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グレンラガン パラレルワークス 2
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 7話 |
天元突破グレンラガンのパラレルワークスシリーズの一編。グレンラガンのキャラクターが異なる世界で活躍する短編アニメ集です。各映像はGAINAXのアニメーターによって制作されています。製作者は劇団イヌカレー、林あけみ、Sushio、西垣翔子、山口智、佐伯庄司、阿部信吾、小竹歩です。
作品概要・あらすじ
あらすじ
TVアニメ『天元突破グレンラガン』のスピンオフ短編映像集「パラレルワークス」シリーズの第2弾。シモン、ヴィラル、ニアといったおなじみのキャラクターたちが、本編とはまったく異なるパラレルワールドで活躍するオリジナルストーリーを収録しています。劇団イヌカレー、林あけみ、SushioなどGAINAXの個性豊かなアニメーターたちが各話を手掛けており、それぞれのクリエイターの個性が色濃く反映された実験的かつ多彩な映像作品集です。みどころ・魅力
① 個性派クリエイターが描く、全く異なる「もしもの世界」
劇団イヌカレーや林あけみ、Sushioら、それぞれ作家性の強いアニメーターが1本ずつ担当。ホラー調、コミカル、実験的アニメーションなど絵柄もジャンルも各話でまったく異なり、同じ「グレンラガン」のキャラクターが全く別の世界観で動くのが新鮮な驚きです。② 本編ファン必見の「if」エピソードとキャラクター解釈
本編では描かれなかったキャラクターの側面や、別の運命をたどる「if」の物語が展開されます。特に本編を深く愛しているファンにとっては、キャラクターへの愛情と知識が試される贅沢な短編集として楽しめる内容です。③ GAINAXアニメーターたちの実験精神が詰まった映像表現
商業作品では見られないような実験的な表現技法や演出が随所に盛り込まれており、アニメーション制作そのものへの関心がある視聴者にも見応えがあります。各話の作風の違いを比較しながら鑑賞するのもひとつの楽しみ方です。トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
グレンラガン本編が好きで、何度も見返しているうちに「パラレルワークス」の存在を知った。公式のスタッフが作った外伝映像集、と聞けば見ない理由がない。ただ困ったのが、本編が今どこの配信でも見られないことで、DVDを引っ張り出すかレンタルを探すかという話になる。そういう苦労をしてまで見た人間にとっては、これはちょうどいいご褒美だった。
2作目にあたるこのパラレルワークス 2、最初に見たときは正直「アニメーターの同人誌みたいなものかな」と軽く思っていた。GAINAXの各アニメーターが好き勝手に作ったショートフィルム集、という説明だけ聞けばそう思うのが自然だ。ところが実際に見始めると、全然「おまけ」じゃない。本編で見慣れたキャラクターたちが、まったく別の文脈で、別の美術スタイルで動いているのを見る奇妙な体験は、2回目以降で細かい演出の差異に気づくたびに増幅された。
「グレンラガンらしさ」とは何か——キャラクターを別世界に放り込むことで初めてわかる輪郭
パラレルワークスというフォーマットの本質は、「異なる世界でも同じキャラクターに見えるか」という実験だと思う。劇団イヌカレー、林あけみ、Sushioといった名前が並ぶ制作陣はそれぞれの作家性が強く、当然ながら映像のルックはショートごとにまるで違う。音楽のテイストも、キャラクターの置かれる状況も、物語の文脈も、本編とは切り離されている。
それでもシモンはシモンで、ヨーコはヨーコで、カミナはカミナだ。これはキャラクターデザインという話だけではない。各アニメーターが「このキャラクターの核にあるもの」を掴んで別の器に注ぎ込んでいるから、世界観が変わっても人物の輪郭が崩れない。本編を繰り返し見た人間なら、ほとんど直感的にそれを受け取れる。
逆に言えば、このシリーズを見ることで「自分がグレンラガンのどこに惹かれているか」が明確になる副作用がある。あるショートを見て「これはちゃんとグレンラガンだ」と感じる瞬間と、「面白いけどちょっと違う」と感じる瞬間の境界線——それを追いかけると、自分がキャラクターに求めているものの正体が見えてくる。本編ファンにとってパラレルワークスは「本編を照らし返す鏡」として機能している。それが単純な外伝映像集と一線を画す理由だと思う。
特に刺さったシーン
劇団イヌカレーのパートが特に印象に残っている。あの独特の絵柄と色彩設計は本編でも異質な存在感を放っていたが、ショートフィルムという形式になると制約が少ない分、その世界観が全開になる。本編での「挿入される異空間」という役割から解放されて、作品として完結している感覚があった。
Sushioのパートは、キャラクターの動き方そのものへの偏愛が透けて見えて、2回目以降で止め絵を確認したくなる類のものだ。「この人、本当にこのキャラが好きで描いてるんだな」という熱が画面から出ている。声もない、説明もない、それでも伝わるというのはアニメーターの腕の話であって、そこを見る楽しみはテレビシリーズとは種類が違う。
全体として、音楽との同期の仕方が各ショートで考え抜かれているのも見どころで、特定のビートに合わせてカットが切り替わる箇所はタイミングを確認したくて何度か巻き戻した。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- グレンラガン本編を複数回見ていて、キャラクターの細部まで把握している人
- GAINAXのアニメーター個人の作家性に興味がある人(劇団イヌカレー、Sushio等の名前で反応できる人)
- ミュージッククリップ的な、物語よりも映像体験を楽しめる人
- 「本編とは違うが確かに同じキャラクターだ」という奇妙な感触を楽しめる人
合わない人
- グレンラガン本編未視聴の人(前提知識なしでは刺さる部分が半減する)
- まとまったストーリーを期待している人(短編集なので物語的な満足感はほぼない)
- 統一されたビジュアルスタイルを好む人(ショートごとに作風が激変する)
- DVDを入手する手間をかけたくない人(現状、配信での視聴手段がない)
次に見るなら
FLCL(フリクリ)はGAINAXの「アニメーターが暴れる」系作品として並べやすい。ストーリーを追うよりも画面の密度を浴びる体験としての構造が近く、パラレルワークスの各ショートに感じた「作家の衝動が直接届いてくる感覚」を別の形で味わえる。短い尺でも情報量が異常に多い。
Animatrixは「本編ファン向けの外伝短編集」という形式がほぼ同じで、複数の作家が同一世界観を解釈して映像化している。日本側のスタッフが手がけた回は特に、本編とは別の角度からキャラクターや世界の輪郭を照らし返してくれる。パラレルワークスに感じた楽しみの構造を別作品で確認したいなら。
天元突破グレンラガン 紅蓮篇/螺巌篇は言うまでもなく、パラレルワークスを見たなら劇場版も入れておきたい。テレビシリーズとの差異を比較しながら見ると、制作陣が「何を残して何を変えたか」の判断が浮かび上がってくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では『グレンラガン パラレルワークス 2』の配信サービスへの配信は確認されていません。視聴にはBlu-rayやDVDなどのパッケージ版をご利用ください。本編『天元突破グレンラガン』のファンにとっては特別な一作ですので、ぜひパッケージでの鑑賞をおすすめします。