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その着せ替え人形は恋をする
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | CloverWorks |
高校生の五条新菜は雛人形作りに夢中で、友人もなく会話も苦手だった。しかし学園一の人気者・北川巫女がコスプレ好きという秘密を明かしたことで、新菜の裁縫技術が新たな目的を得る。二人は力を合わせて巫女のコスプレ姿を実現させていくことになる。
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配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
雛人形師を志す高校生・五条新菜は、裁縫の腕前は一流でも人付き合いが苦手な孤独な少年。そんな彼の前に、クラスの人気者・喜多川海夢が現れ、「コスプレがしたい」という秘密の願いを打ち明ける。好きなものを貫く海夢の姿に影響を受けた新菜は、その衣装制作に全力で取り組むことになる。正反対な二人が互いの「好き」を尊重し合いながら、ゆっくりと距離を縮めていく青春ラブコメ。
みどころ・魅力
① キャラクターの「好き」が真剣に描かれるリアルな熱量
コスプレへの情熱を持つ海夢と、雛人形作りに人生を捧げる新菜。それぞれが自分の好きなものに真剣で、その熱量がぶつかり合う場面には胸が熱くなる。趣味を「恥ずかしいもの」として隠さず、堂々と向き合う姿勢が本作の核心にある。
② 精密な衣装制作シーンと圧倒的な作画クオリティ
CloverWorksによるアニメーション制作は、コスプレ衣装の質感や裁縫工程を丁寧に描写。海夢のコスプレ姿は原作ファンからも高い評価を受けた。衣装が完成していくプロセスと、それを着た瞬間のビジュアルインパクトは見どころのひとつ。
③ 不器用なすれ違いが愛おしいピュアなラブコメ展開
恋愛経験のない二人が、ともに過ごす時間の中で自覚なく惹かれ合っていく展開が丁寧に描かれる。海夢の明るさと新菜の誠実さが互いを補い合い、じれったくも心温まる関係性の変化がラブコメとしての大きな魅力となっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 篠原啓輔 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 冨田頼子 |
| キャラクターデザイン | 石田一将 |
| 音楽 | 中塚武 |
| 音響監督 | 藤田亜紀子 |
| OP | Spira Spica「燦々デイズ」 |
| ED | Akari Akase「恋ノ行方」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、コスプレというジャンル自体にほぼ興味がない。コスプレイヤーを撮影したフォトブックを見ても「すごいな」と思うだけで、何も刺さらない。なのにこれは見た。友人から「なんか面白い」と言われて、それ以上の説明もなく見始めたら、気づいたら4話まで進んでいた。
最初は主人公・五条新菜のキャラクターに「また内向きな主人公か」と思いかけた。雛人形に命を注ぐ男子高校生、友達いない系。ただ、2話くらいで気づいた。このアニメ、主人公の「好きなもの」への解像度が異様に高い。2回目に見たとき、序盤から北川巫女との距離感の変化が丁寧に積み上げられているのが分かって、印象がだいぶ変わった。
「好き」を持っている人間だけが、他人の「好き」を本当に尊重できる
このアニメが描いているのは、ラブコメの皮をかぶった「承認の話」だと思っている。単なる恋愛成就の物語ではなく、「自分の好きなものを恥ずかしいと思わずにいられるか」という問いがずっと底に流れている。
五条新菜は、雛人形が好きで、それをまわりに言いにくいと感じている。北川巫女は、コスプレが好きで、それを学校では隠している。二人は「隠している好き」を持った者同士として出会う。ここが重要で、この作品は「どちらの好きが正しいか」を一切裁かない。コスプレを見下す視点も、雛人形を時代遅れと笑う視点も、どちらも採用しない。
五条が巫女のためにコスプレ衣装を作り始めるとき、彼は初めて自分の技術を「誰かの好き」のために使う。そしてそれが、彼自身の「好き」をも肯定していく構造になっている。人形を作る繊細な手仕事と、キャラクターの衣装を再現する作業は、本質的に同じものとして描かれる。細部への執着、素材の選択、縫い目の正確さ——その重なりが、五条というキャラクターをここまで魅力的にしている。
2回目に見たとき気づいたのは、巫女が五条に「すごい」と言うシーンの数が、物語が進むにつれて確実に増えているということだ。それは単なるヒロインの惚れっぽさじゃなく、五条の技術と誠実さへの具体的な反応として積み上げられている。「好き」を持っている人間だけが、他人の「好き」に本気で驚けるのだ。そういうことをこのアニメは、台詞ではなく行動と表情で見せてくる。
特に刺さったシーン
終盤、五条が巫女の衣装を完成させて渡すシーンで、種﨑敦美の声が一瞬だけ揺れる瞬間がある。乾紗寿叶というキャラクターのセリフなのだが、あそこで思わず巻き戻した。種﨑さんは出演163本のベテランで、感情のグラデーションを出すのが本当に上手いのだが、あの「間」は一発録りでしかできない類の芝居だった。
丹下桜が演じる天花寺ミライは、出番は多くないが、登場するたびに空気が変わる。30年以上キャリアを積んできた声が、若いキャラクターを演じているときの独特の「落ち着き」が、キャラクターに不思議な奥行きを与えていた。関根明良の山内瑠音もいい。普段は感情を抑えた演技なのに、特定の場面だけ声の温度が上がる。そのギャップで、序盤の「感情が読みにくいキャラクター」という印象が後半ひっくり返される。
コスプレとか全然興味ないんだけど、これは見た。なんかよかった、というのはつまり、ジャンルを超えてきた、ということだと思う。
読んで見たくなったら——『その着せ替え人形は恋をする』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「好き」を人に言えなかった経験がある人
- 職人気質なキャラクター・技術描写が好きな人
- ラブコメだけど恋愛ゴリ押しじゃないものが見たい人
- 声優の演技を細かく聞きたい人(メインキャストが全員仕事をしている)
- コスプレに興味がない人(むしろそのくらいが丁度いい距離感で見られる)
合わない人
- セクシー描写が苦手な人(北川巫女の衣装はかなり際どい場面が多い)
- 「進展が遅い」タイプのラブコメが苦手な人
- コスプレ・オタク文化に対して距離を置きたい人
次に見るなら
スキップとローファー——地方出身の少女が上京して、ゆっくりと人間関係を築いていく話。「好き」をそのまま出せるキャラクターと、うまく出せないキャラクターが交差する構造が似ている。恋愛より人間関係の丁寧さを楽しみたいなら先にこちらでもいい。
ヲタクに恋は難しい——オタク趣味を持つ社会人同士の恋愛。「隠している趣味」を持つ者同士の距離感の描き方が近い。こちらはよりドライで笑えるトーンなので、その着せ替えのほっこり感と対比で見ると面白い。
僕の心のヤバイやつ——内向きな男子と目立つ女子というラブコメの骨格は近いが、こちらは主人公の内面描写がより陰湿で笑える。その着せ替えの後に見ると、ラブコメとしての振り幅が分かる。
よくある質問
まとめ
『その着せ替え人形は恋をする』は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Hulu・Disney+と、主要な動画配信サービスのほぼすべてで視聴が可能です。加入しているサービスを問わず手軽にアクセスできる環境が整っており、見逃した方も今すぐ全話視聴を始めることができます。


