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ミイラの飼い方
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | 8-bit |
高校生・柏木空が父親から送られてきた謎の大きな荷物を開けると、中からは掌サイズの小さなミイラが現れた。父親は自称「冒険家」で、空はこんなことになるとは予想していなかった。この小さなミイラとの奇想天外な生活が始まろうとしている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
高校生・柏木空のもとに、自称「冒険家」の父親から大きな荷物が届く。恐る恐る開けてみると、中から現れたのは手のひらサイズの小さなミイラだった。臆病で甘えん坊なミイラを「ミーくん」と名付けた空は、不思議な同居生活をスタートさせる。やがて空の周囲には、鬼やドラゴン、ベビードールといった個性豊かな不思議生物たちが次々と集まり始める。小さな命を慈しみながら過ごす、ほのぼのとした日々を描いた心温まる癒し系コメディ。一風変わった同居人たちとの賑やかな毎日が、静かに広がっていく。
みどころ・魅力
① 手のひらサイズの癒し系ミイラ「ミーくん」
本作最大の魅力は、なんといってもミーくんの愛らしさ。臆病ですぐ泣いてしまうけれど、空のために家事を手伝おうと一生懸命がんばる健気な姿に思わず心が和みます。白くてもふもふした見た目と、ちょこちょこ動く仕草は反則級の可愛さです。
② 続々登場する個性豊かな不思議生物たち
物語が進むと、ミーくん以外にも魅力的な不思議生物が登場します。それぞれ性格も背景も異なる存在が織りなす賑やかな共同生活は見どころのひとつ。にぎやかさが増していくにつれ、物語にも温かみと奥行きが加わっていきます。
③ 小さな命と向き合う優しい物語
単なる可愛い生き物ものにとどまらないのも本作の魅力。不思議生物たちが抱える孤独や事情にそっと寄り添い、人と人ならざるものが少しずつ家族になっていく過程を丁寧に描きます。日常に潜む優しさに、じんわり癒される一作です。
キャスト・声優一覧


















スタッフ
| 監督 | かおり |
|---|---|
| シリーズ構成 | 三重野瞳 |
| キャラクターデザイン | 岸田隆宏 |
| 音楽 | 末廣健一郎 |
| 美術監督 | 市倉敬 |
| 音響監督 | 亀山俊樹 |
| OP | 釣りビット「不思議な旅はつづくのさ」 |
| ED | イケテル・ハーツ「ロゼッタ・ストーン」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は夕飯のついでに流すつもりで、たぶん三話くらいで止めるだろうと思って再生した。掌に乗るサイズのミイラが段ボールから出てくる、と字面だけ聞けばかなり奇妙な導入だ。ところが、その小さいのが「みー」と鳴いて空の後ろをとことこ付いて回るあたりで、箸が止まった。怖がりで、すぐ泣いて、ごはんを一緒に食べたがる。本来なら身構えるべき得体の知れない生き物なのに、やっていることが拾ったばかりの仔犬か小さい子どものそれで、こちらの警戒が完全に空振りする。一度目はただ和んで終わったが、二度目に見返したとき、これは「飼う」より「迎え入れる」話なんだと気づいた。ながら見にちょうどいいと思って始めたのに、気づくと手を止めて画面だけ見ている回が何度かあった。
ミイラを飼う話の奥にある、「置いていかれた側」の居場所のはなし
この作品は単なる「不思議生物とのほのぼの生活」ではなく、寄る辺のないもの同士が、お互いの居場所になっていく話だと思っている。考えてみると、ミーくんは父親という名の自称冒険家から一方的に送りつけられて、知らない家に置かれた存在だ。最初の持ち主だったはずの人間はもうそばにいない。ミイラという、本来なら「とっくに時間に置いていかれたもの」が、もう一度誰かと暮らし始める——その構図がこの話の根っこにある。
そして受け取る側の柏木空も、広い家で父親が留守がちな子だ。やさしくて手のかかる小さいのが転がり込んできたことで、空の生活に明確な手触りが生まれる。世話をする、という行為が、世話をされている側を同じだけ救っているのがいい。後から加わってくる仲間たちも、だいたいが小さくて、こわがりで、ひとりだと立ちゆかない者ばかり。彼らが一つ屋根の下に集まっていく過程は、血縁とは別のところで家族が組み上がっていくのを見ているようで、地味にぐっとくる。
派手な事件は起きない。誰かが泣いて、誰かがなだめて、ごはんを食べて眠る。そのループの中で、「ここにいていい」という確認だけが静かに積み重なっていく。劇的な救済ではなく、毎日繰り返される小さな安心の総量で人を癒やしにくるタイプの作品で、だからこそ疲れているときに効く。和む系、と一言で片づけてしまうには、置いていかれた者たちへの目線が思いのほか優しい。
特に刺さったシーン
序盤、空が帰宅したときにミーくんが必死に出迎えにくる一連の流れが、何度見ても効く。化け物が玄関で待っている、という字面の不穏さがまるでなくて、ただ「待っていた小さいの」がそこにいる。ここで思わず口元が緩んだ。茅野愛衣が当てているミーくんの鳴き声が、これがまた狡い。言葉をしゃべらないぶん、「みー」「きゅう」だけで甘えと不安と喜びを描き分けてくる。声優が鳴き声の演技でここまで感情の濃淡を出せるのか、と二度目で改めて感心した。
もうひとつ挙げるなら、ミーくんがちょっとした拍子に泣き出してしまう中盤のくだり。小さい体で全身を使って泣くので、画面のこっちが反射的に「あー、よしよし」と声に出しそうになる。受け止める空の側を演じる津田美波の、少年なのに角の立たない柔らかい芝居も効いていて、二人(?)のやり取りの温度がちょうどいい。派手な見せ場ではないのに、こういう何でもない場面ほど記憶に残る作品だ。
読んで見たくなったら——『ミイラの飼い方』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 仕事や勉強で消耗していて、何も考えずに和めるものを探している人
- マスコット的な小さい生き物に弱い人、もふもふ・ちまちました造形が好きな人
- 事件より「日常のぬくもりの積み重ね」で満たされたい人
- 鳴き声・仕草だけで感情を演じる声優の芝居をじっくり味わいたい人
合わない人
- 明確な目的や山場、緊張感のある展開がないと退屈に感じる人
- 毎話の起伏やストーリーの大きな前進を求めている人
- キャラ同士の関係に強いドラマや衝突を期待している人
次に見るなら
夏目友人帳——人ならざるものと、孤独を抱えた人間が静かに寄り添う話。「置いていかれた側の居場所」というこの作品のテーマがぐっと刺さったなら、こちらはその情緒をもっと深く長く味わえる。
となりの吸血鬼さん——人外×日常×ゆるい同居生活、という枠組みが近い。こわいはずの存在が全然こわくなくて、ただ可愛く暮らしているノリが好きなら間違いなく合う。
のんのんびより——超自然要素はないが、「ながら見でひたすら和む」という体験そのものが目的なら最適な一本。何も起きない時間の心地よさで言えば近い肌触りがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「ミイラの飼い方」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴できます。いずれもアニメ作品のラインナップが充実したサービスですので、ほのぼのとした癒し系の日常アニメをじっくり楽しみたい方は、ご自身が使いやすいサービスをチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
「ミイラの飼い方」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴できます。いずれもアニメ作品のラインナップが充実したサービスですので、ほのぼのとした癒し系の日常アニメをじっくり楽しみたい方は、ご自身が使いやすいサービスをチェックしてみてください。
