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2010

TRIGUN Badlands Rumble
★ 3.8 / 5.0アクションコメディSF
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | MADHOUSE |
砂漠に囲まれた町に、ヴァッシュの過去の敵ガスバックが20年ぶりに現れた。彼は町長に恨みを持ち、町長は対抗するため多くの賞金稼ぎを雇う。その中には、ガスバックへの復讐を誓う美しい女性がいた。彼女は復讐の機会を得られるのだろうか。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
砂漠に囲まれた町に、20年前に姿を消した大強盗ガスバックが再び現れた。かつて仲間の裏切りで瀕死の重傷を負った彼は、因縁の地で町長への報復を企てる。町長は対抗するため莫大な賞金をかけ、腕利きのバウンティハンターたちが続々と集結。その中には、ガスバックに個人的な恨みを抱く美しい女ハンター、アメリアの姿もあった。そこへ「人間台風」の異名を持つ流れ者ヴァッシュ・ザ・スタンピードが居合わせ、賞金稼ぎたちの思惑と過去の因縁が複雑に交錯していく。みどころ・魅力
① シリーズ未見でも楽しめる完全新作ストーリー
TVアニメ版から長い時を経て制作された劇場版で、原作者・内藤泰弘が深く関わったオリジナルエピソードです。シリーズの予備知識がなくてもヴァッシュの魅力に触れられる構成になっており、ファンにも新規視聴者にもおすすめできる一作です。② 大スクリーン映えする迫力のガンアクション
劇場版ならではの作画と演出が投入され、ヴァッシュの超人的な早撃ちや大規模な銃撃戦が大迫力で描かれます。コミカルな掴みから一気にシリアスな戦闘へと振り切る緩急の演出は、本作最大の見どころのひとつです。③ 「不殺」を貫くヴァッシュの信念
誰も殺さないという信条を貫くヴァッシュが、復讐に囚われた人々とどう向き合うのか。派手なアクションの裏に流れる人間ドラマと、彼の優しさが物語の核として丁寧に描かれています。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 西村聡 |
|---|---|
| 原作 | 内藤泰弘、西村聡 |
| キャラクターデザイン | 吉松孝博 |
| 音楽 | 今堀恒雄 |
| 音響監督 | 本田保則 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
本編はとっくに通ってきた口で、ヴァッシュの「LOVE & PEACE」を散々浴びてきたわりに、劇場版だけはなぜか抜け落ちていた。配信を漁っていたらU-NEXTに転がっていて、ついでくらいの軽さで再生した。正直、舐めていた。テレビシリーズのお祭り回を長く引き伸ばした外伝だろう、くらいの気持ちで。 その油断は冒頭で引っ込めた。20年前の銀行強盗が画面いっぱいに広がった瞬間、砂と熱と人の悪意の質感が、テレビの画角とは別物の密度で塗り直されているのが分かる。横に広いだけで景色が変わる。これは続きでも穴埋めでもなく、一本の映画として正面から殴りに来ているやつだ、と途中で座り直した。見てなかったことを少しだけ悔やんだ。劇場の暗がりで浴びたかった音だった。殺さない男は、復讐したい女に「肩透かし」しか渡せない
トライガンという作品の芯は、ずっと一つだ。圧倒的な力を持った男が、その力で誰も殺さないと決めている。馬鹿げた縛りプレイに見えて、これは「強い者がどう振る舞うか」という重たい問いを、ガンアクションの皮で包んで差し出している。Badlands Rumbleはその問いを、復讐という最も同情しやすい動機にぶつけてくる。 アメリアは、20年前にすべてを奪ったガスバックを撃ち殺すために生きてきた。彼女の引き金には正当性がある。誰も責められない。そこにヴァッシュが割って入る。彼は復讐を否定しない。説教もしない。ただ、撃たせない。この「肯定も否定もせず、結果だけ全力で捻じ曲げる」やり方が、見ているこちらをじりじりさせる。正しい怒りを抱えた人間に、彼が渡せるのは答えではなく肩透かしだけだ。 面白いのは、ガスバックという悪役が単なる暴力装置ではないこと。彼の怒りにも筋が通っていて、奪われたのは彼のほうだ、という主張が成立してしまう。被害者と加害者がぐるりと一周して重なる構造の真ん中に、ヴァッシュが一人で立っている。彼の理想は、現実の前で何度も間抜けに見える。それでも降ろさない。この作品は「優しさは無力だ」と突きつけながら、同時に「無力でも降ろさない奴がいる」と見せる。単なる西部劇アクションではなく、暴力の連鎖をどこで誰が引き受けて止めるのか、という話として僕は受け取った。特に刺さったシーン
アメリアが復讐の対象を目の前にして、それでも引き金を引ききれない——その逡巡の芝居が良かった。坂本真綾の声が、強がりの硬さと、その奥でずっと震えている子どもの部分を同時に鳴らしてくる。怒りで突っ走るキャラのはずなのに、声のどこかが常に泣く一歩手前にあって、終盤の感情が決壊する場面で「ああ、ここまで全部この一瞬のために積んでいたのか」と座席で息を止めた。母親役の井上喜久子がほんの短い出番で過去の温度を置いていくのも効いている。 ウルフウッドの速水奨も相変わらず卑怯なくらい良い。聖職者の口ぶりで一番きな臭いことを言う、あの二枚も三枚も舌のある喋り。十字架の塊を担いだ男が放つ軽口の一つひとつに、見えない覚悟が裏打ちされていて、銃声より台詞のほうが刺さる瞬間が何度もある。ミリィのゆきのさつきが場の空気を一拍ゆるめてくれるおかげで、緊張が地続きで重くなりすぎない。この声のバランスは、劇場の音響で浴びたら相当効いたはずだ。読んで見たくなったら——『TRIGUN Badlands Rumble』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- トライガン本編を通ってきて、ヴァッシュの「殺さない」という縛りに今も引っかかっている人
- 復讐ものの結末が、スカッとではなく苦さで終わることに価値を感じる人
- 砂漠・賞金稼ぎ・ガンアクションという西部劇の手触りが好物な人
- 声優の芝居で感情のグラデーションを聴き分けるのが好きな人
合わない人
- 本編を一切知らず、キャラの関係性を前提なしで楽しみたい人(最低限の予習はあったほうがいい)
- 悪を撃ち倒してスッキリ終わる、痛快な勧善懲悪を求めている人
- 主人公の甘い理想論に、最後まで付き合う気になれない人
次に見るなら
まずは順当にトライガン(1998年TVシリーズ)。ヴァッシュとウルフウッドの関係や「LOVE & PEACE」の重みを知ってから劇場版に戻ると、肩透かしの意味がまるで違って見える。砂漠と賞金稼ぎの空気がそのまま欲しいならカウボーイビバップ。乾いたユーモアと、過去を引きずる大人たちの話運びが近い。作画ごと刷新された世界で同じ男に会いたいならTRIGUN STAMPEDEを。解釈が大きく変わっているぶん、原典との差分を探す楽しみがある。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
劇場版『TRIGUN Badlands Rumble』は、U-NEXTとHuluで配信されており、どちらのサービスでも視聴できます。複数のサービスに対応しているため、すでにいずれかを利用中の方は追加登録なしで楽しめる可能性が高いです。トライガンの世界を大画面で堪能したい方は、この機会にぜひチェックしてみてください。

