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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 25話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise |
大厄災戦争から300年後、火星のクライセ市の独立を訴えるため地球へ向かうクーデリア。彼女を護衛する民間警備企業CGSのメンバー、三日月・オーガスと鬼怒川イツカ。ギャラルホルンの襲撃を受けたCGSは壊滅的な打撃を受け、生き残ったメンバーたちは反撃を決意する。やがてモビルスーツ「ガンダム」を手に、彼らの戦いが始まる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
大厄災戦争から300年が経った時代。火星のクライセ市に暮らす少年兵たちは、独立の象徴として地球へ旅立つクーデリアを護衛することになる。護衛任務を担うCGSに所属する三日月・オーガスとオルガ・イツカは、武装組織ギャラルホルンの襲撃を受け壊滅寸前に追い込まれる。しかし、眠れる古代モビルスーツ「ガンダム・バルバトス」の覚醒が、少年たちの運命を大きく変えていく。みどころ・魅力
① 少年兵たちが紡ぐ、泥臭くリアルな戦争と生存の物語
恵まれない環境で育った子どもたちが、生き延びるために戦場へ立つ。綺麗事のないシビアな世界観と、それでも仲間のために戦う少年たちの姿が胸に刺さる。ガンダムシリーズの中でも特に人間ドラマの濃度が高い作品。② 肉弾戦が映える圧倒的なモビルスーツアクション
ビームではなく実弾・近接武器を主体とした戦闘スタイルが斬新。バルバトスが剣や斧を振るう格闘戦は、従来のガンダムとは一線を画す迫力がある。スピード感と重量感を兼ね備えた戦闘シーンは必見。③ 積み重なる選択と代償――逃げ場のない結末へ
物語が進むにつれて登場人物たちの選択が重くなり、その代償が容赦なく訪れる。第1期から第2期へと続く構成の中で、希望と喪失が繰り返されるシリアスな展開が、視聴者を最後まで引きつける。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 長井龍雪 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 岡田麿里 |
| 原案キャラデザ | 伊藤悠 |
| キャラクターデザイン | 千葉道徳 |
| 美術監督 | 川本亜夕 |
| OP | マンウィズアミッション「Raise your flag」 |
| OP | ブルーエンカウント「Survivor」 |
| ED | マンウィズアミッション「Raise your flag」 |
| ED | ミーシャ「オルフェンズの涙」 |
| ED | トゥルー「STEEL-鉄血の絆-」 |
| ED | 鈴華ゆう子「戦火の灯火」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ガンダムシリーズはいくつか見てきたけれど、正直なところ「ちゃんとしたガンダムファン」ではない。SEEDも00も途中で止まっていた時期があって、鉄血のオルフェンズも最初は「またリアル系ガンダムか」くらいの温度で見始めた。
でも1話が終わった時点で、何かが違うと思った。戦闘孤児の少年たちが、大人の都合で消耗品として使われている——その描写がやたらとリアルで、ロボットアニメを見ているはずなのに「これ、かなりしんどいやつだ」と直感した。2回目に見直したとき気づいたのは、序盤の穏やかな日常シーンが後半を知ってから見ると全部フラグに見えること。笑っているオルガと三日月が、もう普通には見られない。
「生き延びる」ことと「人間扱いされる」ことは、別の話だった
この作品を「少年兵の物語」と一言でまとめるのは簡単だけど、それだと核心を半分しか捉えていない。鉄血のオルフェンズが描いているのは、搾取される側が自分たちで組織を作り、名前と居場所を手に入れようとするプロセスだ。そしてその試みが、構造そのものに飲み込まれていく過程でもある。
