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スチームボーイ
| 放送年 | 2004年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise |
レイはイギリスの19世紀半ばで暮らす若き発明家。初の万博開催直前、祖父ロイドがアメリカから送った神秘的な力を秘めた「スチームボール」という素晴らしい発明がレイの元に届く。一方、悪質なオハラ財団はその力を利用するためスチームボールの奪取を狙い、人間を送り込んでくる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
19世紀半ばのイギリス。発明一家に生まれた少年レイ・スチームのもとに、アメリカで研究を続ける祖父ロイドから「スチームボール」と呼ばれる謎の球体が届けられる。それは膨大な蒸気の力を秘めた画期的な発明だった。しかし、その力を独占しようと企てるオハラ財団がスチームボールの奪取を狙い、レイに迫る。初の万国博覧会を目前に控えたロンドンを舞台に、科学の使い道をめぐって祖父・父・レイ三世代の思惑が交錯していく。蒸気機関が生み出す壮大なメカニックと、暴走する科学技術の行方を描いたスチームパンク・アクションの傑作。
みどころ・魅力
① 大友克洋が描く緻密なスチームパンク世界
「AKIRA」の大友克洋が手がけた劇場版。蒸気機関全盛の19世紀イギリスを、膨大な作画とCGで緻密に再現しています。歯車やパイプが入り組んだメカニックの描写は圧巻で、鋼鉄と蒸気が支配するスチームパンクの世界観を映像でじっくり堪能できる一作です。
② 三世代が問う「科学とは何か」
レイ、父エディ、祖父ロイド——発明一家の三世代が、スチームボールの使い道をめぐって対立します。科学技術は人を豊かにするのか、それとも破壊をもたらすのか。立場の異なる三者の信念がぶつかり合い、単なる冒険活劇にとどまらない深いテーマ性を物語に与えています。
③ クライマックスの圧倒的スペクタクル
終盤、ロンドンの街を舞台に展開する「スチーム城」の暴走シーンは必見です。蒸気の白と鋼鉄の街並みが織りなすダイナミックなアクションと、緻密に積み上げられた映像美が融合します。劇場版ならではの大スケールな見せ場が、最後まで観る者を画面に釘付けにします。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 大友克洋 |
|---|---|
| 音楽 | |
| 美術監督 | 木村真二 |
| 音響監督 | 百瀬慶一 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
大友克洋の映画、という一行だけで腰が上がった。AKIRAの人だ。それ以外の予備知識はほぼ無くて、正直スチームボーイというタイトルすら見た記憶があやふやだった。蒸気の少年。なんだそれ、と思いながら再生した。最初の数分で察したのは、これはAKIRAのネオ東京を期待して見ると肩透かしを食うやつだ、ということ。舞台は19世紀のイギリス、煤けた工業都市、歯車と配管とリベットの世界。テンションの上がり方がまるで違う。ただ、画面の密度は相変わらず常軌を逸していて、背景の蒸気機関ひとつひとつにいちいち見入ってしまった。期待していた方向とは別の場所で殴られた、という感じの始まり方だった。科学は人を幸せにするのか——祖父と父、二つの「進歩」に挟まれた少年の話
この映画を「蒸気でドカンとやるアクション」だと思って見ると、たぶん途中で置いていかれる。中心にあるのはもっと地味で、もっと厄介な問いだ。科学技術は誰のためにあるのか——という、答えの出ない綱引き。レイには発明家の祖父ロイドと父エディがいて、この二人が同じ「進歩」という言葉を使いながら、まるで逆の方向を向いている。片方は科学が人類を豊かにすると信じ、もう片方は力は力として突き詰めるべきだと考える。スチームボールというマクガフィンは、その対立をそのまま握りしめた拳みたいなものだ。 面白いのは、映画がどちらかを正解にしないところ。理想を語る側も、力を語る側も、どっちもそれなりに筋が通っていて、どっちもどこかで暴走する。レイ少年はその真ん中に放り込まれて、英雄的な決断を下すというより、目の前で起きている事態に振り回されながら自分なりの落としどころを探す。子どもが大人の正しさを裁定できるわけがない、という当たり前の手触りがちゃんと残っているのがいい。 単なる発明少年の冒険譚ではなく、これは「進歩」という言葉に酔った人間たちの群像劇だと思う。万博という、当時の人類が”未来”を信じきっていた祝祭を舞台に選んでいるのも効いている。希望と破壊が同じ蒸気から噴き出してくる。その両義性をまるごと画面に詰め込んだ作品だ。特に刺さったシーン
終盤、街そのものが装置と化していく一連の展開。ここで作画オタクとしての血が騒いだ。蒸気が配管を駆け上がる音、金属が軋む低音、それが折り重なって、画面がうるさいくらいに生きている。CGと手描きの境目を蒸気で塗りつぶすみたいな力技で、見ているこっちの体温まで上がった。 声の面でも引っかかった瞬間がある。オハラ財団側の人間、ジェイソン・ベイカーを演じる稲田徹の低い声が、あの鉄と蒸気の世界にやたら馴染む。脅すでもなく淡々と圧をかけてくる感じが、組織の不気味さをそのまま音にしていた。対して、エマ・レドモンドを演じる小林沙苗の声がふっと差し込まれると、画面の温度が一瞬だけ変わる。鋼鉄の物語の中で、人間の体温を担当しているのがこの声だった。派手な見せ場の裏で、こういう音の設計に唸らされる映画だ。読んで見たくなったら——『スチームボーイ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 歯車・配管・蒸気機関のメカ描写を、ストーリーそっちのけで眺めていられる人
- AKIRAの作画密度が好きで、舞台が変わってもあの密度に浸りたい人
- 「科学は善か悪か」という答えの出ない問いを、結論なしで転がされても平気な人
合わない人
- 主人公の明確な成長や、すっきりしたカタルシスを求める人
- テンポよく話が進まないとつらい人(序盤は世界の説明にじっくり時間を使う)
- キャラクターへの感情移入を物語の軸にしたい人
次に見るなら
まず順当にAKIRA。同じ大友克洋が、こちらは荒廃した近未来を舞台に同じ熱量で街と暴力を描く。スチームボーイの「力の暴走」というテーマの、もっと剥き出しの原型がここにある。蒸気が好きならネオ東京のバイクも刺さるはず。 蒸気と機械の冒険という意味では天空の城ラピュタ。少年少女と、人を幸せにも不幸にもする超技術。テーマの兄弟みたいな作品で、スチームボーイの祖父と父の対立を別の角度から見ている気分になる。 もう一本、大友克洋が脚本を手がけたメトロポリス。重厚な美術と、技術と人間のディストピア的な距離感。スチームボーイの世界観の手触りが気に入ったなら、この退廃的な未来都市もたぶん合う。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
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| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「スチームボーイ」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つのサービスで視聴できます。複数の配信サービスで取り扱われているため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめるでしょう。アニメ作品を幅広く扱うプラットフォームが揃っていますので、ご自身の利用環境に合わせて選んで視聴するのがおすすめです。
よくある質問
まとめ
「スチームボーイ」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つのサービスで視聴できます。複数の配信サービスで取り扱われているため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめるでしょう。アニメ作品を幅広く扱うプラットフォームが揃っていますので、ご自身の利用環境に合わせて選んで視聴するのがおすすめです。
