To LOVEる -とらぶる- ダークネス

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2012To LOVEる -とらぶる- ダークネス

To LOVEる -とらぶる- ダークネス

★ 3.5 / 5.0コメディセクシーラブコメSF
放送年2012年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作Xebec

デビルークの住民(主に王族の女性メンバー)と地球人(主に疲弊した主人公・結城梨斗)との奇妙な接近遭遇が続き、事態は混乱の一途をたどる。妹姫ナナとモモが地球の学園に転入し、姉のララと同じ学校に通うようになると、状況はさらに制御不能へと陥っていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

宇宙一の悪魔族・デビルークの第一王女ララが地球に降り立ってから、主人公・結城梨斗の日常はすでに混沌としていた。そこへさらにララの妹、第三王女モモと第二王女ナナが地球の学校へ転入。個性豊かなデビルーク王族と地球人の距離はますます縮まり、梨斗をめぐる騒動は制御不能の領域へと突入する。モモが胸に秘めた「ハーレム計画」が静かに動き始め、ラブコメの枠を超えた濃密な人間関係が展開される。

みどころ・魅力

① モモの「ハーレム計画」が生み出す深みのある群像劇

前作のドタバタラブコメから一歩踏み込み、第三王女モモが梨斗を中心としたハーレムを本気で構築しようとする野心的な計画が物語の軸となる。各ヒロインが梨斗に対して抱く感情が丁寧に掘り下げられ、単なるお色気ギャグにとどまらない感情ドラマとして楽しめる。

② 個性豊かなヒロインたちの関係性と成長

ナナの動物好きな一面や、クールに見えて情熱的なモモの内面、梨斗への想いを抱えながらも揺れるララなど、キャラクターそれぞれの掘り下げが充実。ヒロインたちの友情や葛藤が丁寧に描かれており、キャラクター愛が増す構成になっている。

③ SF設定を活かした奇想天外なエピソード

宇宙人・異星テクノロジー・変身アイテムなどSF的ガジェットがコメディに絡む展開は健在。地球の高校生活を舞台にしながら、突拍子もない宇宙スケールの騒動が日常に侵食してくるギャップが笑いと興奮を生み出す。

キャスト・声優一覧

モモ・ベリア・デビルーク
モモ・ベリア・デビルーク
メイン
豊崎愛生
金色の闇
金色の闇
メイン
福圓美里
結城リト
結城リト
メイン
渡辺明乃
黒咲芽亜
黒咲芽亜
メイン
井口裕香
天条院沙姫
天条院沙姫
サブ
川澄綾子
ザスティン
ザスティン
サブ
子安武人
新田晴子
新田晴子
サブ
中村知子
村雨静
村雨静
サブ
能登麻美子
結城美柑
結城美柑
サブ
花澤香菜
ナナ・アスタ・デビルーク
ナナ・アスタ・デビルーク
サブ
伊藤かな恵
御門涼子
御門涼子
サブ
櫻井浩美
古手川唯
古手川唯
サブ
名塚佳織

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スタッフ

監督大槻敦史
シリーズ構成大槻敦史
原案キャラデザ矢吹健太朗
キャラクターデザイン岡勇一
音楽渡辺剛
美術監督小木斉之
音響監督明田川仁
OP木須実怜花「楽園PROJECT」
ED分島花音「ファールプレーにくらり」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「ダークネス」というサブタイトルを見て、まあどうせ深夜帯のアレだろうと思いつつ再生した。1話目の冒頭数分で、あ、そういうことか、と理解した。これは「少年漫画の皮を被った何か」ではなく、最初からそのつもりで作られている。

前作の『To LOVEる』を知っている身からすると、ダークネスはギアが一段上がっている。ナナとモモという新キャラが加わることで、学園のカオスに別のレイヤーが加わる構造。モモが動くたびに話が転がる設計になっていて、「この子がいなければ3話で完結していた」という場面が何度もある。

2周目で気づいたのは、花澤香菜演じる美柑の立ち位置が思ったより重要だということ。出番は少ない。でも彼女が出てくる瞬間だけ、トーンが変わる。花澤さんの声には「この空気に水を差す」能力があって、あれは意図的な配置だったんだと思う。

「許可されたカオス」の中でだけ、主人公は安全でいられる

To LOVEるというシリーズ全体を通して、結城梨斗という男は徹底して受け身に置かれる。自分から何かを選ばない。選ぶ前に状況が来る。来た状況を「しょうがない」と受け取り、また次の状況が来るのを待つ。これをダメ主人公と呼ぶのは簡単だが、ダークネスはそれをもう少し複雑に描いている。

モモが「ハーレム計画」を立てる動機は、姉のララへの愛情と梨斗への執着が混ざり合った歪な形をしている。能登麻美子演じる静のような人物——冷静で観察者的な立場のキャラクター——が時折見せる「わかっているけど見ている」態度も、この作品の構造を象徴している。誰もが何かを知りつつ、あえて止めない。

