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終末トレインどこへいく?
| 放送年 | 2024年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | EMT Squared |
田舎町の住民に奇妙な異変が起きていた。しかし志津留は行方不明の友人を探すことに必死だ。志津留と他の三人の少女は廃列車に乗り込み、外の世界へ向かう。生きて帰れるかどうかも不確かなまま、未知のものへと進んでいく。終点で彼女たちを待つものは何なのか。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ある日を境に、世界は静かに姿を変えてしまった。謎の現象の影響で田舎町の住民たちには奇妙な異変が次々と起こり、見慣れた日常が少しずつ歪んでいく。そんな中、女子高生の志津留は行方不明になった親友を探すことを、どうしても諦めきれずにいた。彼女は仲間の少女三人とともに、町に残された廃列車を動かし、未知が広がる外の世界へと旅立つ。生きて帰れる保証などどこにもない。それでも線路の先にある答えを求めて、少女たちの危うい旅が幕を開ける。終点で彼女たちを待つものとは——。
みどころ・魅力
① 廃列車で進む唯一無二のロードムービー
鉄道で町から町へと渡り歩いていく構成が本作最大の特徴です。駅ごとに姿を変える奇妙な世界と新たな騒動が待ち受け、「次は何が起こるのか」という期待感が途切れません。少女たちの旅路そのものが、物語を前へと押し進める原動力になっています。
② コメディと不条理が同居する独特の世界観
テンポの良い掛け合いと、ぞっとするほどシュールな世界描写が絶妙に同居しています。笑える場面の裏には常に不穏さが潜み、ポップな絵柄と不気味な設定とのギャップが強烈な中毒性を生み出しています。一筋縄ではいかない読めなさが魅力です。
③ 個性豊かな少女たちの友情ドラマ
価値観も性格もバラバラな四人が、衝突を繰り返しながらも少しずつ絆を深めていく過程が丁寧に描かれます。行方不明の親友を想う志津留の一途さが旅の軸となり、終盤へ向けて感情を強く揺さぶってくる、芯のあるドラマが楽しめます。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 水島努 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 横手美智子 |
| 原案キャラデザ | namo |
| キャラクターデザイン | 西田亜沙子 |
| 音楽 | 辻林美穂 |
| 美術監督 | 野村正信、堀越由美 |
| 音響監督 | 水島努 |
| OP | 中島怜「ガタンゴトン」 |
| ED | ロクデナシ「ユリイカ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「水島努のちょっと変なやつ」くらいの軽い気持ちで再生した。田舎町の住民がじわじわおかしなものに変わっていく中で、女の子たちが廃列車に乗り込んで外を目指す——そういうあらすじを読んでも、まだ「コメディなのか、身構えるやつなのか」が掴めなかった。1話を見終わった時点でも、正直どこへ連れて行かれるのか見当もつかなかった。それがこの作品のいちばんの魅力だと気づいたのは、2回目を流したときだ。最初に感じた「ふざけてるのか?」という温度のブレが、けっこう意図的に置かれている。笑っていいシーンの隣に、ぞっとする質感のカットが平然と並ぶ。雰囲気アニメとして好きだ、と人に言うとき、自分はたぶんこの「読めなさ」のことを指している。
終点がどこかより、「変わってしまう前の誰か」を諦めない話だった
この作品は単なる終末ものの旅アニメではなくて、世界が勝手に変質していく中で「変わる前の関係」をどこまで握り続けられるか、という話だと受け取った。町の人たちが少しずつ人ならざるものに変わっていく設定は、わかりやすい恐怖として描かれそうなのに、ここでは妙に日常の延長として転がっている。隣のおばさんが変なものになっても、なんとなく町は回る。その「受け入れちゃう感じ」こそが、いちばん不穏だ。
主人公たちが列車に乗る動機が、世界を救うとか真相を暴くとかではなく、いなくなった友達を取り戻すという極めて私的なものなのが効いている。世界はもう前提から狂っているのに、彼女たちが握っているのは「あの子に会いたい」というそれだけ。終点に何があるかは最後まではっきりしないし、たぶん作り手もそこを答えにする気がない。大事なのは、得体の知れない方向へ進む理由が「便利な目的」ではなく「手放したくない記憶」だということ。だから道中の奇天烈な出来事も、ただの寄り道ギャグに見えて、そのつど「人が変わるとはどういうことか」を別の角度から見せてくる。変質を受け入れる町と、受け入れまいと走り出した4人。その対比に、この作品の芯がある気がしている。終わりが読めないのは雑なのではなく、読めないまま進むこと自体がテーマなんだと思う。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な見せ場ではなく、出発前後の静かなくだりだった。異変が始まっているのに、町の生活音がまだ普通に流れている序盤。ここで母親を演じる大原さやかの芝居が効いている。声に余計な悲壮感を乗せず、あくまで「いつもの母」として喋るから、世界の狂い方の方が際立つ。あの落ち着いた声があるせいで、列車が動き出す瞬間の取り返しのつかなさが沈んでくる。道中で出会う変わり果てた住民たち——飛田展男のスワン仙人や、福圓美里のマツタケイコあたりの、笑っていいのか怖がるべきか判断保留になる絶妙な造形にも何度も足を止めた。間島淳司のネコ兄が画面に出てくるたび、温度が一段おかしくなるのも好きだ。そして4人の中で星撫子を演じる和氣あず未が、ふざけた空気の中にふっと素の不安を覗かせる瞬間。あそこで初めて、この旅が生きて帰れる保証のないものだと改めて思い出させられた。
読んで見たくなったら——『終末トレインどこへいく?』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 結末がきれいに畳まれなくても、道中の空気で満足できる人
- コメディと不穏さが同居する温度のブレを楽しめる人
- 世界観の細部や変わり果てた住人の造形をニヤニヤ眺めたいオタク気質の人
- 水島努作品の、笑いの裏にある冷たさが好きな人
合わない人
- 謎にはきっちり答えを出してほしい人
- 明確なゴールと達成感を求めて見る人
- キャラの目的や設定をテンポよく説明してほしい人
次に見るなら
終わりの見えない旅の空気そのものを味わいたいなら少女終末旅行。崩れた世界をふたりで進むだけの話なのに、その淡々とした足取りと、ふとした会話の重さが終末トレインの読めなさと地続きだ。
道中で次々おかしな人や町に出くわす構造が好きだったならキノの旅。一話ごとに価値観をひっくり返してくる旅の形式が近く、進むこと自体が目的になる感覚も似ている。
理屈より画面の質感と不穏な可愛さで殴ってくる旅がいいならフリップフラッパーズ。意味を全部回収しないまま突き進むスタイルにハマれるなら、相性はいいはず。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「終末トレインどこへいく?」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つのサービスで配信されています。アニメ専門のサービスから総合型まで幅広く揃っているため、普段お使いのサービスで視聴できる可能性が高いです。気になった方は、これらのいずれかでぜひチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
「終末トレインどこへいく?」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つのサービスで配信されています。アニメ専門のサービスから総合型まで幅広く揃っているため、普段お使いのサービスで視聴できる可能性が高いです。気になった方は、これらのいずれかでぜひチェックしてみてください。
