TIGER & BUNNY

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2011TIGER & BUNNY

TIGER & BUNNY

★ 4.0 / 5.0アクションコメディメカミステリー
放送年2011年
フォーマットTVアニメ
話数25話
原作オリジナル
制作Sunrise

スターンビルド市には「ネクスト」と呼ばれる特殊能力者がいて、スーパーヒーローとして人々を守っています。ヒーローたちはスポンサーロゴを着用したり「ヒーロー ポイント」を獲得するために事件を解決し、命を救います。彼らの活動は人気番組「ヒーローTV」で記録され、毎年「キング・オブ・ヒーローズ」がランク付けされます。ベテランヒーローワイルドタイガーはいつも単独で活動することを好んでいました。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

舞台は近未来の都市スターンビルド。「ネクスト」と呼ばれる特殊能力を持つ者たちがスーパーヒーローとして活躍し、その姿は人気リアリティ番組「HERO TV」で生中継される。ヒーローたちはスポンサーロゴを纏い、人命救助や犯罪制圧で「ヒーローポイント」を競う。そんな中、古株ヒーローのワイルドタイガーは旧式なヒーロー観を持つ頑固者。スポンサーの都合で、新星ヒーロー・バーナビー・ブルックスJr.とバディを組まされることに。正反対な二人の凸凹コンビが、やがて真の絆を築いていく。

みどころ・魅力

① “仕事”としてのヒーロー——スポンサー・視聴率・ランキングという現実

ヒーローが企業スポンサーを背負い、カメラの前でポイントを競うという設定が斬新。正義と商業主義のせめぎ合いが描かれ、「ヒーローとは何か」を問い直す社会風刺としての深みがある。勧善懲悪に留まらない大人向けの構造が特徴だ。

② ベテランと新人——世代を超えたバディの成長譚

不器用で熱血なワイルドタイガーと、クールで合理主義なバーナビーの対比が物語の核。反発から始まる関係が少しずつ変化していく過程は丁寧に描かれており、バディもの特有のカタルシスをしっかり堪能できる。

③ 謎と伏線が絡む本格ミステリー展開

コメディタッチの日常パートの裏で、バーナビーの両親の死にまつわる陰謀が静かに進行する。中盤以降はサスペンス色が強まり、序盤の伏線が一気に回収される構成は見事。シリアスとギャグのバランス感覚も秀逸だ。

キャスト・声優一覧

バーナビー・ブルックス Jr.
バーナビー・ブルックス Jr.
メイン
森田成一
鏑木・T・虎徹/ ワイルドタイガー
鏑木・T・虎徹/ ワイルドタイガー
メイン
平田広明
ジェイク・マルチネス
ジェイク・マルチネス
サブ
藤原啓治
アイザック
アイザック
サブ
入野自由
斎藤
斎藤
サブ
岩崎ひろし
ティモ・マッシーニ
ティモ・マッシーニ
サブ
チョー
チョー
エミリー・ブルックス
エミリー・ブルックス
サブ
裕美子 赤池
ロックバイソン
ロックバイソン
サブ
楠大典
鏑木 友恵
鏑木 友恵
サブ
坂本真綾
鏑木村正
鏑木村正
サブ
田中正彦
カリーナ・ライル/ブルーローズ
カリーナ・ライル/ブルーローズ
サブ
寿美菜子
市長
市長
サブ
上田燿司

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スタッフ

監督さとうけいいち
シリーズ構成西田征史
原案キャラデザ桂正和
キャラクターデザイン山田正樹、羽山賢二
美術監督大久保錦一
OPユニゾン・スクエア・ガーデン「オリオンをなぞる」
OPノーベルズ「ミッシングリンク」
EDアオバズ「星のすみか」
ED環「マインドゲーム」
EDユニゾン・スクエア・ガーデン「オリオンをなぞる」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

キャラクターは知ってた。平田広明がやってるおっさんヒーローと、バディを組む若いやつ。スーツにスポンサーロゴがベタベタ貼ってある、あの見た目。2011年放送当時からファンが多かったのは肌で感じていたのに、なんとなく後回しにしてきた作品の一つだった。

ようやく腰を上げて見始めたら、第1話の段階で「あ、これ俺が思ってたやつと全然違う」と気づいた。スーパーヒーローアクションのフォーマットを使いながら、中身はほぼ中年男の再生の話だった。虎徹が娘のために奮闘しながら、ヒーローとしての自分の価値を問い直していく——そういう地味といえば地味な核が、派手なスーツの内側にちゃんとあった。2周目に入ってから、序盤の何気ないシーンがいくつも別の意味を持ち始めて、そこで初めてこの作品の構造に気づいた感じがした。

「いつまでヒーローでいられるか」ではなく、「なぜヒーローでいるのか」という問い

この作品を単純なバディものやスーパーヒーローパロディとして見ると、たぶん一番おいしいところを取りこぼす。表面上はスポンサーロゴを纏ってテレビに映りながらポイントを稼ぐヒーローたちの話——つまり英雄行為の商業化を笑うコメディに見えるけど、そこはむしろ入口に過ぎない。

鏑木・T・虎徹というキャラクターの本質は、「時代遅れのやり方にしがみついている男」ではない。彼は自分が信じている「ヒーローとはこういうものだ」という像を、誰にも譲れないまま生きている人間だ。スポンサーが変わっても、バディに笑われても、ポイントランキングで最下位に近くても、彼がヒーローをやめない理由はそこにある。それは信念とか正義感とかいう大きな言葉より、もっと個人的な、ほとんど意地に近い何かだ。