問題作の系譜、と最初に書いた。ダークネスが「問題作」である理由は、露骨な描写そのものよりも、その描写を成立させている「誰も責任を取らない設計」にある。外宇宙由来の存在が地球人の社会規範をぶち壊す、という設定上の免責。事故として起きるので誰も咎められない。川澄綾子演じる沙姫のような、価値観の番人的キャラが存在しているにもかかわらず、彼女の制止が毎回無効化されるのも演出として機能している。川澄さんの「またか」という演技の質感は、シリーズを通して積み重なっていく。

梨斗が安全でいられるのは、このカオスの中だけだ。彼が「普通の恋愛」を求める素振りを見せながらも、普通の恋愛が実現しそうになると必ず何かが邪魔をする——あれは偶然ではなくて、この世界の物理法則だ。名塚佳織演じる唯への気持ちが煮詰まりそうになるたびにデビルーク由来の何かが割り込んでくる構造は、2周目で見ると恐ろしいほど精密に調律されている。

こういう作品を「ただのファンサービスアニメ」と切り捨てるのは自由だが、それをやると子安武人演じるザスティンの存在を説明できなくなる。あの、宇宙的スケールで起きているはずの出来事に対して毎回過剰に反応するキャラクターは、この作品が「自分がやっていることをわかっている」ことの証左だと思っている。子安さんの芝居の「真剣さ」がコメディとして成立しているのは、あの声と間のなせる業だ。

特に刺さったシーン

モモが梨斗に対して、ハーレム計画の内容を「説明」するシーンがある。内容は荒唐無稽の極みなのだが、能登麻美子演じる静が遠巻きにそれを見ている、という構図が重なる回があって、あのシーンは何回見ても居心地が悪い。悪いのに目が離せない。静というキャラクターは、能登さんの声の「見ている感」が出ないと成立しない。感情を抑えながら状況を観察する、という演技は後半になるにつれて圧が増していく。

もう一つ、終盤に近い展開で梨斗が珍しく自分の言葉を言う場面がある。ここだけ急にトーンが変わる。周囲の騒ぎが止んで、静かになる。あの静寂の作り方が妙に上手くて、「こういうことができるのに、普段やらないのは意図的なんだな」と気づいて、逆に全体に対する見方が変わった。

読んで見たくなったら——『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 前作『To LOVEる』を見て「もっと先に進んでほしい」と思っていた人
  • 深夜アニメのサービス描写に対して「構造として読む」習慣がある人
  • 子安武人能登麻美子花澤香菜のキャリアを追っている人(三者の仕事量が尋常ではない)
  • 「問題作」を一度は見ておきたい派のオタク

合わない人

  • 主人公に主体性を求める人(梨斗は最後まで受け身なので)
  • サービス描写そのものにストレスを感じる人(量は多い)
  • ストーリーの完結を期待して見る人(終わり方に注意)
  • 日常系・癒し系として見ようとしている人(方向性が根本的に違う)

次に見るなら

To LOVEる -とらぶる-(2008年)——ダークネスの前作。ナナ・モモが登場する前の、まだ混乱が「序章」だった頃の話。ダークネスを先に見た人が逆順で見ると、梨斗の変化(あるいは変化のなさ)が浮かび上がる。

ロザリオとバンパイア CAPU2——深夜枠のハーレム系として、サービス描写とコメディのバランスが近い。こちらも「主人公が状況に飲まれ続ける」構造で、To LOVEるが好きなら違和感なく入れる。

HIGH SCHOOL DxD——こちらはサービス描写の量を保ちつつ、バトル要素で物語を引っ張る構造。To LOVEるより主人公に能動性があるため、梨斗のパッシブさにストレスを感じていた人には特にはまりやすい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』は現在、dアニメストアおよびU-NEXTで配信中です。どちらのサービスでも手軽に視聴できるため、前作からの続きを楽しみたい方も、ダークネスから入る方も安心して視聴環境を選べます。

よくある質問

Q. 前作「To LOVEる」を見ていなくても楽しめますか?
A. 前作を見ておくとキャラクターへの理解が深まりますが、ダークネスから入っても概ね楽しめる構成です。主要キャラクターは本作内でも紹介されるため、初見でも問題なく視聴できます。
Q. 何シーズンありますか?続編はありますか?
A. ダークネスシリーズは2012年の第1期に続き、第2期(2015年)も制作されています。原作漫画のストーリーをさらに深く描いた内容になっており、1期を楽しんだ方には2期もあわせて視聴がおすすめです。
Q. どこで視聴できますか?
A. dアニメストアとU-NEXTで配信中です。どちらもスマートフォン・テレビ・PCなど多様なデバイスに対応しており、外出先でも自宅でも快適に視聴できます。
Q. お色気シーンが多いと聞きましたが、ストーリーもありますか?
A. 過激な表現が話題になりがちですが、ダークネスはヒロインたちの感情描写やキャラクター同士の関係性に重点が置かれており、前作よりもドラマ性が増しています。ストーリー重視の視聴者にも十分楽しめる作品です。

まとめ

『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』は現在、dアニメストアおよびU-NEXTで配信中です。どちらのサービスでも手軽に視聴できるため、前作からの続きを楽しみたい方も、ダークネスから入る方も安心して視聴環境を選べます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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