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2015

純潔のマリア
★ 3.4 / 5.0コメディファンタジーラブコメ
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Production I.G |
百年戦争中のフランスに住む最強の魔女マリアは、戦争を嫌い強大な魔力で戦闘を妨害する。サキュバスのアルテミスとインキュバスのプリアポスと共に暗躍する彼女に天界が注目し、大天使ミカエルが宣告を下す。マリアが処女性を失えば、魔力も失われるというのだ。しかし美しい騎士の出現が彼女の運命を変えようとしていた。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
百年戦争のさなかにあるフランス。森に暮らす最強の魔女マリアは、戦で傷つき命を落とす人々を見過ごせず、強大な魔力で戦場へと介入し続けていた。サキュバスのアルテミスとインキュバスのプリアポスを従え、戦を妨げる彼女の行いは、やがて天界の目に留まる。大天使ミカエルはマリアに「処女であるうちは見逃すが、その純潔を失えば魔力もまた失われる」と宣告を下す。人の世に過度に関わる魔女への戒めだった。そんな折、彼女の前に一人の美しい騎士が現れ、頑なだったマリアの心と運命は静かに動き始める。みどころ・魅力
① 戦争に抗う魔女の信念とほろ苦さ
「人が傷つくのを見たくない」という素朴な願いから戦場へ介入するマリア。しかしその正義が、時に人の営みや戦の理とぶつかり波紋を広げます。一途さゆえの危うさと優しさが同居する主人公像が、物語に深い陰影を与えています。② 神話と中世フランスが溶け合う世界観
百年戦争という史実の舞台に、魔女・天使・使い魔が当たり前に息づく独特の空気感。重厚な歴史劇でありながら、神々や天界の描写には神話的な荘厳さが漂い、ファンタジーと史劇の絶妙なバランスが見応えを生んでいます。③ 軽妙なコメディとラブコメの彩り
シリアスな主題の一方で、使い魔たちのやり取りや、恋愛に不慣れなマリアの初心な反応はとても愛らしくユーモラス。重くなりがちなテーマを、ふっと笑える掛け合いと甘酸っぱい関係性が和らげ、最後まで親しみやすく楽しめます。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 谷口悟朗 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 千羽由利子 |
| 音楽 | 甲田雅人 |
| 美術監督 | 池田繁美 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 「Philosophy of Dear World」 |
| ED | 唐沢美帆「Philosophy of Dear World」 |
| ED | トゥルー「ailes」 |
| ED | ミュー「素晴らしき実りを歌い捧げよう」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「百年戦争の魔女」という字面だけで、もっと血なまぐさい話を想像して見始めた。蓋を開けたら、戦場のど真ん中で「やめろ」と叫びながら大魔法で両軍をまとめて吹き飛ばす女がいて、いやそれはそれで血なまぐさいんだけど、思っていたのと方向が違った。マリアは戦争が嫌いで、でも止める手段が大魔法という矛盾を抱えている。最初に見たときはそのちぐはぐさに笑っていたんだけど、2回目で、彼女が「正しさ」と「無力さ」のあいだで立ち往生しているだけだと気づいて、急に笑えなくなった。エロっぽいシーンがあった記憶だけ妙に残っていて、もう一度確かめるつもりで見返したら、思っていたよりずっと真面目な話だった。戦争を止めたい少女に、天界が「処女でいろ」と命じる理不尽について
