてしまう」話。三部作の第一章として、これ以上ない仕込みだと思う。

特に刺さったシーン

終盤の戦闘シーンはもちろん見ごたえがあるんだけど、個人的に一番引っかかったのは序盤の日常描写だった。士郎と桜が一緒に朝食の準備をしている、あの「何でもない」感じのシーン。台詞でも何でもなく、動作と間だけで「この二人には積み重なってきたものがある」と伝えてくる。

最初に見たときは「ああ、日常パートね」と流していたんだけど、2回目で見るとあそこに全部詰まっているような気がした。この映画が最終的に何の話かを知った上で見ると、あの穏やかな場面が全然違う重さになる。

あとufotableの映像は本当にずるい。暗闇の中の魔術エフェクトとか、劇場のスクリーンで見た人は羨ましいと本気で思う。川澄綾子と植田佳奈の演技も、第一章の段階ではどちらもまだ「普通の空気感」を保っていて、その普通さが後の展開への伏線になっているのが、見返すとよくわかった。

読んで見たくなったら——『Fate/stay night[Heaven’s Feel] Ⅰ.presage flower』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さると思う人

  • 「正しさ」と「好きな人を守ること」の葛藤に弱い人
  • ufotableの映像に免疫がない人(免疫がついても刺さる)
  • Fateをいつか見ようと思いながら入り口を探していた人
  • 三部作・続きものを前提に見られる人
  • 声優の演技の細部に気づく習慣がある人

合わないかもしれない人

  • 一本で完結する話が見たい人(これは第一章なので、ここだけで「終わった」感はない)
  • Fateの世界観・ルール説明をある程度期待している人(説明はほぼない)
  • 日常パートが長いと感じるタイプ(前半の静けさは意図的だが、好みは分かれる)

次に見るなら

同じ衛宮士郎が主人公の別ルートを映像化した劇場版「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」(ufotable制作)。Heaven’s Feelと同じ原作を別の切り口で見ているような体験ができる。どちらが「正しい士郎か」を考え始めると沼に落ちる。

「守るべき人のために信念を曲げていく主人公」という軸で近いのが「魔法少女まどか☆マギカ」。魔法・戦闘・日常の組み合わせ方が構造的に似ていて、序盤の穏やかさが後半の重さへの助走になっている作りも共通している。

ufotableの映像体験が目当てなら「鬼滅の刃」は外せない。Heaven’s Feelで「作画ってここまでできるんだ」と思った人には刺さる。戦闘シーンの密度と、キャラクターの感情表現の精度が似た方向性を持っている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『Fate/stay night[Heaven’s Feel] Ⅰ.presage flower』は、現在dアニメストア・DMM TV・Huluで配信中です。三部作の第一章にあたる本作から順番に視聴することで、Heaven’s Feelの壮大な物語をより深く楽しめます。お気に入りの配信サービスでぜひ第一章からチェックしてみてください。

よくある質問

Q. Fate初心者でも楽しめますか?
A. 本作単体でも聖杯戦争の基本設定は劇中で説明されるため、ある程度楽しめます。ただしFate/stay nightの世界観やキャラクターをより深く理解したうえで観ると、感情移入しやすくなるのでシリーズ入門後の視聴がおすすめです。
Q. 三部作はすべて配信されていますか?
A. 第一章「presage flower」はdアニメストア・DMM TV・Huluで配信中です。第二章・第三章の配信状況は各サービスのサイトでご確認ください。三部作まとめて視聴することで物語が完結します。
Q. 他のFateシリーズ(Fate/Zero・UBW)と世界観はつながっていますか?
A. 同じ「聖杯戦争」を舞台に共通するキャラクターが登場しますが、Heaven’s Feelは独立したルートです。『Fate/Zero』や『UBW』を先に観ておくとキャラクターへの理解が深まり、より楽しめます。
Q. 子どもと一緒に観られますか?
A. 本作はダークな心理描写や激しい戦闘シーンを含むため、小さなお子様には向いていません。中学生以上、あるいは原作ゲームに親しんだ方向けの内容です。視聴年齢に合わせてご判断ください。

まとめ

『Fate/stay night[Heaven’s Feel] Ⅰ.presage flower』は、現在dアニメストア・DMM TV・Huluで配信中です。三部作の第一章にあたる本作から順番に視聴することで、Heaven’s Feelの壮大な物語をより深く楽しめます。お気に入りの配信サービスでぜひ第一章からチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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