※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

円盤皇女ワるきゅーレ 時と夢と銀河の宴
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | 漫画 |
前シーズンの不思議で魔法的な出来事により、カズトは2人のワルキューレを手に入れた。彼は今、少女姫ワルキューレと子供姫ワルキューレの両方と一緒に暮らし、世話をしている。そして彼らはまだ結婚していない。
作品概要・あらすじ
あらすじ
前シリーズの不思議な出来事によって、カズトのもとには2人のワルキューレが存在することに。少女の姿に戻った姫ワルキューレと、幼い姿のままのもう1人のワルキューレと、カズトは屋根の下で奇妙な共同生活を続けている。2人の姫と結婚も果たせないまま、賑やかな日常はさらに混迷を深めていく。笑いと恋愛と宇宙が入り乱れるドタバタSFラブコメの第3弾OVA。みどころ・魅力
① 2人のワルキューレが生み出すカオスな三角関係
少女姿と幼児姿、性格も異なる2人のワルキューレがカズトをめぐって繰り広げる争いはドタバタ全開。どちらが「本物の姫」なのかという問いが笑いとほろ苦さを同時に生み出し、シリーズファンには見逃せない展開が続く。② 宇宙×日常ラブコメならではのゆるい世界観
銀河皇女と地球の高校生という設定のズレをそのまま笑いに変える独特のテンポが本作の持ち味。日常シーンのゆるさとSF的な大袈裟さのギャップが、シリーズを通じて安定した癒しとコメディを提供している。③ シリーズ完結へ向けた感情的な着地点
コメディ主軸ながら、カズトと姫ワルキューレの関係にはじんわりとした情感が宿る。笑いで包まれた中にある小さなロマンスの積み重ねが、長くシリーズを見続けてきた視聴者に対してきちんと報いる内容となっている。スタッフ
| 監督 | 高本宣弘 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 藤井まき |
| OP | ゆう子 佐々木「One Kiss」 |
| ED | 鈴村健一「Sorekara」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「円盤皇女ワるきゅーレ」というタイトルを見た瞬間、2002年の空気が蘇ってきた。あの頃のTVシリーズ、深夜帯にひっそり放送されていた、ああいう温度のやつ。で、このOVA「時と夢と銀河の宴」は2006年——TVシリーズ2期が終わったあとに出た補完OVAだ。「宴」というサブタイトルからして、既存ファンを集めて最後にもう一杯やろうというコンセプトが透けて見える。
最初に見たとき、正直「こういうの残ってたんだな」という発掘感の方が強かった。シリーズをひと通り見ていた上での鑑賞だったので、カズトと2人のワルキューレ——大人のワルキューレと子供サイズになったワルキューレが同居しているという状況が、セリフなしでも把握できる。逆に言うと、このOVAから入る人間には相当厳しい。前提知識がないと、なぜ同じ名前のキャラが2人いるのかすら説明されない。
2回目に見て気がついたのは、この作品がいかに「間」で成立しているかということだった。ドタバタしているようで、実は何も起きない。その何も起きなさが、意図的な選択に見えてくる。
「また同じ日常」を愛でることしかできない人間の話
シリーズを通して、ワルキューレという存在は「永遠」と「消耗」の間をずっと揺れている。カズトに魂を渡したことで子供の姿になったワルキューレと、元の大人の姿のまま存在するワルキューレ——この2人が同じ屋根の下にいるという構図は、同一人物の「失われた形」と「残った形」が並立している状態だ。TVシリーズではこの設定が物語を動かすエンジンとして機能していたが、このOVAではそのエンジンはほとんど動かない。
「宴」というタイトルは、ストーリー的な解決を提示しない代わりに、現状をそのまま祝祭として差し出す、という宣言だと思っている。誰かが元の姿に戻るわけでもなく、誰かと誰かが正式に結婚するわけでもなく、ただ今の状態でみんなで飯を食って笑っている、その輪郭をなぞるだけの1本。