この作品は単なる「最強魔女が無双するファンタジー」ではなくて、ひとりの女の体が、本人の意思と関係なく秩序の道具にされていく話だと思っている。マリアが戦争を嫌う理由は立派でもなんでもない。目の前で人が死ぬのが嫌、という子どもみたいにまっすぐな動機しかない。その素朴さで彼女は大魔法をぶっ放して戦をぶち壊す。ところがその「正しさ」が天界の均衡を乱すというので、下される宣告が「処女性を失えば魔力を失う」だ。戦争を止めるな、ではなく、お前の体に条件をつける、という形で来るのがえげつない。 ここでひっかかるのは、罰の中身が思想でも行動でもなく、性であることだ。マリアが何を信じているか、何をしたかではなく、彼女が「清いか」どうかで力の有無が決まる。これは中世の話だけれど、女の価値を純潔で測る発想は別に中世だけのものじゃない。作品はそれをファンタジーの装置として真顔でやってのける。最初はギャグとして処理されていた設定が、話が進むほど「結局この子は、自分の体すら自分のものじゃないのか」という重さに変わっていく。 そしてマリア自身が、恋も性も知らない。だから天界の宣告が何を意味するのかも、本当のところはわかっていない。わからないまま体を担保に取られている。理想を抱いた人間が、世界の仕組みに「お前の信念には値札がついている」と突きつけられる——その理不尽を、魔女と天使という大仰な舞台でやるからこそ、逆に生々しく刺さる。下ネタの皮をかぶせてあるぶん、油断したところに芯が来る。特に刺さったシーン
序盤、マリアが戦場に乱入して両軍を魔法で蹴散らす場面。止めているのか暴れているのか自分でもわかっていない感じが、画面の力の入り方からにじむ。でも個人的に効いたのは、彼女を監視するために遣わされる天使エゼキエルだ。花澤香菜の声が、最初は職務に忠実な堅物として響くのに、マリアと関わるうちに少しずつ人間くさい揺れを帯びていく。あの「規則」と「情」のあいだで声がほどけていく芝居は、何度見ても巧い。 上司として現れるミカエルを井上喜久子が演じているのも妙に怖い。優しい声色のまま理不尽を通告してくるので、善意の顔をした権力みたいで背筋が寒くなる。マリアを異端と睨む聖職者ベルナールに櫻井孝宏が当てられているのもよくて、信仰を笠に着た冷たさが声の温度で伝わる。年上の魔女ビブを演じる能登麻美子の落ち着きが若いマリアの危うさを際立たせ、サキュバスのアルテミスを演じる日笠陽子のからっとした下世話さが、深刻になりすぎる手前で物語を引き戻す。シリアスとギャグのスイッチが声でちゃんと切り替わるから、変な作品なのに芯がぶれない。読んで見たくなったら——『純潔のマリア』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 中世ヨーロッパや宗教を背景にしたファンタジーが好きな人
- 強いヒロインが、強さゆえに損をする話に弱い人
- ギャグと真面目なテーマが地続きになっている作品を楽しめる人
合わない人
- 下ネタや性的な描写が出てくると集中できない人
- 主人公が一直線に勝って気持ちよくなりたい人
- 宗教や思想を扱う展開を重いと感じる人
次に見るなら
狼と香辛料が好きなら相性がいい。中世ヨーロッパ風の世界で人ならざる賢いヒロインと旅をする話で、教会の影や信仰の重さが背景にずっとある。派手な戦いより会話で読ませるところが、マリアの人間社会との距離の取り方と響き合う。 宗教ネタを肩の力を抜いて楽しみたいなら聖☆おにいさん。ブッダとイエスが下界でだらだら暮らすコメディで、神聖なはずの存在を生活者として描く視点が、天使たちを妙に人間くさく動かす純潔のマリアと地続きに感じる。 信仰や存在の重さをドラマで味わいたいならノラガミ。信じられることでしか在れない神の不安定さを、アクションとラブコメに混ぜてくる手つきが、シリアスとギャグを行き来するマリアの空気と近い。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『純潔のマリア』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つの配信サービスで視聴できます。アニメ専門のdアニメストアをはじめ、見放題作品が豊富なU-NEXTやDMM TV、Huluと選択肢が揃っているため、ご自身が普段使っているサービスでそのまま楽しめます。気になった方は、いずれかのサービスでぜひチェックしてみてください。
