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劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス
| 放送年 | 2002年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | OLM |
昔、アルトマーレという島に老夫婦が住んでいた。ある日、浜辺で傷ついた小さな子供たちを見つけ、介抱して回復させた。しかし島がモンスターに襲われ、瞬く間に怪物の怒りに飲み込まれる。その時、老夫婦の目の前で、子供たちが…
作品概要・あらすじ
あらすじ
水の都と呼ばれる美しい島・アルトマーレを訪れたサトシたちは、この街に古くから伝わる伝説のポケモン「ラティアス」と「ラティオス」、そして街を守る秘宝「こころのしずく」の存在を知ります。ラティアスとの不思議な出会いをきっかけに街に溶け込んでいくサトシでしたが、こころのしずくを狙う2人の謎の女が動き出し、街を支える古代の防衛システムが暴走を始めます。暴走を止め、街と大切な存在を守るため、サトシとポケモンたちが立ち上がります。水の都を舞台にした冒険が幕を開けます。みどころ・魅力
① 水の都アルトマーレが生み出す唯一無二の世界観
ヴェネツィアを思わせる水路の街並みが、丁寧な作画で生き生きと描かれます。運河を抜ける光、路地の質感、街全体に漂う郷愁が物語の没入感を高め、シリーズの中でも特に「世界そのものが主役」と言える美術設計が際立つ一作です。② ラティアスとサトシの心の交流
人と異なる姿を持つラティアスが、少しずつサトシに心を開いていく過程が繊細に描かれます。言葉を超えて通じ合う関係性と、別れを含んだ余韻が観る者の感情に深く残り、シリーズ屈指の感動的なドラマとして語り継がれています。③ クライマックスの圧巻のスペクタクル
街の防衛装置の暴走による大津波と、それに立ち向かうラティオスたちの活躍は迫力満点です。スピード感あふれる飛行シーンと水の演出が融合し、緊張とカタルシスを兼ね備えた終盤の展開が、劇場版ならではの見ごたえを生み出しています。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 湯山邦彦 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 杉森建、斎藤むねお、森本茂樹、藤原基史、にしだあつこ、奥谷順、吉川玲奈、吉田宏信、太田敏 |
| キャラクターデザイン | 松原徳弘、一石小百合、玉川明洋、増田順一、松島賢二、西野弘二 |
| OP | coba, Rica Matsumoto「めざせポケモンマスター2002」 |
| ED | coba, Kazufumi Miyazawa「映画バージョン」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ポケモン映画はだいたい夏休みの記憶とセットで残っている。テレビで途中から見て、なんとなく泣いて、タイトルは覚えていない——その手の作品。これもそのはずだったのに、アルトマーレという街の名前だけは妙に頭に残り続けていた。運河と石畳、水面を滑っていく光。最初は「またポケモンが街を救う話だろう」くらいの軽い気持ちで見始めたら、終盤で静かに足をすくわれた。子供向けだと油断していると、こういう作品に限って後を引く。正直、歴代ポケモン映画の中ではかなり好きな方だ。派手さで殴ってくるタイプではなく、見終わってから街の風景がじわじわ戻ってくる。
ラティオスがいなくなった街で、それでも水路は光り続ける——「遺されたもの」の話
この映画、構造だけ取り出すと「悪役が秘宝を狙う、ポケモンが街を守る」という、ポケモン映画の王道フォーマットそのものだ。でも見ているうちに、本筋がそこにないことに気づく。アルトマーレという街が、ただの舞台装置じゃない。ヴェネツィアを思わせる水路の街そのものが、ラティアスとラティオスという守り神と一緒に呼吸している、ひとつの生き物として描かれている。だから終盤で一匹が失われるとき、悲しいのはキャラクターだけじゃなくて、街全体が一段暗くなったように見える。
個人的に、この作品は「ヒーローが世界を救う話」ではなく「遺された側がどう生きるか」の話だと思っている。守り神が命を投げ出して街を救う——それ自体はよくある筋書きだ。でもこの映画が踏み込んだのは、その後だ。いなくなったラティオスが街の記憶として残り、運河の光がそれまでとは少し違って見える、あの余韻。喪失をなかったことにせず、かといって悲劇として終わらせもしない。残された者は、いなくなった者の光をどこかに感じながら、それでも日常の水路を漕いでいく。子供向け映画でここまで「不在」を丁寧に扱った例は、そう多くない。単に泣かせにくるのではなく、悲しみと一緒に暮らしていく感覚を、ちゃんと風景に落とし込んでいる。だからこの映画は、何年か経って見返すたびに重さが変わる。
特に刺さったシーン
まず単純に画として好きなのが、序盤の運河を駆け抜けるシーンだ。水面に反射する光と街並みのスピード感、あの浮遊感は劇場の大きなスクリーンで見たら相当気持ちよかったはずだと、見ながら何度も思った。ラティアスの声を林原めぐみが当てているんだけど、人間の言葉じゃない鳴き声の、あの甘えるような不安げなトーンだけで感情が全部伝わってくるのがすごい。言葉がないぶん、芝居が逃げ場なしで効いてくる。
そして終盤の、あの別れ。ラティオスを失ったあとの空気の落ち方と、最後にカノンが——あるいはラティアスが——主人公に近づくあの曖昧なワンシーン。どっちなのか言い切らない演出が、ずるいくらい効く。大谷育江のピカチュウが言葉もなく寄り添う画も含めて、ここで思わず鼻の奥がツンとなった。コジロウ役の三木眞一郎たちロケット団が、いつもの調子で空気を緩めてくれるからこそ、落とすところで一気に落とされる。緩急の付け方が巧い。
読んで見たくなったら——『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ポケモン映画は「泣ける一本」を求めて見る派の人
- ヴェネツィア風の街並みや水の都の空気感そのものが好きな人
- 派手なバトルより、静かな別れと余韻で泣きたい人
- 声優の鳴き声芝居だけで感情を読み取るのが好きなオタク
合わない人
- ポケモンのガッツリしたバトル描写を期待している人
- 悪役にもっと強い動機やドラマを求めるタイプの人
- 子供向け映画に湿っぽさを持ち込まれるのが苦手な人
- ストーリーの全部を言葉で説明してほしい人
次に見るなら
劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲——ポケモンの「命」と涙を真正面から描いた、シリーズの原点みたいな一本。アルトマーレの別れに来たなら、こっちの問いかけの重さも一度浴びておきたい。
ARIA The ANIMATION——ネオ・ヴェネツィアという、まさに水の都が舞台。アルトマーレの運河と石畳の空気感が忘れられない人なら、この街でずっと漕いでいたくなるはず。
劇場版ポケットモンスター 七夜の願い星 ジラーチ——出会いと別れ、そして「いなくなる存在」をまた丁寧に描いた一作。ラティオスの余韻が残っているうちに続けて見ると効く。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
本作はU-NEXTとDMM TVで配信されており、どちらのサービスでも視聴できます。水の都を舞台にした感動の物語を、自宅でじっくり楽しめます。気になる方は、いずれかのサービスで配信状況を確認してみてください。
