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新あたしンち
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | 漫画 |
ほぼ普通の家族による非常識な冒険。専業主婦の妻、夫、そして二人の子どもユウスケとミカンからなるこの変わった家族の日常を描いたナンセンスユーモア。毎日が予測不能なハプニングの連続で、家族全員が巻き込まれるおかしな出来事が次々と起こる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ごく普通の一家——専業主婦のお母さん、サラリーマンのお父さん、高校生の兄ユウスケと中学生の妹ミカン——が織りなす、笑いに満ちた日常を描いたホームコメディ。天然ボケなお母さんを中心に、家族それぞれのズレたセンスがぶつかり合い、何でもない毎日がなぜかドタバタな事件に発展していく。くすっと笑える脱力系ユーモアで、見る者の日常にほっこりした温もりを届ける。みどころ・魅力
① 天然すぎるお母さんキャラが生む笑い
本作の核心はなんといってもお母さんの天然ぶり。悪気は一切なく、ただただマイペースに生きているその姿が、家族を(そして視聴者を)翻弄する。「こんな人、いるいる」という親しみと「なんでそうなる?」というツッコミが同時に来るのが最大の魅力。② 短編オムニバス形式で気軽に見られる
1話が複数の短いエピソードで構成されており、どこから見ても楽しめる構成になっている。「ちょっとした隙間時間に1本だけ」という見方もできるため、アニメを長時間見続けるのが難しい人にも入りやすい。③ 世代を超えて楽しめるファミリーコメディ
子ども目線、親目線、それぞれの立場で刺さるシーンが散りばめられており、家族みんなで笑える内容になっている。大人が見ると自分の親や自分自身の姿を重ねてしまうような、懐かしくも温かい笑いが詰まっている。キャスト・声優一覧



スタッフ
| 監督 | 小倉宏文 |
|---|---|
| OP | 立花「LET’S GO!あたしンち」 |
| ED | 細野晴臣「ろっかばいまいべいびい」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「新」ってついている時点で、旧作があると知っていた。「あたしンち」という名前には聞き覚えがあって、朝の時間帯に流れていたアニメ、という輪郭だけが記憶にある。内容は完全に空白だった。そういう状態で2015年リニューアル版を見始めた。
見てしばらくして、なぜ内容を覚えていないかわかった気がした——これはストーリーを追うアニメじゃない。「今日の話」が終わったら次の「今日の話」が始まる、というフォーマットで、因果関係も伏線回収も一切ない。見終わっても何かが積み上がるわけではなく、ただ時間がほんの少し柔らかくなって終わる。2回目に通して見たとき気づいたのは、このお母さんというキャラクターの行動原理が、見れば見るほどよくわからなくなるということだった。
「普通の家族」と呼ばれているが、一番意味のわからない生き物がそこにいる
あらすじには「ほぼ普通の家族」と書いてある。これが絶妙に正確で、絶妙に嘘くさい。
父、母、ユウスケ、みかん。家族の構成要素は確かに普通だ。専業主婦の母が家事をして、父は会社に行き、きょうだいは学校に通う。舞台はどこにでもある日本の住宅で、家具も食卓も特別なものは何もない。
だが、お母さんが普通じゃない。
このキャラクターの異常性は、最初は「天然なおかあさん」という記号に見える。ちょっと抜けていて、食い意地が張っていて、自分のペースで動く。でも見続けていると、これはもう少し根の深い話で、このお母さんの行動を規定しているルールが、他の家族員とも、視聴者とも、たぶん人類一般とも微妙にズレている、という確信に変わってくる。
欲しいものは欲しい、食べたいものは食べる、行きたいところには行く。論理的整合性より先に身体が動いている。その迷いのなさが、見ていると妙に羨ましくなる瞬間がある——社会性という名のフィルターを全部外した人間というか、そもそもそのフィルターが最初から搭載されていない人間として。
みかんやユウスケはそれに振り回される側として描かれるが、完全にうんざりしているかというとそうでもなく、呆れながらも慣れている、という距離感がいい。家族というのは突き詰めると「一番近くにいる他人」で、理解しきれないままなんとなくやっていく関係性だという、身も蓋もない真実をこのアニメはひたすら積み重ねていく。
笑えるのは、そのズレが「ひどいこと」ではなく「ただただ独自の宇宙で動いている」という提示のされ方をしているからだと思う。批判もなく、感動もなく、ただそこにある。ナンセンスコメディという形式の純度がとにかく高い。
特に刺さったシーン
お母さんが何かにこだわっているエピソードが好きで、食べ物や買い物が絡む話は毎回安定して面白い。
序盤のある話で、お母さんが特定のものに執着して家族を巻き込むくだりがあって、みかんやユウスケがため息をついている横でお母さんだけ完全に充足している、という構図を見たとき、笑いがワンテンポ遅れてやってきた。この「笑いのタイミングが少し遅い」というのがこのアニメ全体のリズムで、それに気づいてからはそのテンポを待つのが楽しくなった。
声の演技でいうと、お母さんのトーンが絶妙で、「おかしなことを言っている」という自覚が一切ない声なのがポイントだと思う。大声を出す場面でも、周囲への影響を気にする音が一切混じっていない。あの一点突破の発声が、キャラクターの核心をそのまま体現している。
みかん視点の回は、学校での出来事がそのまま淡々と描かれるものもあって、お母さんが出てこない話でも全体のトーンがまったくブレない。世界観の設計として、これは地味に難しいはずだと2回目に見てちょっと感心した。
読んで見たくなったら——『新あたしンち』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 旧作「あたしンち」を昔見ていた記憶はあるが内容はほぼ忘れた、という人
- 見ながら別のことをしていても成立する、環境音的なアニメを探している人
- 理不尽な家族に育てられたが、今はその話を笑えるようになった人
- ナンセンスコメディが好きで、オチより「そこまでの空気感」を楽しめる人
- 1話完結・短編形式が体力的にちょうどいい時期にある人
合わない人
- ストーリーの積み上がりと伏線回収に快感を覚える人
- キャラクターへの感情移入を深めたい人(この作品はそこを目指していない)
- テンポが速くてビシッとオチがつくコメディが好みの人
- お母さんのようなキャラクターが現実の身近にいて、まだ笑えるほど距離が置けていない人
次に見るなら
家族の日常コメディという軸で、近い温度感の作品を挙げる。
ちびまる子ちゃんは同じく「子ども視点で家族と日常を描く」系統で、こちらも独自の宇宙で動いているキャラクターが多い。おじいちゃんへの愛情の描き方がひどくて面白く、長期視聴に向いている点も共通している。あたしンちのお母さんが好きならまるちゃんのおじいちゃんも合うと思う。
クレヨンしんちゃんは、しんのすけというキャラクターがお母さんと同じく「自分のルールで動いている」存在として機能していて、家族全体が振り回されるという構造が似ている。ただしこちらはテンポが速く笑いが前に出る設計なので、あたしンちよりアクティブに笑いたい人向け。
サザエさんは古典的すぎると思われがちだが、家族の関係性が「なんとなく続いていく」という描き方の純度はこの3作品の中で一番高い。積み上がらない日常の繰り返しに安心感を覚えるタイプには、むしろ原点としてフィットする。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『新あたしンち』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluと、主要な動画配信サービスで幅広く視聴できます。複数のサービスに対応しているため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。気軽に見られる短編コメディですので、まずは1話から試してみてください。