機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE

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2022機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE

機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE

★ 3.9 / 5.0メカSF
放送年2022年
フォーマットスペシャル
話数1話
原作オリジナル
制作Sunrise

フォルクヴァングル小惑星内部の前線基地で、ヴァナディス研究所の実験室ではガンダム・ルフリトが運用テストを受けていた。ルフリトはまだ評議会の条件を満たせておらず、テストパイロットのエルノラ・サマヤは焦りを感じていた。その同じ日、彼女の娘は四歳の誕生日を迎えていた。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

フォルクヴァングル小惑星内部の前線基地。ヴァナディス研究所の実験室では、新型ガンダム・ルフリトの運用テストが続いていた。だがルフリトは評議会の定めた条件をいまだ満たせず、テストパイロットのエルノラ・サマヤは焦りを募らせていた。その日は奇しくも、彼女の幼い娘が四歳の誕生日を迎えた日でもあった。研究所が掲げる理想と、ガンダム技術を危険視する勢力との対立が、静かに、しかし確実に動き出そうとしていた。本作はTVシリーズ『水星の魔女』本編へとつながる、すべての始まりを描く前日譚です。

みどころ・魅力

① 本編21年前を描く重要な前日譚

TVアニメ『水星の魔女』本編へ直結する出来事を、約21年前の視点から描く特別映像です。プロスペラやスレッタの物語の根幹に関わる「なぜ」が提示され、本編を観る前に視聴することで世界観への理解が一気に深まる構成になっています。

② ガンダム・ルフリトと運用テストの緊張感

新型ガンダム・ルフリトの運用テストを軸に物語が進みます。評議会が課す条件、研究所の理想、そして技術をめぐる立場の違いが交錯し、メカ描写とドラマが緊密に結びついた密度の高い約23分が展開されます。

③ 母エルノラの選択と感情の物語

テストパイロットであり母でもあるエルノラ・サマヤの視点が物語の核です。仕事への焦りと娘への想いが同じ一日に重なり、彼女が下す選択がその後すべてを左右します。キャラクターの感情に深く踏み込んだ人間ドラマが見どころです。

キャスト・声優一覧

エリクト・サマヤ
エリクト・サマヤ
メイン
市ノ瀬加那
カルド・ナボ
カルド・ナボ
メイン
一城みゆ希
プロスペラ・マーキュリー
プロスペラ・マーキュリー
メイン
能登麻美子
ウェンディ・オレント
ウェンディ・オレント
サブ
大地葉
ナイラ・バートラン
ナイラ・バートラン
サブ
小島幸子
ナディム・サマヤ
ナディム・サマヤ
サブ
土田大
ケナンジ・アベリー
ケナンジ・アベリー
サブ
上田燿司
デリング・レンブラン
デリング・レンブラン
サブ
内田直哉

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スタッフ

監督小林寛
原案キャラデザモグモ
キャラクターデザイン高谷浩利、戸井田珠里
美術監督佐藤歩

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

本編を全話見終えてから、順番を間違えたことに気づいて慌てて再生したのがこれ。前日譚というから、設定資料の動画版くらいに構えて見始めたら、13分でしっかり打ちのめされた。最初は登場人物の名前も背景もわからないまま、ただ研究所の空気が嫌な方向に張り詰めていくのだけを感じていた。2回目、本編の記憶を持った状態で見ると、画面の端に映る娘の存在も、母親の早口になっていく呼吸も、全部が後の十数話分の重さを背負っていることに気づく。順番を間違えたおかげで、二度殴られた。本編を見た人ほど、ここに戻ってくる意味がある。

