裏切りは僕の名前を知っている

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2010裏切りは僕の名前を知っている

裏切りは僕の名前を知っている

★ 3.4 / 5.0冒険ドラマファンタジー
放送年2010年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作漫画
制作J.C.STAFF

桜井ユキは謎の能力を持つ孤児である。現在の家であるあさひ孤児院の柵の近くで発見された彼は、自立を目指している。最も避けたいことは誰かの負担になることだ。しかし彼の能力はこれを困難にする。誰かに触れると、その人の感情を感じ、心の闇と、その闇の原因を正確に見ることができるのだ。制御できず、他者との関わりに苦しむユキ。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

桜井ユキは、人に触れるとその人の感情や心の闇、そしてその原因までも見えてしまう特殊な能力を持つ少年。誰かの重荷になることを何より恐れ、自立を願いながらも、制御できない力ゆえに他者との関わりに苦しんでいた。そんなある日、彼の前に現れた草壁正樹をはじめとする「尊君家(ぎおうけ)」の人々。彼らはユキの過去と、彼が背負う宿命の真実を知る者たちだった。ユキは自らの能力の意味と、繰り返されてきた縁(えにし)の物語に少しずつ触れていく。

みどころ・魅力

① 「他者の心が見える力」が描く繊細なドラマ

触れた相手の感情と心の闇を読み取ってしまうユキの能力は、便利さよりも痛みとして描かれます。人を傷つけたくない、負担になりたくないという彼の優しさと孤独が物語の根底に流れ、自己受容へと向かう成長の軌跡が静かに胸を打ちます。

② 宿命と絆をめぐる重層的なファンタジー

尊君家の戦士たちとユキを結ぶのは、何度も繰り返されてきた縁の物語。過去と現在が交錯する構成の中で、運命に抗いながらも互いを守ろうとする者たちの強い結びつきが丁寧に紡がれ、ファンタジーとしての奥行きを生み出しています。

③ 美麗なキャラクターと耽美な世界観

原作・小田切ほたるの作風を受け継いだ繊細で美しいキャラクター造形と、陰影の濃い世界観が魅力。重く切ないテーマを叙情的な映像と音楽で包み込み、登場人物それぞれが抱える想いを際立たせる雰囲気づくりが楽しめます。

キャスト・声優一覧

祗王夕月
祗王夕月
メイン
保志総一朗
ルカ=クロスゼリア
ルカ=クロスゼリア
メイン
櫻井孝宏
若宮奏多
若宮奏多
サブ
石田彰
藤原彌涼
藤原彌涼
サブ
成田剣
降織千紫郎
降織千紫郎
サブ
日野聡
カデンツァ
カデンツァ
サブ
黒田崇矢
祇王橘
祇王橘
サブ
三木眞一郎
アシュレイ
アシュレイ
サブ
植田佳奈
遠間克己
遠間克己
サブ
岡本信彦
ソドム
ソドム
サブ
石川桃子
蓬莱黒刀
蓬莱黒刀
サブ
神谷浩史
式部為吹
式部為吹
サブ
天野由梨

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スタッフ

監督桜美かつし
シリーズ構成高橋ナツコ
キャラクターデザイン中山由美、松浦麻衣
音楽海田庄吾
美術監督栫ヒロツグ
音響監督明田川仁
OPレイフラワー「裏切りのない世界まで」
OPレイフラワー「イニシエ」
EDレイフラワー「蒼い糸」
EDレイフラワー「絆」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルが少女漫画すぎる。「裏切りは僕の名前を知っている」なんて、口に出すと少し恥ずかしくなる語感で、正直ずっと”タイトル避け”をしていた作品だった。で、調べたら本当に少女漫画原作で、ああやっぱり、と妙に納得して見始めた。最初の数話はキャラの多さと専門用語に置いていかれかける。けれど桜井ユキという少年の「誰の重荷にもなりたくない」という一点だけは、初回からまっすぐ刺さってきた。2回目に見直すと、序盤のぎこちない距離感が全部あとの伏線だったと気づいて、印象がひっくり返る。タイトルで損している作品、という第一印象だけは今も変わらない。

