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シュタインズ・ゲート 横行跋扈のポリオマニア
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | WHITE FOX |
テレビシリーズ最終回の数ヶ月後、秋葉原の穏やかな日にオカベと研究所メンバーがフェイリスからアメリカへの招待を受ける。マユリたちはアメリカの研究所に戻ったクリスティーナとの再会を計画していた。数日後、オカベの狂気の科学者としての側面が再び目覚める。
作品概要・あらすじ
あらすじ
テレビシリーズ最終回から数ヶ月後、フェイリスの招待でオカベリンたちはアメリカへ向かう。アメリカの研究所に戻ったクリスの元を訪ねるマユリたちだったが、再会を目前に、狂気の科学者「鳳凰院凶真」としての顔が再び目を覚ます。本編の緊迫した展開から一転、ゆるやかな日常とキャラクターたちの関係性の変化をコミカルに描くファンサービス色の強い一作。みどころ・魅力
① 本編後のキャラクターたちが見せる”その後”の空気感
あの激動のストーリーを乗り越えたラボメンたちが、普段通りの軽口とボケ合いを繰り広げる。本編を視聴済みだからこそ染みる、何気ない日常シーンの愛おしさがこのOVAの核心。キャラへの愛着がある視聴者ほど満足度が高い。② 再び炸裂する”鳳凰院凶真”モード
本編ではシリアスな局面が多かった中二病キャラとしてのオカベが、コメディ全開で帰還。場を読まない厨二発言、振り回されるラボメンたちのリアクションなど、シリーズの”笑い”の原点を存分に味わえる。③ オカベ×クリスの距離感が絶妙なラブコメ展開
アメリカという非日常の舞台でのクリスとの再会が、ほのかなラブコメ要素を生み出している。ツンデレなやり取りや、二人の間にしかない空気感がファンにとって見逃せないポイント。キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 小林智樹 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 花田十輝 |
| 原案キャラデザ | |
| キャラクターデザイン | 坂井久太 |
| 音楽 | 阿保剛 |
| OP | 伊藤かなこ「Hacking to the Gate」 |
| ED | 伊藤かなこ「Hacking to the Gate」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトル見て一瞬止まった。「横行跋扈のポリオマニア」って何?ポリオマニアって何語?ってなって、本編が好きだったから結局見るんだけど、見る前の気持ちとしては正直「蛇足になってないといいな」だった。
本編があれだけ重かったから。あれだけ削られてから最後に辿り着いた「今」だから、その後日談を30分そこらのOVAで出されても、と思っていた。でも実際見たら全然違った。これはアフターストーリーというより、本編の緊張をほぐすための、意図的な「息継ぎ」だった。2回目に見たとき気づいたのは、このOVAの軽さは欠点じゃなくて設計だということ。本編を知っている人間にしか、この軽さの意味はわからない。
何度タイムリープしても取り戻せない「くだらない午後」を、ようやく生きている話
シュタインズ・ゲートという作品が本編でやっていたのは、究極的には「日常を取り戻すための壮絶な戦い」だった。岡部倫太郎が失い続けて、諦め続けて、それでも諦めなかったのは、ラボの面々と過ごした何でもない時間のためだった。未来ガジェット研究所の、あのごちゃごちゃしたアジトで、誰かがどうでもいい発明品をドヤ顔で披露して、まゆりが笑って、ダルがツッコミを入れる——そういう時間のために、あれだけのことをやった。
このOVAはその「取り戻した時間」の中身を見せる。フェイリスのアメリカ招待から始まって、クリスティーナ(牧瀬紅莉栖)との再会を画策して、オカベの厨二病が再起動して——やっていることはくだらない。くだらないんだけど、本編を通過した後でこれを見ると、このくだらなさが異常に重く感じる瞬間がある。
宮野真守が演じる岡部倫太郎の「狂気のマッドサイエンティスト」モードが、このOVAでは完全にコメディのギアに入っている。本編であれだけ壊れていった同じ声が、今は笑えるものとして機能している。これは演技の振れ幅というより、文脈の問題だ。本編を見ていなければただのおかしな人だけど、見ていれば「ああ、こういう人だったんだ」と少し胸に来る。
花澤香菜のまゆりも同じで、このOVAの彼女はひたすら明るくてお人好しで、本編で何度も何度も死んでいったあの子と同じ声なのに、ここでは何も知らない顔で笑っている。それが救いなのか皮肉なのか、どちらとも取れる作りになっているのがうまい。
「横行跋扈のポリオマニア」というタイトルの意味も、見終わってから調べると少し笑える。ポリオマニアは「何かへの過度な愛着・執着」。オカベの厨二病への執着、クリスティーナへの執着、ラボへの執着——全部含んでいるようで、でもそれを「横行跋扈」(のさばり歩く)と形容するあたり、このOVAの自虐的なユーモアが出ている。
特に刺さったシーン
終盤、オカベの厨二病スイッチが完全に入って周りが引き気味になるシーンで、関智一の橋田至(ダル)のリアクションが絶妙だった。関さんはこういう「ちょっと呆れているけど結局乗っかる」役の間が本当にうまくて、長台詞でも短い一言でも体温が一定に保たれている。声優と夜あそびでのMC姿とは全然違う顔なんだけど、ダルというキャラクターへの愛着が滲み出ている感じがする。
田村ゆかりの阿万音由季と小林ゆうの漆原るかが絡むところも、本編の重さを知っていると「この二人がこんなに普通にいる」というだけで不思議な感慨がある。本編でそれぞれ背負っていたものを思い出しながら見ると、このOVAの軽さが二重露光みたいに見えてくる。
読んで見たくなったら——『シュタインズ・ゲート 横行跋扈のポリオマニア』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- シュタインズ・ゲートTV版を完走して、ラボのメンバーに愛着がある人
- 本編後に「みんな元気にやってるかな」と思った人
- 重い作品の後に軽いもので口直しをしたい人
- 宮野真守の厨二病演技が好きな人
合わない・注意が必要な人
- TV版未視聴でこれ単体から入ろうとしている人(前提知識なしでは面白さの半分も伝わらない)
- 本編のあの緊張感や重厚なSFを期待している人(このOVAは完全にコメディ寄り)
- 30分弱で完結するボリュームに納得できない人
次に見るなら
本編の続きとして制作されたシュタインズ・ゲート ゼロも見るなら、このOVAを挟んでから入るのがいい。ゼロは本編の「別ルート」なので時系列は前後するが、温度感の落差は覚悟した方がいい。
同じ「日常回・後日談」系で余韻を楽しむならとらドラ!のスペシャルエピソードも構造が似ている。本編で積み上げたキャラクターへの愛着を消費する形式で、OVAとしての機能が近い。
「重いSFの後の息継ぎ」という意味ではSTEINS;GATE 比翼恋理のだーりん(ゲーム原作・アニメ化作品)も同じ系統にある。こちらはさらにギャグ全振りで、本編を知っているほど笑えるメタ構造になっている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『シュタインズ・ゲート 横行跋扈のポリオマニア』は、dアニメストア・Netflix・Huluの3サービスで配信中。サブスクに加入していれば追加料金なく視聴できるため、本編視聴後すぐにそのまま続けて楽しめる環境が整っている。本編を見終えてまだキャラクターたちと別れたくない方は、ぜひチェックしてみてほしい。











