※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

這いよる!ニャルアニ リメンバー・マイ・ラブ(クラフト先生)
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 11話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | DLE |
無定形のクトゥルフ神ニャルコが、誰にでも変身できるが、特に銀髪の少女の姿をしている。高校生の矢坂真宏は、ある夜、宇宙人に追われているところをニャルコに救われる。その後、ニャルコは彼のそばにいることになり、日常生活は大きく変わっていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
無定形の混沌たる神性ニャルラトホテップ——通称ニャルコ——は、銀髪の少女の姿をまといながら、宇宙人に追われていた高校生・矢坂真宏の前に現れ、彼を救う。以来、ニャルコは真宏の家に居座り、彼の日常はクトゥルフ神話的なカオスへと塗り替えられていく。ナンセンスなやりとりと、宇宙規模のスケールがシュールに交錯するショートアニメ。みどころ・魅力
① クトゥルフ神話×日常ラブコメの破天荒な融合
「宇宙的恐怖」の権化であるはずのニャルラトホテップが、ごく普通の家に居候してドタバタを繰り広げる逆転の発想がこの作品の核心。神話的スケールをギャグに落とし込む手法は唯一無二で、クトゥルフ神話への親しみがなくても十分に楽しめるコメディに仕上がっています。② テンポよく刺さるフラッシュアニメのノリ
TV SHORTならではの短尺フォーマットを活かし、無駄をそぎ落としたテンポで笑いを畳み掛けてきます。フラッシュアニメ的な軽快さと、キャラクターのズレた言動が生む間の妙が光る作品で、隙間時間に気軽に観られるのも魅力のひとつです。③ 個性的なキャラクターが生み出す掛け合いの妙
誰にでも変身できるのに銀髪美少女の姿にこだわるニャルコと、振り回されながらも冷静にツッコむ真宏のコンビネーションが絶妙。シリーズを通してキャラクター同士のテンションが心地よく噛み合っており、関係性の変化も見どころです。キャスト・声優一覧











スタッフ
| 監督 | 谷東 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 狐印 |
| 音響監督 | はたしょうじ |
| ED | リスプ「恋する乙女のカタルシス」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ニャルアニのスピンオフ」という情報だけで再生したのが最初。ニャルアニ本編がどんな話だったか正直あやふやなまま見始めたので、わりと白紙に近い状態で入った。ショートアニメ形式で1話数分という軽さが、逆によかった。気合を入れて見るものじゃない、という予防線を張りながら画面の前に座ったら、阿澄佳奈の声がいきなり全開で飛び込んできて、「ああそうか、このテンションか」と思った。2回目に流したとき、最初は聞き流していたクー子(松来未祐)の台詞のタイミングが、初見よりずっとよく聞こえた。ショートアニメはこういう再生の仕方と相性がいい。
クトゥルフ神話は「記号」として消費され、それでも何かが残る
これはクトゥルフ神話をネタにしたラブコメだ、というのは見た全員が知っている。ニャルラトホテプが銀髪美少女になり、高校生の主人公に押しかけ、日常を引っかき回す——設定として面白いのはわかる。ただ正直なところ、この作品を「クトゥルフのアニメ」として見ると少し拍子抜けする。ラヴクラフトの恐怖とか宇宙的な虚無感とか、そういう重力がほとんどない。ニャルラトホテプは「陽気な宇宙人のヒロイン」として機能していて、神話的な不気味さは意図的に切り落とされている。
で、これは批判ではない。この作品が本当に描いているのは「ジャンルとしての二次元ラブコメ」そのものに対する、オタク的な内輪の笑いとその肯定だと思う。クトゥルフという固有名詞は、ここでは「何でもありにするための鍵」として使われている。宇宙人なのだから何でも変身できる、何でも起きる、何でも許せる——その論法のためにニャルラトホテプという最高に便利な神を選んだ、という感じ。
ショートアニメという形式もこのテーマと噛み合っている。5分しかないから、物語の文法を全部省略できる。説明なし、溜めなし、オチだけ。クトゥルフのコズミックホラーが「落ちのある一発ネタ」に圧縮されるのは、ある意味では筋が通っている。神話を解体して笑いに変えるのではなく、そもそも神話を素材として最初から使っているので、解体する手間すらかかっていない。
この清々しいまでの割り切り方は、2011年という時期のオタク文化の空気をよく表している。なんでもネタにして、なんでも二次元の記号に還元して、それでいい、という感覚。見ていて「これが全部なんだろうな」と気づいてから、むしろ気が楽になった。
特に刺さったシーン
ニャル子が真尋に詰め寄るシーンの阿澄佳奈の演技は、本当に技術として面白い。「好き」とか「一緒にいたい」という台詞を、ハイテンションのまま言い切るのに、押しつけがましくなりすぎない絶妙な加減がある。うるさいのに嫌じゃない、という声の使い方。2回見ると、テンポの作り方が見えてくる。
対してクー子の松来未祐は、真逆の方向で存在感を出していた。セリフの量が多くないぶん、言葉を発するタイミングと音の質で笑いをとっている。ボケが来たあとのリアクション役としての間の取り方が好きで、見返すたびに「ここそういう演技だったか」と発見がある。
喜多村英梨が演じる真尋はツッコミ役なので、テンションを上げすぎず、かといって無気力でもない、ちょうど「疲れた現実側の人間」という位置を保ち続ける。この3人の声のバランスが、短い尺の中でキャラクターの関係性を説明の省略でも成立させていた。
読んで見たくなったら——『這いよる!ニャルアニ リメンバー・マイ・ラブ(クラフト先生)』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ニャルアニ本編を見たことがある、または見ていなくても「クトゥルフ×ラブコメ」という組み合わせに笑える人
- ショートアニメを「ながら見」「作業中BGV」として使いたい人
- 阿澄佳奈のハイテンション演技が好きな人
- 2010年代初頭のオタク文化の雰囲気にノスタルジーを感じる人
合わない人
- クトゥルフ神話を真剣に好きな人(その要素はほぼない)
- ストーリーの起伏や感情的な積み上げを求めて見る人
- 1話完結のショートギャグアニメに乗れないタイプの人
- 本編ニャルアニを先に見たい人(リメンバー・マイ・ラブ単体では文脈が弱い)
次に見るなら
這いよれ!ニャル子さん(2012年)——同じニャルコを主人公にした本編テレビシリーズ。こちらは通常尺でキャラクターの関係性もちゃんと積み上がるので、ショートアニメ版で気に入ったなら順番的にはこちらが本命。阿澄佳奈の演じるニャル子がどこまでやるかを見届けるには本編が必要。
FLCL(フリクリ)——突然押しかけてきた宇宙人的な存在が日常を壊し続けるという構造が近い。こちらはカオスの中に青春の感情が混じっていて、ショートではなく全6話だが1話の密度が高い。ニャルアニのどこかドライな笑いと、方向は違えど「ジャンルの文法を無視することをジャンルにしている」感覚が共通している。
日常(2011年)——同時期のショートアニメ枠の空気感が好きなら。笑いのテンポと不条理なキャラクター関係が近く、ニャルアニよりずっと「何も起きない」のに、気づいたら全話見ていたという種類の作品。dアニメストアで配信中。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『這いよる!ニャルアニ リメンバー・マイ・ラブ(クラフト先生)』は、dアニメストアで視聴できます。短尺フォーマットなので全話まとめて観やすく、ニャルコシリーズの入口としても最適です。クトゥルフ×ラブコメのシュールな世界観が気になる方は、ぜひdアニメストアでチェックしてみてください。