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這いよれ!ニャル子さん W OVA
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Xebec |
『這いよれ!ニャルコさん』の温泉テーマのOVAで、ニャルコと仲間たちが温泉地を訪れる。そこで彼らは温泉の不思議な現象に遭遇し、宇宙的な危機に直面する。登場人物たちはコメディタッチで温泉でのひとときを楽しみながら、事件解決に奮闘する物語である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
クトゥルフ神話をモチーフにしたラブコメ『這いよれ!ニャル子さん W』のOVA作品。ニャルラトホテプの化身・ニャル子たちが温泉地を訪れ、束の間の休暇を楽しもうとするが、温泉にまつわる不可解な現象が次々と発生。笑いあり騒動ありの展開の中、宇宙規模の危機がひそかに迫る。定番の温泉回でもニャル子節全開の賑やかな物語が繰り広げられる。みどころ・魅力
① 温泉×宇宙的恐怖のカオスなコラボ
のどかな温泉旅館という舞台と、クトゥルフ神話由来の宇宙的脅威が絶妙にぶつかり合うのがこのOVAの醍醐味。日常パロディとSFコメディが混在する独自のノリは本編ファンなら即座に引き込まれる内容となっている。② キャラクター総出演のサービス回
ニャル子をはじめ、クー子・ハス太など個性豊かなレギュラー陣が温泉というシチュエーションで一堂に会する。各キャラクターの掛け合いや相変わらずの暴走ぶりが楽しめるファンサービス色の強い一本。③ 短編ならではのテンポの良さ
OVAフォーマットならではのコンパクトな尺に、笑いと騒動とちょっとした感情の揺れを凝縮。テレビシリーズ未視聴でも楽しめる入り口の広さがあり、既存ファンには懐かしさとともに満足感を与える仕上がり。キャスト・声優一覧
















スタッフ
| OP | 後ろから這いより隊G「恋は渾沌の隷也」 |
|---|---|
| ED | 侵略!イカ娘「よってS.O.S」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
TVシリーズ『這いよれ!ニャル子さん W』を全部見た後、「OVAがある」と知って迷わず手を伸ばした。本編が好きならおまけ感覚で見るやつ。温泉もの、ということで開始5分で雰囲気はだいたい読めた。ニャル子たちが温泉地へ行って、わちゃわちゃして、宇宙的な何かが絡んできて、それでもコメディのテンションで着地する——そういう話。
外れなかった。というか、OVAに求めるものがちょうどそのくらいだったので、ぴったりはまった。「本編でもっとここを掘り下げてほしかった」とか「あのキャラをもっと見たかった」という欲求を、過不足なく満たしてくれる38分だった。2回目に見たとき気づいたのは、阿澄佳奈さんのニャル子が本編より少しだけテンションを落として演じているシーンがあること。賑やかな場面の中に、ふっと静かになる間がある。本編全部見てからのほうが、細かいところが見える作品だとあらためて思った。
「居場所がある」という安心感を、バカをやりながら確認する話
ニャル子さんのシリーズ全体を通じて感じることがあって、それはこのOVAでもはっきり出ている。このシリーズは「ハーレムコメディ」という枠組みを使いながら、実はずっと「誰かに選ばれている実感」の話をしている。ニャル子が真尋に執着するのも、ハス太が乱入してくるのも、表面はギャグだけど、底には「ここにいてもいい」という確認作業がある。
温泉という舞台はそれに都合がいい。日常から切り離された非日常の空間で、普段は言わないことが出てくる。宇宙規模の危機が絡んでくるのはシリーズお約束として、その騒動の中でキャラクターたちが見せる「やっぱり一緒にいる」という構図が、コメディとして消化されながらもちゃんと機能している。
釘宮理恵さんのハス太は、このOVAでも安定してかわいい。本編で積み上げたキャラクターの文脈がそのまま生きているので、一言ごとのテンションの緩急が気持ちいい。久川綾さんの八坂頼子は、真尋の母親という立場ながら混沌に慣れてしまっている感じが出ていて、そこがじわじわくる。新井里美さんのシャンタッ君はいつも通りシャンタッ君で、シャンタッ君であることがすでにギャグとして成立している。
「単なるファンサービスOVA」という見方も当然できる。でも、このシリーズのキャラクターたちが一緒にいることの「当たり前さ」を確認させてくれる場として機能しているとも読める。バカをやっていても、関係性の重心はずっとそこにある。本編を全部見た後にこれを見ると、「ああ、みんな揃ってるな」という感覚があって、それが妙に心地いい。
特に刺さったシーン
温泉でのわちゃわちゃしたやり取りが続く中盤、ニャル子が真尋に詰め寄る場面がある。内容はいつも通りニャル子の暴走なのだが、阿澄佳奈さんの演じ方がここだけ少しトーンが違う。必死さの中に照れが混じっているような、台詞のテンポの取り方。「ニャル子はこういうキャラ」という記号として動かすのではなく、その瞬間の感情として乗せている感じがして、思わず一時停止した。
喜多村英梨さんの真尋は、引いているのかちゃんと参加しているのかわからないラインを毎回綱渡りしていて、その微妙なさじ加減が好きだ。OVAでも健在で、突っ込みのタイミングが毎回ちょっとだけ遅い。それが「慣れてしまっているが完全には慣れていない」という真尋の立場を体で表現している。台詞の内容より、間で説明している。
宇宙的な危機が絡んでくる後半は、展開の速さと解決のあっさり感のバランスが絶妙で、「深刻にならない」というシリーズの美学がOVAでも徹底されていると感じた。
読んで見たくなったら——『這いよれ!ニャル子さん W OVA』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズ『這いよれ!ニャル子さん W』を最後まで見た人
- キャラクターが揃って賑やかにしているだけで満足できる人
- 阿澄佳奈・釘宮理恵のテンションのある掛け合いが好きな人
- 「温泉回」というだけでテンションが上がる人
- OVAに深読みより安心感を求める人
合わない人
- 本編を見ていない・途中で止まっている人(関係性の文脈が前提になっている)
- 「OVAで新しい何かを見たい」という期待値で見る人
- クトゥルフ神話要素を真面目に扱ってほしい人
- コメディのテンポが速すぎてついていけない人
次に見るなら
這いよれ!ニャル子さん(TVシリーズ1期)——このOVAが気に入ったなら、当然ここから入るか戻るかが正解。W OVAはシリーズの集大成的な文脈で作られているので、1期から順番に見るとキャラクターへの解像度が全然違ってくる。阿澄佳奈のニャル子がどうやってこのテンションに至ったかを追うだけで価値がある。
妖狐×僕SS——釘宮理恵が主要な立ち位置で出演していて、ニャル子さんとは正反対のトーンだが、キャラクターの声のニュアンスを聞き比べたくなる作品。コメディではなくシリアス寄りのファンタジーだが、キャラクターの関係性の積み上げ方という点では通じるものがある。
ゆゆ式——宇宙的な何かはまったく出てこないが、「キャラクターが揃って賑やかにしているだけで成立する」という構造が近い。喜多村英梨が出演していて、テンションのコントロールという意味で聞き比べると面白い。日常系としての完成度が高く、OVA一本で満足した後の落ち着いた余韻に合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『這いよれ!ニャル子さん W OVA』は、dアニメストアおよびU-NEXTにて視聴できます。どちらのサービスも豊富なアニメラインナップを備えており、本作を気軽に楽しむことができます。シリーズファンの方も初めての方も、この機会にぜひチェックしてみてください。