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機動戦士ガンダム 水星の魔女
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise |
A.S.122年、多くの企業が宇宙に進出し巨大な経済システムを構築した時代。遠い惑星水星から来た少女スレッタ・マーキュリーが、モビルスーツ産業を支配するベネリット・グループが運営するアスティカシア工業高等専門学校に転入する。純粋な心に紅い光を灯す彼女は、新しい世界を一歩一歩歩んでいく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
A.S.122年、宇宙進出した多くの企業が巨大な経済圏を形成する時代。辺境の惑星・水星で育った少女スレッタ・マーキュリーは、モビルスーツ産業を支配するベネリット・グループが運営するアスティカシア高等専門学校へ転入する。無謀にも決闘に挑み、自らのガンダムで勝利を重ねていくスレッタ。純粋な心と不思議な力を持つ彼女が、陰謀渦巻く学園と宇宙の覇権争いに巻き込まれながら、自分の道を切り拓いていく群像劇。みどころ・魅力
① 学園×モビルスーツ決闘という斬新な舞台設定
「ガンダムシリーズ初の学園もの」として話題を集めた本作。決闘に勝てば何でも手に入るというルールが物語のエンジンとなり、ロボットアクションと青春ドラマが絶妙に融合。企業利権・差別・親子関係といった重厚なテーマを、学園生活のなかで自然に描き出している。② スレッタとミオリネ、二人の関係性の変化
内気で真っ直ぐなスレッタと、反骨心を秘めたベネリット会長令嬢ミオリネ。境遇も性格も正反対の二人が「決闘花嫁」という奇妙な縁で結ばれ、衝突しながらも互いを変えていく関係性は本作最大の見せ場。シリーズを通じて丁寧に描かれる感情の積み重ねが視聴者の心をつかんで離さない。③ 先の読めない構成と容赦ない展開
1クール終盤で物語のトーンが一変し、視聴者を驚かせた「エアリアルの真実」をはじめ、2クールにかけて次々と明かされる設定と伏線の回収が圧巻。登場人物の誰もが傷を抱え、単純な善悪では語れない構図が最後まで緊張感を維持し続ける。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 原案キャラデザ | モグモ |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 高谷浩利、戸井田珠里 |
| 美術監督 | 佐藤歩 |
| OP | ヨアソビ「祝福」 |
| ED | ヨアソビ「祝福」 |
| ED | シユイ「君よ 気高くあれ」 |
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アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ガンダム」という看板で警戒していた。ちゃんと履修してないと置いてけぼりになる系でしょ、と。ところが1話を見て5分で、あ、これは関係ないやつだ、とわかった。入学式でいきなり決闘、謎の機体、水星から来た朴訥な女の子。情報量は多いのに、妙に見やすい。
2周目で気づいたのは、1話の時点ですでに伏線が床に埋まっていること。「この笑顔、のちにどれだけしんどくなるか知ってから見てる」という感覚で見る2周目は、別の映像体験になる。あの最終回を経由してから1話に戻ると、スレッタの笑顔がもう怖い。
愛情を燃料にして走らせた機械が、最後に誰を轢くか
この作品を「百合ガンダム」と呼ぶのは間違ってはいないが、それだと半分しか言えていない。水星の魔女が本当に描いているのは、純粋さを道具として使う大人たちと、それに気づかないまま走り続ける子どもたちの話だ。
スレッタは「勝てば何でも手に入る」という単純なルールを信じて動く。その真っ直ぐさが周囲に希望を与える一方で、彼女の純粋さはシステムに都合よく利用されていく。ミオリネは逆に最初から疑ってかかっているが、疑っている分だけ傷の深さが後から来る。市ノ瀬加那の演じるスレッタが、序盤と終盤でまったく声の質が変わるのはそのためで、あの終盤の声は普通に聴いていられない。
シャディク(古川慎)というキャラクターが象徴的だ。彼もまた道具として育てられた側なのに、自分が道具を作る側に回ろうとする。その歪みかたが、作品全体の構造を映している。「親から何かを背負わされた子どもが、別の子どもに何かを背負わせようとする」という連鎖。エラン(花江夏樹)が纏う孤独の種類も、同じ文脈から来ている。2周目でエランのセリフを聴き直すと、花江夏樹の芝居がいかに情報を絞って出しているかがよくわかる。
「魔女」という言葉が何度も使われるが、この作品における「魔女」は呪われた者でも悪意ある者でもなく、システムに都合よく意味を与えられてしまった者のことだ。愛情と善意で動いていても、走らせる側にとっては燃料でしかない——そのことをこれだけ丁寧に描いて、あの最終回に着地させる。何度でも言うが、しんどい。
特に刺さったシーン
終盤、ミオリネが追い詰められていくくだりで、Lynnの芝居が一段階変わる瞬間がある。それまでの刺々しさや強がりが剥がれて、ただの疲弊した子どもの声になる場面。あそこで思わず巻き戻した。「ああ、この人ずっと強いふりをしていただけだったんだな」と腑に落ちる芝居で、Lynnはこういう「崩れる瞬間」の描写が本当に上手い。
もう一箇所、マルタン(榎木淳弥)が自分の立ち位置を自覚するシーン。榎木淳弥は誠実さと後ろめたさが同居した人物を演じると格別で、このキャラクターはそういう意味での当たり役だったと思う。セリフの少ない場面でも芝居が止まっていない。
1話の決闘シーンは、初見ではテンション上がるだけだが、2周目だと「この結末を知った上で見ている」という重さがそのまま乗ってくる。あのシーンから始まる話があの場所に着地する、という設計のえぐさが、見返すたびに更新される。
読んで見たくなったら——『機動戦士ガンダム 水星の魔女』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
合う人
- ガンダム未履修だが、SF設定のある学園ドラマに興味がある
- キャラクターの関係性と心理描写を軸に見る視聴スタイル
- しんどい結末も含めて「作品として完結している」と受け取れる人
- 声優の芝居の細部を追う楽しみが好き
- 女性同士の関係性が中心になる物語を求めている
合わない人
- モビルスーツバトルのカタルシスを期待している(バトルは手段であって主役ではない)
- 登場人物が多く、組織図が複雑な話についていくのが苦手
- 1クール目と2クール目でトーンが大きく変わることへの抵抗がある人
- ハッピーエンドに着地することを前提に見たい場合(前提を共有できない)
次に見るなら
水星の魔女の「子どもが大人のシステムに使われる」という構造が刺さったなら、機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズは避けて通れない。同じガンダムシリーズで、孤児たちが戦争の道具にされていく話。優しい気持ちで見始めると確実に削られる。覚悟して見てほしい。
「愛情と歪みと、どうにもならない結末」という組み合わせが好きならエウレカセブンも合う。こちらは少年側の視点が主軸で、世界の秘密が少しずつ明らかになる構成。メカアクションの比重が高めだが、感情の密度は水星の魔女と地続きのところがある。
水星の魔女の「少女たちが意味を与えられ、それを引き受けながら動く」という文脈に興味があるなら少女革命ウテナを掘り下げてみるのもいい。古い作品だが、システムに絡め取られる人間の描き方は今見ても鮮烈だ。水星の魔女を見た後に見ると、参照元の輪郭が見えてくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Disney+の各サービスで配信中です。多くのサブスクサービスで視聴できるため、普段使いのプラットフォームからそのまま楽しめます。1期・2期まとめて一気見しやすい環境が整っています。