「魔女狩り」という言葉が、ただの比喩じゃなくなる13分

水星の魔女、というタイトルの「魔女」が何を指しているのか。本編だけ見ていると、それはどこか比喩めいた、あだ名のように聞こえる。けれどこのプロローグを見ると、その言葉が一度きちんと血の温度を持っていたことがわかる。GUNDフォーマットという技術が、医療のための祈りから生まれたはずなのに、いつのまにか「人の手に余るもの」「危険なもの」として名指しされていく。名指しした側に明確な悪意があったかどうかは、たぶんそんなに重要じゃない。誰かを「魔女」と呼んだ瞬間に、その人を狩る理由が後付けで揃ってしまう——その手順の速さこそが怖い。
エルノラ・サマヤという女性は、技術者であり、テストパイロットであり、そして娘の四歳の誕生日を祝うはずだった一人の母親だ。この三つが同じ一日の中に並んでいることに、この作品の全部が詰まっている。研究の焦り、機体への責任、子どもへの愛情。そのどれもがまっとうな日常の感情なのに、外から振り下ろされた「魔女狩り」という決めつけが、それを一瞬で復讐の燃料に変えてしまう。プロスペラという名前で本編に現れる女性が、なぜあそこまで静かに笑いながら他人を駒にできるのか。その答えは、ここで彼女から奪われたものの量で説明がつく。単なる悪役の起源紹介ではなく、まっとうな人間がまっとうな理由で壊れていく過程の記録として、これは異様に丁寧だ。

特に刺さったシーン

終盤、研究所に攻撃が及んでいくくだり。ここでの能登麻美子の声の使い方が見事で、序盤のどこか余裕のある研究者の口調から、母親の本能だけがむき出しになった声へと、地続きのまま変わっていく。叫んでいるのに芯が冷えている、あの感じ。可愛らしさの残る声質の人がこういう演技をすると、落差で余計に効く。市ノ瀬加那が演じる幼い娘の、まだ状況を理解していない無防備な声と重なると、見ているこっちの胃の奥が冷たくなる。その手前で、大地葉上田燿司が演じる研究所の大人たちが普通に仕事の会話をしているのも地味に効いていて、まっとうな職場が一瞬で引き返せない場所に変わる温度差を、声の芝居が静かに支えている。最初に見たときは何が起きているか追うので精一杯だったのが、2回目はこの一音一音が本編の伏線に聞こえて、何度も止めて巻き戻したくなった。

読んで見たくなったら——『機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 本編を見終えて、プロスペラの動機をもう一段深く理解したくなった人
  • ガンダムの「戦争の前にいた普通の人」を描く短編が好きな人
  • 声優の演技の変化だけで物語の温度を読みたいタイプ

合わない人

  • 本編未視聴で、まっさらな状態から入りたい人(これは本編のあとに見るのが正解)
  • 救いのある結末を求めている人
  • メカ戦の爽快感を目当てにしている人

次に見るなら

まずは順当に機動戦士ガンダム 水星の魔女の本編。プロローグで奪われたものが、十数年後にどんな形で物語を動かすのか——ここを見てから本編を見直すと、スレッタとプロスペラの会話の聞こえ方が完全に変わる。

もっと重たい人間ドラマを浴びたいなら機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ。居場所のない子どもたちが武力を手にしてしまう話で、まっとうな願いが少しずつ引き返せない場所へ進んでいく手触りが近い。

戦争を子どもの視点から描く短い名作という意味では機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争。日常のすぐ隣で取り返しのつかないことが起きる構造は、このプロローグと同じ痛みを残していく。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
『機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE』は、dアニメストア、Amazonプライムビデオ、Disney+で視聴できます。複数の主要サービスで配信されているため、ご自身が普段使っている環境に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。本編の前にこの前日譚を押さえておくと、物語をより深く楽しめます。

よくある質問

Q. 『水星の魔女 PROLOGUE』はどこで配信していますか?
A. dアニメストア、Amazonプライムビデオ、Disney+で視聴できます。いずれも主要な動画配信サービスなので、普段お使いの環境に合わせて選べます。
Q. 本編より先に観たほうがいいですか?
A. 本作はTVシリーズ『水星の魔女』へとつながる前日譚です。先に観ておくと物語の背景や登場人物の関係性が理解しやすく、本編の見え方が大きく変わります。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 短編の特別映像(SP)として制作されており、20分台で一気に観られる尺です。本編視聴の前後どちらでも、まとまった時間を取らずに楽しめます。
Q. ガンダムシリーズ初心者でも楽しめますか?
A. 過去作の知識がなくても問題ありません。『水星の魔女』は新規ファン向けに作られた作品で、本作もその入り口となる物語なので、初めての方でも入りやすい内容です。

まとめ

『機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE』は、dアニメストア、Amazonプライムビデオ、Disney+で視聴できます。複数の主要サービスで配信されているため、ご自身が普段使っている環境に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。本編の前にこの前日譚を押さえておくと、物語をより深く楽しめます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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