三日月・オーガスというキャラクターは、感情の起伏が極端に少ない。痛みにも死にも、驚くほど淡々としている。河西健吾の演技がその「乾き」を徹底して表現していて、最初に見たとき「感情移入しにくいな」と思ったのが、2周目では「これが環境による適応の結果なんだな」と読めてくる。阿頼耶識システムで体を機械と繋いで戦う——それを「強化」と呼ぶ側と、「傷つけられた」と受け取る側の非対称が、ずっと作品の底に流れている。
オルガ・イツカ(細谷佳正)は対照的に感情が豊かで、仲間を守るという強迫に近い意志を持っている。声優と夜あそびMCとしての細谷を知っている人間からすると、あのしゃがれた低音でオルガの焦りや虚勢を演じるのを聞くのは、かなり引きずられる体験だった。
マクギリス・ファリド役の櫻井孝宏が面白いのは、彼がいわゆる「敵」でも「仲間」でもない位置に長くいること。400本以上の出演作を持つ声優が、あの甘みのある声で野心と孤独を同居させるキャラクターを演じると、どこまで信用していいのかずっとわからない。それが意図的な設計だったとわかるのも、終盤を見てからだ。
結局この作品は、「夢を持つこと」と「現実の構造」の話をしている。鉄華団の少年たちは確かに何かを掴もうとしたし、一時はそれが成功しかけた。でも搾取する側は別に彼らを滅ぼしたかったわけじゃない。ただ使い続けたかっただけ——というのが、一番きつい部分かもしれない。
特に刺さったシーン
終盤の展開はいくつかの意味で予告なしに来る。「こう終わるだろう」という予測を外しながら、でも「こうなるしかなかった」という納得感が同時にある。そこが単なる鬱展開と違うところだと思う。
細谷佳正のオルガが、ある決断を叫ぶシーンがある。セリフの内容より、声の震え方が記憶に残っている。あれを劇場音響で聞いたらどうなっていたか、今でもたまに考える。
久保ユリカが演じるエーコ・タービンは、出番としては多くないけれど存在感がある。日常の温度感を保つキャラクターが要所に置かれることで、戦闘シーンのコントラストが際立つ——その設計が意識的だとわかるほど、2回目は彼女のシーンが重く見えた。
千本木彩花のクラッカ・グリフォンも、限られた登場の中で「この世界の普通」を体現していた。当時出演88本というキャリアでこういう役どころをきっちりやれる人が増えているのが、深夜アニメの底力だと思う。
読んで見たくなったら——『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「戦争に正義の側なんてない」という前提で物語を見られる人
- キャラクターが報われない結末でも、物語として評価できる人
- 少年たちの連帯や、不完全な家族みたいな関係性に弱い人
- ガンダムシリーズにそこまで詳しくなくていい(むしろフラットに見られる)
- 声優の演技を軸に作品を楽しむタイプ
合わない人
- 後味がいい結末じゃないと消耗する人——これは本当に覚悟が要る
- 主人公に感情移入して追いかけたい人(三日月はそういう設計ではない)
- ロボットアクションをメインで楽しみたい人(戦闘は派手だが人間ドラマが本体)
- 2クール×2期の長さに時間を割けない人(序盤だけ見てやめると後悔する構造)
次に見るなら
機動戦士ガンダム 水星の魔女が好きなら、「少数派が組織の中で生き延びる話」という共通軸でこちらも刺さる。鉄血のほうが後味が重く、正解のある終わり方をしない分、比較して見ると現代ガンダムの振れ幅がよくわかる。
ヴィンランド・サガは、暴力の中で育った少年が「何のために戦うのか」を問い直す構造が近い。こちらも序盤と後半で主人公の在り方がガラッと変わるタイプで、鉄血のオルフェンズで「生き方の変化」に関心を持った人には強く刺さるはず。
コードギアス 反逆のルルーシュは、「チェス的な政治謀略と少年の野望」という軸で重なる部分がある。マクギリスの動き方が好きだった人には、ルルーシュという別解がここにある。鉄血より後味がすっきりしているとも言いにくいが、スケールと密度が違う体験になる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflixにて配信中です。主要な動画配信サービスで幅広く視聴可能なため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始めることができます。第1期・第2期まとめて一気見できる環境が整っています。



