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這いよれ!ニャル子さん F
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Xebec |
ある休日、八坂真尋は同級生の珠緒と余市に誘われ、話題のアミューズメントスポットへ行くことに。母の頼子やシャンタッ君も加わり、皆で脱出ゲームを楽しむ。しかし、ゲーム後、真尋とニャル子だけ様子がおかしくなってしまう。ニャル子は宇宙ナノマシンを体内に取り込まれ、力を失い記憶も曖昧になっていく。真尋は記憶を失いゆくニャル子を支えようとするが、その原因は謎に包まれたまま物語は進む。ハイテンションラブコメディ
作品概要・あらすじ
あらすじ
ある休日、八坂真尋は同級生の珠緒と余市に誘われ、話題のアミューズメントスポットへ出かけることに。母の頼子やシャンタッ君も加わり、みんなで脱出ゲームを楽しむ。しかしゲーム終了後、真尋とニャル子だけ様子がおかしくなる。ニャル子は宇宙ナノマシンを体内に取り込まれ、力を失い記憶も曖昧になっていく。記憶を失いゆくニャル子を支えようとする真尋だが、その原因は謎に包まれたまま――。人気ラブコメディの劇場版OVA作品。
みどころ・魅力
① ハイテンション&シリアスが交差するギャップの妙
「這いよれ!ニャル子さん」シリーズ恒例のテンポの良いギャグと、今作ならではのシリアスな展開が絶妙に絡み合う。記憶を失っていくニャル子と、それを懸命に支えようとする真尋の関係性が、いつもとは違う温度感で描かれており、シリーズファンほど刺さる構成になっている。
② クトゥルフ神話×ラブコメというシリーズの真骨頂
宇宙ナノマシンという設定にもクトゥルフ神話のエッセンスが散りばめられており、原作ファンにはニヤリとできるネタが随所に登場する。コメディとSF・ホラーの要素を軽やかに融合させた本シリーズ独自の世界観を、OVAというコンパクトな尺で凝縮して楽しめる。
③ キャラクター総出演でシリーズの集大成感
頼子やシャンタッ君など、シリーズを通じておなじみのキャラクターが勢ぞろいし、脱出ゲームというシチュエーションで賑やかなやり取りを繰り広げる。TVシリーズを見てきたファンにとっては、愛着あるキャラクターたちの掛け合いを存分に楽しめる一作となっている。
キャスト・声優一覧


















スタッフ
| 監督 | 長澤剛 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 狐印 |
| キャラクターデザイン | 滝山真哲 |
| OP | 後ろから這いより隊G「這いよれOnce Nyagain」 |
| ED | 侵略!イカ娘「きっとエンゲージ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルの「F」、見たとき正直首をかしげた。Final? Fever? それともただのアルファベット? 本編シリーズは一通り追っていたので、続編OVAが出たなら見るかという義務感に近い動機で再生した。
で、実際に見てみると、序盤はいつものニャル子さんだった。真尋くんをひたすら消耗させるあのテンポ、阿澄佳奈の声が乗っかるとニャル子という存在がちゃんと成立するんだなと改めて思った。喜多村英梨の真尋も、ツッコミのタイミングが独特で、ラブコメのリアクション役として機能してる。
2回目に見たとき気づいたのは、脱出ゲームというシチュエーションの使い方の上手さだ。コメディ的なノイズを一回整理して、その後の展開に乗せるための「舞台」として機能している。Fが何の略なのかは、最後まで見てもよくわからなかった。
「記憶が消えていく」を、ギャグとシリアスの境界線で使う話
これをラブコメのOVAとして雑に括ることもできるが、中盤以降に出てくる「ニャル子が宇宙ナノマシンによって力と記憶を失っていく」という設定は、ちゃんと見るとそこそこ重い。普段ハイテンションでまくしたてる阿澄佳奈の演技が、徐々にトーンダウンしていくあの感覚——あれはキャラクターとして「弱っていく」ことを、声のテンションで表現している。
このOVAが一番やりたかったのは、おそらく「いつもうるさくて鬱陶しいニャル子が、静かになったとき何が残るか」という実験だと思う。真尋の側から見れば、消えかけているものを必死に繋ぎ止めようとする話でもある。喜多村英梨が演じる真尋の、感情の出し方が普段より少しだけ素に近い場面があって、そこに引っかかった。
ニャル子さんというシリーズはクトゥルフ神話のキャラクターたちを日常系ラブコメに落とし込んだものだが、「神話的存在が弱体化する」という展開は、作品の根っこにある「強大なものが人間サイズに縮んでいる」というコンセプトの延長線上にある。それをギャグじゃなくてシリアスに使ったのが、このFという話だ。単発OVAでそれをやる判断は、正直悪くない。
久川綾演じる頼子さんが序盤の脱出ゲームパートにいることで、全体のテンションが少し落ち着く。あのキャスティングの安定感はさすがで、脱出ゲームという非日常に日常感を持ち込む役割を自然にこなしている。
特に刺さったシーン
終盤、ニャル子が記憶を失いかけながら真尋に話しかける場面。阿澄佳奈の声から例のテンションが抜けて、どこかぼんやりした質感になっている。普段がうるさければうるさいほど、静かになったときの落差が効く。ここで思わず音量を上げた。
脱出ゲームのパートでは、羽多野渉演じる余市が良い緩衝材になっていて、釘宮理恵のハス太がそこに絡む構図が短い尺でもちゃんと機能している。釘宮理恵は出番が多くなくても存在感が特定の位置に固定されるというか、画面の中に「重さ」が生まれる感じがある。
全体的に、本編シリーズで積み上げてきたキャラクター間の関係性を前提にしているので、ここだけ単体で見ても刺さりにくい。逆に本編を見てきた人間には、このトーンの変化が余計に響く。
読んで見たくなったら——『這いよれ!ニャル子さん F』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「這いよれ!ニャル子さん」本編を1期・2期通して見ている人
- いつもうるさいキャラクターが静かになる展開に弱い人
- 30分以内で完結するOVAを隙間時間に消費したい人
- 阿澄佳奈・喜多村英梨のラブコメ掛け合いが好きな人
合わない人
- 本編を見ていない人(前提知識なしだと人間関係が全くわからない)
- 「F」が何の略か気になって仕方ない人(たぶん答えは出ない)
- クトゥルフネタをきっちり回収してほしい人
- 続きが気になる終わり方が苦手な人
次に見るなら
這いよれ!ニャル子さん(1期・2期)——そもそもFより先にこっちを見るべきだが、まだなら今すぐ。ニャル子というキャラクターがうるさければうるさいほど、OVAの静かな場面が効いてくる。阿澄佳奈の演じ分けを追う目的でも価値がある。
這いよれ!ニャル子さんW——2期にあたる本編。登場人物全員の関係性がここで一段階深まるので、FのOVAを見るならWまで抑えておきたい。喜多村英梨の真尋がツッコミとして完成するのはこの辺り。
ゆらぎ荘の幽奈さん——ジャンルが近い。普通の男子と超常的な存在が同居するラブコメで、ハイテンションのギャグとシリアスの落差の使い方が似ている。キャラクターの「弱さ」を出すタイミングの作り方が参考になる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『這いよれ!ニャル子さん F』は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TVにて視聴可能です。複数のサービスで配信されているため、すでに加入しているサービスからすぐにアクセスできます。シリーズ未視聴の方もOVA単体から楽しめる内容ですが、TVシリーズを見てからの視聴がよりおすすめです。