誰かの重荷になりたくない少年が、何度生まれ変わっても選ばれ続ける話

桜井ユキの能力は、触れた相手の感情と心の闇が流れ込んでくるというものだ。便利な力に見えて、これは要するに「他人と近づくほど傷つく」呪いに近い。だから彼は人との距離をずっと測り続け、何より「負担になること」を恐れる。この作品を単なる異能バトルファンタジーとして見ると、たぶん退屈する。テンポは遅いし説明も多い。けれど軸にあるのは終始、”選ばれることへの怯え”だ。ユキは何度生まれ変わっても、自分なんかが誰かに守られる価値があるのか、と問い続ける。そこにルカ=クロスゼリアが現れる。櫻井孝宏の、低く湿度を抑えた声でただ「お前を守る」とだけ言う男だ。理由を語らない。語らないからこそ、ユキの「なぜ自分を」という問いが宙に浮いたままになる。輪廻と前世という大仰な設定は、突き詰めれば「条件をつけずに人を選べるか」という一点に奉仕している。愛されたいくせに、愛される資格を自分に許せない——そういう面倒な人間の心を、ファンタジーの皮で包んだ作品だと思っている。

特に刺さったシーン

序盤、ユキがうっかり他人に触れて、相手の心の底に沈んだ澱みを一気に浴びてしまう場面。視界が歪んで、他人の痛みが自分の痛みとして流れ込んでくる演出が生理的にきつくて、思わず肩に力が入った。ここでルカが間に割り込む。櫻井孝宏の声は感情を盛らないぶん、守るという行為そのものの重さだけが残る。脇を固める声優陣も効いていて、石田彰の若宮奏多が飄々と落とす毒、三木眞一郎の祇王橘が持つ大人の余裕、神谷浩史の蓬莱黒刀がまとう影、岡本信彦の遠間克己の若さ——声の温度差が、ユキを取り囲む”家族未満”の空気を作っている。派手な見せ場より、誰かが黙ってユキの隣に立つ瞬間のほうが刺さる作品だ。

読んで見たくなったら——『裏切りは僕の名前を知っている』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 輪廻・前世・宿命みたいな大仰な設定を、ニヤニヤしながら摂取できる人
  • バトルより、キャラ同士の距離感と沈黙の会話を味わいたい人
  • 櫻井孝宏石田彰の声で、たいていのことは許せてしまう耳の持ち主

合わない人

  • テンポよく話が進んで、毎話スカッと決着がつくのが好きな人
  • 専門用語と人物名を一度で覚えられないと不機嫌になる人
  • 男性キャラ同士の濃密な情緒が画面を支配するのが苦手な人

次に見るなら

07-GHOST:ほぼ姉妹作と言っていい雰囲気。宿命を背負わされた少年と、その傍らに立つ男たち、薄暗い世界観。「裏切りは〜」の空気が好きなら、まず間違いなく合う一本。
最遊記:過去と業を引きずる男たちが、軽口を叩き合いながら旅を続けるアンサンブルもの。重さと乾いたユーモアの配合が近い。三木眞一郎の声が好きならこちらも。
黒執事:耽美で薄暗い、契約と忠誠の物語。守る/守られるの関係性そのものに痺れた人に、静かに効いてくる作品。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「裏切りは僕の名前を知っている」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴できます。いずれもアニメ作品を幅広く扱うサービスなので、ご自身が普段使っているサービスで気軽に楽しめます。じっくり世界観に浸りたい作品なので、お好みの環境でゆっくり鑑賞してみてください。

よくある質問

Q. 「裏切りは僕の名前を知っている」はどこで配信されていますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで視聴できます。複数の選択肢があるので、普段お使いのサービスに合わせて視聴環境を選べます。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. 冒険・ドラマ・ファンタジーの要素を併せ持つ作品です。特殊な能力を持つ少年を主人公に、宿命や絆をめぐる重厚な人間ドラマが描かれます。
Q. いつ放送されたアニメですか?
A. 2010年に放送されたTVアニメです。放送から時間が経った作品ですが、現在も主要な配信サービスで楽しむことができます。
Q. どんな人におすすめですか?
A. 繊細な心理描写や、宿命・絆をテーマにした耽美なファンタジーが好きな方におすすめです。静かで切ない雰囲気の物語に浸りたいときにぴったりの作品です。

まとめ

「裏切りは僕の名前を知っている」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴できます。いずれもアニメ作品を幅広く扱うサービスなので、ご自身が普段使っているサービスで気軽に楽しめます。じっくり世界観に浸りたい作品なので、お好みの環境でゆっくり鑑賞してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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