くまクマ熊ベアー

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2020くまクマ熊ベアー

くまクマ熊ベアー

★ 3.5 / 5.0冒険コメディファンタジー日常系
放送年2020年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作ライトノベル
制作EMT Squared

ユナは15歳の普通の少女ではない。株取引で莫大な富を得ており、VRMMOゲームに夢中の引きこもりで、そのゲームの腕も優秀だ。完璧な人生を送っていたが、ある日目覚めるとゲーム内にいてレベル1に戻っていた。やり直しを余儀なくされるが、今度は強力なクマのスーツを手に入れており、新たな可能性が広がる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

15歳のユナは株取引で莫大な富を築いた天才的な引きこもり少女。毎日VRMMOゲームに没頭していたある日、目覚めると見知らぬ異世界に転移してしまう。レベルはリセットされゼロからのやり直しかと思いきや、手元には絶大な力を秘めた「クマのスーツ」が。見た目はご愛嬌でも、装備すれば無双級の強さを誇るそのスーツを武器に、ユナは異世界でのんびりと自由な冒険者ライフを歩み始める。

みどころ・魅力

① 着ぐるみ無双という唯一無二のコンセプト

クマの着ぐるみという強烈なビジュアルで最強を体現する主人公ユナのギャップが最大の魅力。周囲からは奇異の目で見られながらも、いざ戦えば圧倒的な実力を見せる落差が爽快感と笑いを同時に生み出す。

② チートすぎない”ほどよい無双”とほっこり日常

ガンガン戦うだけでなく、料理・商売・子どもたちとの交流など日常系の描写が多く、異世界スローライフとしての側面も強い。緩やかなテンポで気負わず観られるのが心地よい。

③ ユナと子どもたち・仲間との温かい人間関係

孤児院の子どもたちやフィナをはじめとするキャラクターとの絆の描写が丁寧。クールを装いながらも世話焼きなユナの素顔が徐々に明かされていく過程に自然と感情移入できる。

キャスト・声優一覧

ユナ
ユナ
メイン
›
河瀬茉希
フィナ
フィナ
メイン
›
和氣あず未
クリフ・フォシュローゼ
クリフ・フォシュローゼ
サブ
›
遊佐浩二
カイ
カイ
サブ
›
松田利冴
フローラ
フローラ
サブ
›
木野日菜
エレナ
エレナ
サブ
›
宮島えみ
ガッソ
ガッソ
サブ
›
手塚ヒロミチ
ゲンツ
ゲンツ
サブ
›
鶴岡聡
サーニャ
サーニャ
サブ
›
Lynn
ノアール・フォシュローゼ
ノアール・フォシュローゼ
サブ
›
日高里菜
ティルミナ
ティルミナ
サブ
›
宮本侑芽
エンズ・ローランド
エンズ・ローランド
サブ
›
沢木郁也

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スタッフ

監督信田ユウ
シリーズ構成あおしまたかし
原作くまなの
原案キャラデザ029
キャラクターデザイン中野裕紀
音楽小森茂生
美術監督保木いずみ、加藤浩、松本浩樹
音響監督森下広人
OP和氣あず未「イツカノキオク」
ED河瀬茉希「あのね。」
EDユナ「Ano ne. -loved ones ver.- (あのね。-loved ones ver.-」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルが「くまクマ熊ベアー」だ。クマが3回出てくる。言いたいだけだろうと思いながら再生ボタンを押したのが最初の接触で、その判断は正しかった。言いたいだけだった。でも、それでよかった。

1話を見たときの印象は「お行儀のいい異世界もの」。ユナがクマの着ぐるみを脱がないことへのこだわりが、このシリーズの芯だと気づいたのは2周目のことで、1回目はただ可愛いなと思って流していた。2回目で見えてくるのは、ユナが「強くなること」に興味がなくて、「好きなように生きること」だけを選び続けているということ。引きこもりが異世界に飛ばされてもやっぱり引きこもりの延長で動いている、その一貫性に妙な安心感がある。

気張らずに見られる。それが最初の、そして今も変わらない評価。

「強さ」を手放したまま生きることの、ひそかな肯定

異世界転生ものの文法では、主人公はたいてい「強さを求めて成長する」か「強さを持て余して苦悩する」かのどちらかだ。くまクマ熊ベアーはその両方を静かに拒否している。ユナはチートスペックのクマ装備を持っているが、それを使って世界の頂点を目指そうとはしない。魔王も倒さないし、国を救おうとも思っていない。やりたいことをやって、腹が減ったら食べて、気に入った子がいたら助ける。ただそれだけ。

この構造を「ぬるい」と切り捨てるのは簡単だが、そこに引っかかるのは、これが元の世界での「引きこもり」から地続きだからだ。ユナは現実世界でも株で稼いで一人でゲームに没頭していた。異世界でも基本的に同じ距離感で世界に接している。「私は人とうまくやれないし、うまくやろうとも思っていないが、目の前に困っている人がいたら放っておけない」。この種の人間は実在する。そしてフィクションではあまり肯定的に描かれない。

