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フリクリ オルタナ
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Production I.G |
17歳の女子高生・カナと友人たちの日常が、空から落ちてきたメカと謎の女性・ハルコの登場で一変する。ハルコはカナたちを「ATOMSK」という力に関わる計画に巻き込む。カナは友人たちと共に、すべてを賭けて自分たちの未来を決める決断を迫られることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
17歳の女子高生・カナは、ペットス・モエ・ヒジリーの友人たちと、退屈だけれど確かに楽しい日常を過ごしていた。そんなある日、空から巨大なメカが落ちてきて、謎の女性・ハルコが彼女たちの前に現れる。ハルコは「ATOMSK」と呼ばれる力をめぐる計画に、カナたちを否応なく巻き込んでいく。少女時代の終わりと未来への一歩のあいだで揺れるカナは、かけがえのない仲間たちと過ごす日々のなかで、自分たちの行く先を自らの手で選び取る決断を迫られていく。みどころ・魅力
① 「フリクリ」の世界観で描かれる少女たちの青春
オリジナル版から受け継がれた疾走感あふれる作風はそのままに、本作では女子高生4人組の友情と青春が物語の中心に据えられています。思春期特有の焦りや将来への漠然とした不安が、フリクリならではの非日常と重なり合って描かれる点が大きな見どころです。② Production I.Gによる高密度なアクションと映像表現
空から落下するメカ、突如始まる戦闘など、緩急の効いた演出と作画が魅力です。日常パートのやわらかな空気感と、ハルコが巻き起こす怒涛のアクションとのコントラストが鮮烈で、画面から目が離せない映像体験を味わえます。③ 印象的な音楽と疾走感のある演出
シリーズの代名詞でもある音楽との一体感は本作でも健在です。場面を彩る楽曲とテンポの良いカット運びが融合し、登場人物たちの感情の高ぶりや青春の一瞬の輝きを増幅させ、作品全体に独特のグルーヴ感を生み出しています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 原案キャラデザ | 貞本義行 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 高橋裕一 |
| 音楽 | 飯田龍太 |
| 美術監督 | 藤井綾香 |
| 音響監督 | なかのとおる |
| ED | the pillows「Star overhead」 |
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アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「どうせオリジナルには敵わないだろう」と斜に構えて見始めた。あのフリクリの、十年以上空けての続編。地雷の匂いしかしなかったし、正直なところ確認作業のつもりだった。ところが冒頭の、何も起きない地方都市のじっとりした空気——あれを浴びた瞬間に、これはオリジナルの真似をしに来たんじゃなくて、別の温度で撮ろうとしているらしい、と分かった。二回目に見て気づいたのは、カナたちの会話のどうでもよさが妙にリアルだということ。自分の十七歳の夏も、こういう中身のない時間でひたすら埋まっていた。身構えて損した、とまでは言わないけれど、棚の奥にしまっていた感情を勝手に引っぱり出された感じはある。
何者かになりたいのに、何も起きない夏を生きる十七歳の話
この作品は、空からメカが落ちてきてハルコが暴れまわるSFアクション——という外側だけ見れば、確かにオリジナルの延長線上にある。でも何度か見返すうちに、オルタナの主役は爆発でもアトムスクでもなく、「何も起きない」ことそのものなんだと思うようになった。カナたち四人の女子高生は、特別な才能があるわけでも、強い夢があるわけでもない。ただ毎日を消費して、たまに将来の話をして、そのたびに足元がふわっと不安になる。あの、口に出すと急に現実味を帯びてしまうから誰も本気では言わない「このままでいいのか」という感覚。本作はそれを、メカや謎の力という大袈裟な装置を使って、わざと遠回りに描いている。
面白いのは、ハルコの存在が救いでも導きでもないところだ。彼女は外からやってきて引っかき回すだけで、答えはくれない。むしろカナに「自分で決めろ」と突き放す。承認や成功を約束してくれる大人ではなく、停滞している子どもの背中を、無責任なくらい乱暴に押すだけの台風みたいなものとして置かれている。だからこの物語は、何者かになる話ではなく、何者にもなれないかもしれないと薄々気づいた人間が、それでも今いる場所から一歩を選ぶ話として閉じる。派手な力に巻き込まれたカナが最後に手にするのは、超常的な何かではなく、ごく個人的な決断ひとつ。そのスケールの小ささこそが、自分にはいちばん刺さった。十七歳のときに本当に必要だったのは世界を救う力じゃなくて、明日を自分で選んでいいという許可だったんだな、と。
特に刺さったシーン
四人でだらだら過ごしているだけの場面が、いちばん好きだ。辺田美々を演じる松岡由貴の、力の抜けた相槌の打ち方が異様にうまい。意味のない会話を意味のないまま転がしていく呼吸が、本物の女子高生の暇な時間そのもので、ここで思わず画面に向かって笑ってしまった。そこへ相田弁役の鈴木崚汰がぼそっと差し込む一言の温度差が効いていて、仲が良いのに少しずつ将来の話を避けている空気まで伝わってくる。
逆に背筋が伸びたのは、須藤完を演じる小西克幸が出てくる場面。大人の側の落ち着いた声が入ると、カナたちの世界が急に「子どものもの」として相対化される。同じく本山満役の田村睦心の芯のある声も、日常がほどけていく終盤で効いてくる。何気ない会話劇に見えて、声の置き方ひとつで「この夏はもう戻ってこない」と分からせてくる。終盤のある決断のシーンで、私はわりと本気で動けなくなった。
読んで見たくなったら——『フリクリ オルタナ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 派手な設定よりも、思春期の停滞感や言葉にならない焦りを描いた話が好きな人
- オリジナルのフリクリを「別物」として受け止める覚悟がある人
- 何も起きない日常会話の手触りや、声優の細かい芝居を味わいたい人
- 世界を救う物語より、ごく個人的な一歩を選ぶ物語に弱い人
合わない人
- オリジナルと同じ密度・同じ熱量の続編を期待している人
- 設定やメカの説明をきっちり回収してほしい人
- テンポの速い爽快なアクションを主目的に見たい人
- 主人公に明確な目標と分かりやすい成長曲線を求める人
次に見るなら
まずは大元のフリクリ。六話に詰め込まれた爆発的な密度を浴びてから本作に戻ると、オルタナがあえて選んだ「静けさ」の意味が逆側から見えてくる。同じ二〇一八年の続編フリクリ プログレも対になる一本で、こちらはより尖った作家性が出ているので、二作の温度差を比べるだけで楽しい。
思春期の停滞と、女の子たちの関係のひりつきが好きならフリップフラッパーズ。鮮烈な映像の奥に「自分は何者になるのか」という不安が流れていて、オルタナで掴んだ感情の近くに着地できるはずだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「フリクリ オルタナ」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信されており、これらのサービスで視聴できます。いずれもアニメ作品のラインナップが充実した配信サービスですので、ご自身が利用しやすい環境に合わせて選んでいただけます。気になった方は、各サービスの配信状況を確認のうえ楽しんでみてください。