平田広明の演技がその部分を支えている。虎徹はわかりやすくカッコいい台詞を言う男ではないし、格好がつかない場面のほうが圧倒的に多い。それでも、ふとした瞬間に滲み出る「本物の人間の重さ」みたいなものが平田広明の声にはあって、2周目以降はそこばかりが気になった。

対になるバーナビーが「なぜヒーローをするのか」という問いを作中で持ち続けることで、虎徹の「なぜ」がより際立つ構造になっている。そして終盤、その問いへの答えが出る形になったとき、この作品がずっと描いていたものが一本につながる。ヒーローとしての能力が衰えていく話ではなく、ヒーローであることの意味を自分で問い直し続ける話として、TIGER & BUNNYは機能している。

坂本真綾が演じる虎徹の亡き妻・友恵は出番が多いわけではないが、彼女の存在が虎徹の「なぜ」に深く関わっている。数少ないシーンでの坂本真綾の声の質感が、友恵を単なる「亡き妻」という記号に落とさないようにしていた。

特に刺さったシーン

終盤、虎徹とバーナビーの関係が一度完全に壊れかけるあたり。あそこで虎徹が一人でどうにかしようとするシーケンス、最初に見たときは「展開としてわかる」くらいの受け取り方だった。2回目に見て、虎徹が何を諦めて何を諦めていないかが具体的に見えてきてから、同じシーンが全然違うものになった。

藤原啓治が演じるジェイク・マルチネスとの対峙は、純粋にキャラクターの圧が違う。ヒーロー側の正しさと敵側の論理がぶつかる場面で、藤原啓治の声が持つ「説得力のある危うさ」みたいなものが場の空気を作っていた。234本の出演歴がある人の声の充填量は、やっぱり別格だと思った。

寿美菜子演じるブルーローズのシーンも、序盤は「アイドル的なキャラの添え物」に見えるんだけど、カリーナとしての本音と、ブルーローズとしてのパブリックイメージとの乖離が出てくる中盤以降、急に重みが変わった。虎徹への複雑な感情が声の温度だけで伝わってくる場面があって、そこは見返すたびに発見がある。

読んで見たくなったら——『TIGER & BUNNY』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • バディものが好きで、凸凹コンビが時間をかけて信頼関係を作っていくプロセスを楽しめる人
  • 中年主人公を正面から描いた話が好きな人(かっこよさより人間臭さ優先)
  • スーパーヒーローものに「商業主義」や「メディア露出」という現実的な要素が入るのを面白いと感じる人
  • 声優の演技の細かい差異を聞き比べるのが好きな人——キャスト全体のレベルが高い
  • ミステリー要素(バーナビーの両親を殺したのは誰か)がモチベーションになれる人

合わない人

  • バトルアクションの派手さや作画のクオリティを主軸に楽しむタイプ——この作品のメカCGは2011年水準で、そこへの期待は禁物
  • 主人公に一貫した強さや有能さを求める人——虎徹はわりと失敗するし、ポイントも稼げない
  • 序盤のコメディトーンを見て「軽い話」だと思って見続けると、中盤以降のシフトにやや戸惑うかもしれない

次に見るなら

プロメア(2019年・映画)
バディの熱量とケレン味を重視するなら。スタジオトリガーが全力でぶつけてきた映像体験で、2人の関係性が一本の映画の中で完結する気持ちよさがある。TIGER & BUNNYの「凸凹バディ」が好きだったなら、ここでも同じ快感を別のフォーマットで味わえる。

サムライフラメンコ(2013年・TVアニメ)
「ヒーローであることの意味を現実の文脈で問い続ける」という軸が近い。序盤の地味さと中盤以降の振れ幅の大きさがあるので好みは分かれるが、虎徹が持っているような「意地とか信念とか呼ぶには照れくさい何か」を主人公に感じた人なら入れる。

キャプテン・アース(2014年・TVアニメ)
メカ・SF要素を重視するなら候補に入る。ただしこちらは青春群像劇の色が強く、TIGER & BUNNYの「中年の再生」ではなく「若者の覚醒」の話なので、方向性はやや違う。スーパーロボット的なフォーマットをベースにしながら人間関係を丁寧に掘り下げる点が共通している。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「TIGER & BUNNY」はU-NEXT・DMM TV・Netflixの3サービスで視聴可能です。サブスクリプションに加入済みであればすぐに全話視聴できる環境が整っています。どのサービスも対応デバイスが豊富なので、自分の使いやすいプラットフォームから気軽に楽しめます。

よくある質問

Q. TIGER & BUNNYはどこで視聴できますか?
A. U-NEXT・DMM TV・Netflixの3サービスで配信中です。各サービスに加入していれば追加料金なしで全話視聴できます。
Q. 全何話ですか?続編はありますか?
A. 第1期は全25話。その後、劇場版2作品(「The Beginning」「The Rising」)が公開されています。また2022年にはNetflixで「TIGER & BUNNY 2」も配信されました。
Q. 子どもでも楽しめますか?
A. ヒーローアクションとして幅広い世代が楽しめますが、スポンサー制度や陰謀などの社会的テーマも含むため、ストーリーの深みは大人のほうがより楽しめるかもしれません。
Q. アクション重視ですか?それともストーリー重視ですか?
A. 両方バランスよく楽しめる作品です。爽快なバトルシーンはもちろん、キャラクターの人間関係や謎解き要素もしっかり作り込まれており、幅広いアニメファンに響く内容です。

まとめ

「TIGER & BUNNY」はU-NEXT・DMM TV・Netflixの3サービスで視聴可能です。サブスクリプションに加入済みであればすぐに全話視聴できる環境が整っています。どのサービスも対応デバイスが豊富なので、自分の使いやすいプラットフォームから気軽に楽しめます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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