和氣あず未が演じるフィナとの関係がこのテーマを支えている。フィナはユナを「普通じゃないけど信頼できる人」として接していて、その無条件さがユナの防衛的な距離感を少しずつ緩める。社交的でも自己開示が得意でもないキャラクターが、それでも誰かの居場所になっていく話として読むと、この作品はかなり誠実だ。

遊佐浩二のクリフが要所で見せる「ユナへの困惑まじりの信頼」も効いている。あの声質が持つ落ち着きが、ユナの行動を「破天荒な子ども」ではなく「読めないけど本物の人間」として成立させている。日高里菜のノアールが時折見せる感情の揺れも、ユナの周囲の人間がちゃんと傷ついたり喜んだりしていることを伝えていて、ユナの「無関心ではないが踏み込まない」スタンスとの対比が自然に機能している。

タイトルを言いたいだけで作ったような作品が、「勝ちを目指さなくてもいい」という価値観をこんなに気楽に肯定している。それが、見終わってからじわじわ残るものの正体だと思っている。

特に刺さったシーン

序盤、ユナが孤児院の子どもたちに関わるくだりが好きだ。特にフィナと初めて本格的に打ち解けていく場面。和氣あず未の演技が絶妙で、フィナの「この人怖い(クマだし)でも悪い人じゃない」という揺れが声だけで全部伝わってくる。テキスト情報で「フィナはユナに懐いている」と説明されるより、あの声の変化を聞いた方が10倍わかる。

もう一つはLynnが演じるサーニャが登場してからの空気の変化。少し余裕のある、でも温かみのある声が入ることで、作品全体のトーンが「こぢんまりした日常」から「ちゃんと広がりのある世界」に広がった感覚があった。木野日菜のフローラも短い出番でしっかり存在感を作っていて、脇役の声の密度が高い作品だなというのは2周目で強く感じた。

クマの手から繰り出される技の効果音と作画のバランスもじわじわ好きで、「強い」という演出をあえてコミカルに寄せることで、ユナの「本気を出したくない」感が視覚的にも成立している。

読んで見たくなったら——『くまクマ熊ベアー』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「異世界転生だけど別に覇権とか要らない」という気分のとき
  • 引きこもり気質だけど根は優しいキャラクターが好き
  • 日常系×ファンタジーの組み合わせで、緩やかに人間関係が育っていく話が好き
  • かわいいビジュアルと丁寧な声優陣の演技が両立している作品を求めている

合わない人

  • バトルやドラマティックな展開を期待している
  • 主人公の成長過程が見たい(ユナは基本最初から完成している)
  • 世界観の深堀りやロア設定を楽しみたい
  • 「なんでクマの着ぐるみなんだ」という疑問が頭から離れないタイプ

次に見るなら

この素晴らしい世界に祝福を!——異世界転生なのに目標がほぼなく、日常のドタバタと人間関係の積み重ねで成立している点が近い。こちらはコメディ色が強めで、テンポよく笑いたいときに向いている。

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました——強すぎる主人公が「別に強さを求めていない」まま日常を楽しむ構造がよく似ている。こちらはユナよりもさらに穏やかで、ほぼ毎話誰かが飯を食っている。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…——転生先でも自分のペースを崩さない主人公という点で重なる。こちらはキャラクターの関係性の積み重ねが丁寧で、ユナのまわりの人間が好きになった人に特におすすめ。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『くまクマ熊ベアー』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで視聴可能です。主要な配信サービスで広くラインナップされているため、すでに利用中のサービスからすぐに視聴を始められます。気軽に観られる異世界ファンタジーをお探しの方にはとくにおすすめです。

よくある質問

Q. 『くまクマ熊ベアー』は何話構成ですか?
A. 第1期は全12話構成です。2020年10月から12月にかけて放送されました。続編となる第2期『くまクマ熊ベアーぱんち!』も制作・放送されています。
Q. 原作はありますか?
A. はい。くまなの先生による小説が原作で、小説投稿サイト「小説家になろう」発の作品です。コミカライズ版も複数展開されており、アニメはその小説を原作としています。
Q. バトルシーン重視の作品ですか?
A. バトルよりも日常・交流シーンの比重が高めです。チート級の主人公が無双するシーンもありつつ、料理や人助けなど穏やかな場面が多く、日常系・ほのぼの系が好きな方に向いています。
Q. 子どもや異世界ファンタジー初心者でも楽しめますか?
A. 十分楽しめます。難解な設定や重いストーリーはなく、テンポよく観られる作品です。異世界転生ものへの入門作としてもおすすめできます。

まとめ

『くまクマ熊ベアー』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで視聴可能です。主要な配信サービスで広くラインナップされているため、すでに利用中のサービスからすぐに視聴を始められます。気軽に観られる異世界ファンタジーをお探しの方にはとくにおすすめです。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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