Too many cooks spoil the broth. (船頭多くして船山に上る)

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2015Too many cooks spoil the broth. (船頭多くして船山に上る)

Too many cooks spoil the broth. (船頭多くして船山に上る)

★ 2.9 / 5.0アクションコメディ音楽ミステリー
放送年2015年
フォーマットスペシャル
話数1話
原作オリジナル
制作Bandai Namco Pictures

タイガー&バニーのオーケストラコンサートで放映された短編スペシャル。ヒーローたちが近々開催されるバンド演奏会に向けて準備する様子が描かれる。メンバーたちが楽器の練習に励み、本番に向けてチームワークを深めていく姿が魅力的に表現されている。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

タイガー&バニーのオーケストラコンサートで上映された短編スペシャル。近々開催されるバンド演奏会に向け、個性豊かなヒーローたちが楽器の練習に励む姿を描く。不慣れな楽器に奮闘しながらも、本番へ向けてチームワークを深めていくヒーローたちの素顔がコミカルかつ温かく表現された一作。

みどころ・魅力

① ヒーローたちの”素の姿”が見られるコミカルな掛け合い

バトルでは見せない不器用さや天然ぶりが爆発する練習風景は、ファン必見のサービスシーン。キャラクターへの愛着がさらに深まる、クスッと笑える場面が満載です。

② 音楽×ヒーローという異色のコラボ設定

アクションが舞台のタイガー&バニーで「楽器演奏」という非日常設定が新鮮。各キャラクターの個性が楽器選びや演奏スタイルにも反映されており、ファンなら思わずニヤリとできる細かい描写が光ります。

③ 本編では描かれないヒーロー同士の絆

共同作業を通じてチームワークが育まれていく様子は、本編のバディものとしての魅力を別角度から楽しめるポイント。短編ながら心温まる仕上がりになっています。

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感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルだけ見て、内容の予測を完全に諦めた。「Too many cooks spoil the broth」、英語の諺で「料理人が多すぎるとスープが台無し」。日本語副題は「船頭多くして船山に上る」。なぜタイガー&バニーの特番にこのタイトルがついているのか、見るまで一ミリも想像できなかった。オーケストラコンサートの会場限定上映という公開形式もあって、存在を知っている人自体が少ない。最初は「ファンサービス的な軽い短編だろう」と思って再生ボタンを押したのだが、タイトルに込められた意味がわかった瞬間に笑ってしまった。2回目に見直したとき、バーナビーとコーテツの絡みの細かさに気づいて、これはただの尺埋めではないと改めて認識した。

ヒーローは協調が苦手という、当たり前の話

タイトルの「料理人が多すぎる」を作品に当てはめると、そのまま意味が通る。強烈な個性を持つヒーローたちが一つの楽器パートをそれぞれ担当し、バンドとして成立させようとする。それは端的に言って、普段の「各自が持ち場で働く」というヒーロー活動とは真逆の要求だ。ヒーローとしては優秀でも、集団で一つの音楽を作るとなれば話は別で、誰かが前に出れば誰かが引かなければならない。そこにある滑稽さと、だからこそ生まれる連帯感が、この短編の核だと思う。

この作品が単なる「ヒーローがバンドをやる面白短編」ではなく、タイガー&バニー本編のテーマの変奏として機能しているのは、まさにタイトルの選び方に表れている。本編でコーテツとバーナビーが最初に衝突した理由も、「俺のやり方」「私のやり方」という二人の方針の齟齬だった。コンビを組むことの難しさ、それを6人以上のバンドでやるとどうなるか、という実験をコメディのフォーマットで見せている。

音楽というのは、誰かが突っ走ると必ずズレる。テンポを合わせるためには、相手の音を聞かなければならない。その「聞く」という行為が、ヒーローたちにとって最も不慣れな動作であるという皮肉が、この特番の底に流れている。本番がうまくいくかどうかより、練習の過程でそれぞれがどう折り合いをつけていくかに焦点が当たっていて、見終わったあとにタイトルを反芻すると、格言一本でここまで言えるのかという感慨がある。

特に刺さったシーン

練習中盤、誰かがリズムを崩して全体が止まる場面。あの間の取り方が好きだ。誰も直接責めないのに、空気だけで「お前だ」というのが伝わる数秒。平田広明さんの間の使い方が光っていて、セリフではなく「言葉にしない部分」でコーテツの人柄を出してくる。本編でも感じることだが、コーテツというキャラクターは沈黙に味がある。

もう一点、終盤の本番シーン。完璧ではないのに、それが逆に良い。どこかで音がズレているはずなのに全員が前に進んでいる、あの感覚は短編ならではのリズムで描かれていて、長編では出せなかったと思う。音楽が演出として機能しているのではなく、音楽そのものが物語になっている数分間だった。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • タイガー&バニー本編をTV版・劇場版含めて一通り見ている人
  • コーテツとバーナビーのコンビ以外のキャラクターにも愛着がある人
  • 格言タイトルに込められた意図を読み解く作業が好きな人
  • ファンイベント・コンサート系の周辺コンテンツも追いたいタイプのオタク

合わない人

  • タイガー&バニーを知らない・数話しか見ていない人(前提知識なしでは刺さらない)
  • 起承転結のある物語を期待して見る人(短編コメディとして割り切れないと消化不良になる)
  • 現在どの配信サービスでも視聴できないため、映像にアクセスする手段がない人

次に見るなら

タイガー&バニーのコメディ・チームワーク路線が好きなら、「はたらく魔王さま!」もおすすめ。異世界からきた強者たちが日常の細かい問題に振り回されるという構図が似ていて、個性の強いキャラクターたちが「合わせる」ことの難しさを笑いに変えるバランス感覚が近い。

バンドを題材にした作品として、「BECK」は外せない。こちらはコメディではなく青春ドラマの重みがあるが、音楽を通して人と人がぶつかり・折り合い・前へ進む過程の描き方は、この特番と根っこが同じだと感じる。

ヒーローものの短編・外伝が気に入ったなら、「MY HERO ACADEMIA」のOVA群も合う。本編の緊張感から少し離れた場所で、キャラクター同士の関係性を掘り下げる作りはこの特番に通じるものがある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
本作は現時点で定額配信サービスでの配信は確認されていません。オーケストラコンサート上映作品という性質上、劇場・イベント限定での視聴となっています。ご視聴の際はBlu-rayやDVD等のパッケージソフトをご確認ください。

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よくある質問

Q. 本作はどこで視聴できますか?
A. 現在、主要な定額配信サービスでの配信は確認されていません。タイガー&バニー関連のBlu-ray・DVD等のパッケージ商品をご確認ください。
Q. タイトルの「船頭多くして船山に上る」はどういう意味ですか?
A. 「指示する人間が多すぎると物事がうまくいかない」という意味のことわざです。個性の強いヒーローたちがひとつのバンドを作ろうとするストーリーに合ったタイトルになっています。
Q. 本編を見ていなくても楽しめますか?
A. キャラクターを事前に知っているとより楽しめる作品です。本編のタイガー&バニーを先に視聴しておくと、各キャラクターの個性との対比がより面白く感じられます。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. オーケストラコンサートで上映された短編スペシャルのため、通常エピソードより短い尺となっています。コンサートのアトラクション映像として制作された作品です。

まとめ

本作は現時点で定額配信サービスでの配信は確認されていません。オーケストラコンサート上映作品という性質上、劇場・イベント限定での視聴となっています。ご視聴の際はBlu-rayやDVD等のパッケージソフトをご確認ください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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