これを「何も解決しない」と読むか、「解決しなくていいものを描いている」と読むかで、この作品の評価はまるで変わる。個人的には後者だと思っている。失われたものは取り戻せない、でも失った後の日常にも自分たちなりの形が生まれていく——その不完全さを「それでもいい」と言い切るのがこのOVAの核心だ。
2006年という時代を考えると、これは当時の深夜アニメが持っていた一種の共通文法でもある。物語を解決せずにファンの前に「また一回分の日常」を出すことが、コンテンツとしての誠実さだった時代。このOVAはその文法を忠実に守っている。守りすぎているとも言えるが、シリーズを愛していた視聴者へのラブレターとして読めば、それでいい。
特に刺さったシーン
子供ワルキューレが大人ワルキューレの行動を真似ようとして、でも身体のサイズが合わなくて微妙にズレていくシーンがある。コメディとして処理されているのだが、2回目に見ると笑えない。同じ人物が、異なる器に入って、同じことをしようとしている。その切なさをギャグの皮で包んで出してくる作り方は、シリーズの中でも特に意地が悪いと思う——褒め言葉として。
ワルキューレ役の声優の演じ分けも、このシーンで際立っている。大人ワルキューレと子供ワルキューレは同じ声優が担当しているわけではないが、この2人が同じ空間でセリフを掛け合うとき、「もともと同一人物だった」という記憶を音だけで想起させてくる。テキストで説明しなくても成立している部分だ。
カズトの過剰なほど平静な反応も好きで、常識的に見れば完全に異常な状況を「まあそういうもんか」と受け入れている佇まいが、このシリーズの世界観をそのまま体現している。人間が宇宙の姫と同居していることへのリアクションが薄い男、という設定のくだらなさを、真顔で維持し続けることで成立するコメディだ。
読んで見たくなったら——『円盤皇女ワるきゅーレ 時と夢と銀河の宴』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズ1期・2期を最後まで見た上で「その後どうなったか」が気になっている人
- 2000年代前半の深夜アニメの空気感——ゆるくてローテンションでドタバタが続くだけ——に懐かしさを感じる人
- 物語が「解決」しなくても、日常の切り取り方が好みなら満足できる人
- 同居コメディ・ドタバタハーレム系のフォーマットに抵抗がない人
合わない人
- TVシリーズ未視聴で、このOVAから入ろうとしている人(前提知識なしでは状況説明がほぼない)
- SFという要素を期待している人(設定はSFだが、描かれるのはほぼ日常コメディ)
- 何かが動いて変化することを求めて見る人(このOVAはほぼ何も動かない)
次に見るなら
同じ2000年代初頭のゆるハーレム日常コメディが好きなら、魔法先生ネギま!は方向性が近い。ドタバタと超常設定の組み合わせ、解決しない恋愛関係、コアキャラの多さ——いずれもワるきゅーレに感触が似ている。ネギまの方がスケールが大きくなりすぎるが、序盤のゆるい日常パートを楽しむ感覚はほぼ同じだ。
「同一人物の複数形態が同居する」という設定に何か感じた人には、魔法少女まどか☆マギカより以前の時代の作品として月詠 -MOON PHASE-を勧めたい。人外の少女との奇妙な同居、関係性の非対称さ、コメディとシリアスが混在する空気感は、ワるきゅーレシリーズと同じ棚に並べていい作品だ。
このOVAで「宴として日常を肯定する」演出が気に入ったなら、AIRを。Key作品の中では構造が近い——何かが解決するというよりも、「今ここにある形」をそのまま肯定するための物語として作られているという意味で。温度感は全然違うが、根っこで似たものを向いている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『円盤皇女ワるきゅーレ 時と夢と銀河の宴』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVで視聴できます。主要な配信サービスで広くラインナップされているため、すでに加入中のサービスからすぐに視聴を始められます。シリーズ1作目からまとめて追いかけたい方にも、各プラットフォームの検索からアクセスしやすい環境が整っています。