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東京ESP
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Xebec |
高校生の凛花は東京で父親と暮らす貧乏な少女。帰宅途中、空を飛ぶペンギンを見かけてスカイツリーを追う。その先には空を泳ぐ魚が。魚が凛花を通り抜け、彼女は意識を失う。目覚めると、固い物質を通り抜ける能力が身についていた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
東京で父と暮らす貧乏な女子高生・漆葉凛花。ある日の帰宅途中、空を飛ぶペンギンと、それを追うようにスカイツリーへ向かう光る魚の群れを目撃します。一匹の魚が凛花の体をすり抜けた瞬間、彼女は意識を失い倒れてしまいます。目覚めた凛花は、自分が壁などの固い物質を通り抜ける「超能力(ESP)」を身につけていることに気づきます。同じく能力に目覚めた少年・京谷と出会った彼女は、超能力を悪用する者たちが引き起こす東京の混乱に巻き込まれていきます。能力者同士の戦いの中で、凛花は自らの力を何のために使うのかを問われていくことになります。みどころ・魅力
① スカイツリーを舞台にした近未来東京のビジュアル
空飛ぶペンギンや光る魚といった幻想的なモチーフから、能力者がぶつかり合うスペクタクルまで、現実の東京を舞台にした映像表現が魅力です。見慣れたランドマークが超能力バトルの舞台へと変貌していく非日常感が、物語に独特の没入感を与えています。② 多彩なESP(超能力)が織りなすバトル
壁抜け、念動力、発火など、能力者ごとに異なる力が登場し、その組み合わせや使い方の駆け引きが見どころです。能力を善のために使う者と私欲のために使う者の対立構造が、単なる派手なアクションにとどまらないドラマを生み出しています。③ 普通の少女が「力」と向き合う成長譚
貧しくも前向きに生きてきた凛花が、突然手にした力にどう向き合うのか。戸惑いながらも誰かを守るために立ち上がっていく姿は、ヒーローものとしての王道の熱さを持ち、主人公の心の揺れに自然と感情移入できる物語になっています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 高柳滋仁 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 滝山真哲 |
| 音楽 | エバン・コール |
| 美術監督 | 木下了香 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | ファイラン「東京ゼロハーツ」 |
| ED | 妖精帝国「救世Άργυρóϛ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ESPと聞いて思い浮かんだのは念動力だの透視だの、要するに能力者バトルもの。X-Menの東京版でしょ、くらいの軽い気持ちで再生ボタンを押した。そうしたら開幕、スカイツリーの周りを魚が泳いでいて、ペンギンが空を飛んでいる。ちょっと待て、と思った。能力者の話だと身構えていたのに、最初に出てくるのが空飛ぶ生き物の群れというのは予想していなかった。固いものをすり抜ける——壁を、床を、自分の意思とは関係なくすり抜けてしまう感覚を、こんな入り方で持ってくるのかと。2回目に見たとき、あの序盤の浮遊感は「異能を手に入れる高揚」じゃなくて「足元が抜ける恐怖」として撮られているんだと気づいて、印象がかなり変わった。
ある朝、自分が”普通の側”じゃなくなっていた話
能力者ものは普通、力を手に入れた人間がどう戦うかを描く。東京ESPはその一歩手前、「力を手に入れてしまった人間が、世界からどう線を引かれるか」を描いている作品だと思っている。凛花がすり抜けの力を得たのは、本人が望んだからではない。空を泳ぐ魚に通り抜けられただけだ。選んでいない。なのに目覚めた瞬間から、彼女はもう昨日までの「普通の貧乏高校生」ではいられなくなる。ここが効いている。
この作品が単なる超能力アクションではないと感じるのは、能力者(ESP)を「異物」として扱う社会の温度がずっと背景に流れているからだ。力を持った側は、ヒーローにもテロリストにもなれる。世界を変えたい者は、自分たちを差別する側を倒すことを正義だと信じている。その理屈は、否定しきれない部分を持っている。誰かを救う力と、誰かを脅かす力が、まったく同じ能力の表と裏でしかない——この居心地の悪さを、派手なバトルの裏でちゃんと抱えている。東西羅を演じる久川綾の声が、その「正しさを語る者の不気味さ」を支えていて、優しい言葉で恐ろしいことを言う場面の温度差が忘れられない。出演200本のベテランが、敵役を「絶対悪」にしないでくれる安心感がある。結局この話は、力の善悪ではなく、力を持った人間にどんな線を引くかという話なんだと思う。引かれる側に回された凛花が、それでもどっちの線にも染まりきらずに立っているのが、地味だけど芯になっている。
特に刺さったシーン
序盤、能力に振り回されて自分の体が床を通り抜けてしまうシーン。ここで凛花が見せるのは、力を得た喜びじゃなくて純粋なパニックなんだけど、その慌てふためき方がやけに生々しくて、思わず一緒に息を詰めた。落ちる、と頭で分かっているのに体が支えてくれない感覚。あれを「便利な能力ゲット」じゃなく「事故」として描いたのが好きだ。
あと完全に個人的な引っかかりなんだけど、土宮神楽が出てきた瞬間に「あ、こっちにもいたのか」と声が出た。茅原実里の声が乗ると、戦う少女の凛とした硬さがちゃんと出る。出演105本の積み重ねというより、あの一本筋の通った発声が画面を締める。緒方恵美が演じる大空歩も良くて、少年役を緒方恵美にやらせると外さない、という長年の信頼がここでも裏切られない。低く構えた稲田徹の漆葉竜胆と、井上和彦の養谷老師の落ち着いた声が脇を固めていて、声の重心が下にあるおかげで派手な画面が浮つかずに済んでいる。
読んで見たくなったら——『東京ESP』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 能力者ものを「バトル」だけでなく「差別と社会の話」として見たい人
- X-Men的な、力を持つ者と持たざる者の対立構造が好きな人
- スカイツリーや東京の街を舞台にした、空中戦の絵が見たい人
- 久川綾・茅原実里・緒方恵美あたりの声で芝居を聴きたい人
合わない人
- 能力のルールや設定をきっちり詰めてほしいタイプの人
- 主人公が最初から強く、爽快に無双する話を求めている人
- テンポよく一話完結で進む構成が好きな人
次に見るなら
同じ作者の世界とつながる喰霊-零-。東京ESPの土宮神楽が向こうにも顔を出していて、能力者と組織と裏切りの陰のある手触りが好きなら、こちらの一話冒頭の衝撃込みで観てほしい。
都市を舞台に異能者がぶつかり合う空気が好きならとある科学の超電磁砲。能力を持つことの社会的な扱いと、街を走り回るアクションのバランスが近い。
「異能を持った瞬間に普通の側から弾かれる」感覚を、もっと乾いた孤独として味わいたいならDARKER THAN BLACK -黒の契約者-。力と引き換えに何かを失う者たちの話で、東京ESPの裏側にある冷たさと響き合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
TVアニメ「東京ESP」は、dアニメストアとU-NEXTで配信中です。どちらのサービスも見放題作品として揃っているため、アニメ配信に強いサービスを選べば快適に視聴できます。これから一気見したい方は、この2つのサービスをチェックするのがおすすめです。
