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TRIGUN
| 放送年 | 1998年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | MADHOUSE |
ヴァッシュ・ザ・スタンピードは莫大な懸賞金がかけられた危険人物で、町全体を破壊する癖がある。彼の破壊の足跡は砂漠惑星の荒野全域に及んでいる。不幸なことに、トゲ髪のガンマンに追いついた賞金稼ぎとの戦闘は上手くいかず、いつも誰かが傷つくが、ヴァッシュは無傷である。奇妙なことに、彼は…
作品概要・あらすじ
あらすじ
砂漠惑星を舞台に、600億ダブルの懸賞金が首にかかった男・ヴァッシュ・ザ・スタンピードの旅を描く西部劇SF。”人道的殺し屋”と恐れられるヴァッシュだが、その実態はお人好しで平和主義の三枚目ガンマン。保険会社から派遣されたメリル&ミリィの二人組に追われながら、宿命の敵・ナイブズとの因縁、そして砂漠の民との出会いを経て、自らの過去と信念に向き合っていく。笑いと涙、そして銃弾が交差する名作アニメ。
みどころ・魅力
① コメディとシリアスが共存する独特のテンポ感
序盤はドタバタコメディ色が強く、ヴァッシュのおとぼけぶりが笑いを誘う。しかし中盤以降、物語は急速にシリアスな展開へと転換。その落差が視聴者を引きつけ、笑えるシーンほど後から重くのしかかってくる構造が見事で、最後まで目が離せない。
② “殺さない”という信念を貫く主人公の葛藤
ヴァッシュは圧倒的な戦闘力を持ちながら、命を奪うことを徹底的に拒む。理不尽な現実の前でその信念が揺らぐ瞬間の描写が非常に丁寧で、正義とは何か・人を守るとはどういうことかを視聴者に問いかける深みがある。
③ 壮大な世界観と終盤の怒涛の伏線回収
砂漠惑星の文明・プラントと呼ばれるエネルギー生命体・ヴァッシュの出自など、序盤から丁寧に撒かれた伏線が終盤に一気に収束する。SF設定と人間ドラマが絡み合う構成は1998年当時としても高い完成度で、現在でも色あせない魅力がある。
キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 西村聡 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 黒田洋介 |
| キャラクターデザイン | 吉松孝博 |
| 音楽 | 今堀恒雄 |
| 美術監督 | 金子英俊 |
| 音響監督 | 本田保則 |
| OP | 今堀恒雄「H.T.」 |
| ED | AKIMA & NEOS「風は未来に吹く」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——「レジェンド」の看板を背負った作品と、やっと向き合った
名前だけは10年以上知ってた。「TRIGUN」というタイトル、トゲ髪のガンマン、「LOVE&PEACE!!」という台詞。オタク界隈で育てば嫌でも耳に入る情報量がある。でも見ていなかった。「レジェンド扱いされすぎていて逆に手が出ない」という、あの感覚はわかってもらえるだろうか。
見始めたら、最初の数話は正直「コメディが強いな」という印象だった。ヴァッシュが間の抜けた顔でドタバタ逃げ回り、賞金稼ぎに追われ、町をめちゃくちゃにする。小野坂昌也の演技がここでは軽快で、「あ、これは笑える話なのか」と思って油断する。その油断が後でじわじわ効いてくる構造になっていた。2周目で序盤の台詞を聞き返すと、笑っていた箇所がまるで違う色に見える。
「人を殺さない」を貫くことの、途方もないコスト
この作品を「ウエスタン風SFアクション」と紹介するのは正確だが、核心からは遠い。TRIGUNが本当に描いているのは、ひとつの信念を守り続けることの消耗だと思う。
ヴァッシュは「人を殺さない」という原則を持っている。砂漠惑星の荒野で、命のやりとりが日常的に起きる世界で、それを通し続けている。聞こえはいい。でも作品が進むにつれて、その信念が「美しいもの」として描かれているのではなく、「ものすごく重いもの」として描かれていると気づく。
誰かを生かすために、別の誰かが傷つく。ヴァッシュ自身の身体には、その歴史が刻まれている。中盤以降に明かされる彼の過去、そして速水奨が演じるウルフウッドとの関係性は、その重さをより鮮明にする。ウルフウッドは「殺すことで守る」側の人間だ。どちらが正しいかという単純な話ではなく、ふたつの倫理がぶつかったまま、答えを出さずに並走する。
ゆきのさつきが演じるミリィは、一見すると明るいだけのキャラクターに見える。しかし彼女の存在が物語に果たしている役割は、単なるコメディリリーフではない。ヴァッシュの信念を「外側から信じている人間」として機能していて、それがどういう意味を持つかは後半になって効いてくる。
「信念を持っている人間はかっこいい」という物語は多い。TRIGUNが珍しいのは、その信念を持つことの代償を、誤魔化さずに積み上げていく点だ。ヴァッシュが笑っているとき、何を背負っているかを知ったうえで見ると、小野坂の演技の中にある微妙な「ずれ」が見えてくる。明るすぎる声に、わずかな疲弊が混じっている。2周目で気づいてから、1周目の笑いが少し苦くなった。
特に刺さったシーン
ウルフウッドとヴァッシュが砂漠で並んで歩くシーンがある。派手な戦闘でも何でもない、ただ歩いている場面だ。速水奨の声がここで急に落ちる。軽口を叩きながら、でも台詞の端に何か諦めに似たものが滲む瞬間があって、そこで「ああ、この人は長く生きるつもりがないんだ」と気づいた。
セリフが説明していない部分を声が語る、という演技の話をするとき、速水奨のウルフウッドはかなり上位に入る。大塚明夫が演じる雷泥・ザ・ブレードは、登場するだけで空気が変わる。セリフの数より、沈黙の重さで存在感を出すタイプの役で、大塚の低音がそれを成立させている。
終盤の対峙シーンで、ヴァッシュが叫ぶ場面がある。小野坂昌也の演技が、それまでのコメディトーンとまったく別の場所に振り切れる瞬間で、1周目はそこで初めて「この作品はずっとここに向かっていた」と気づいた。準備ができていなかった。
読んで見たくなったら——『TRIGUN』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「信念を持つキャラクター」が好きで、その信念にコストを払わせる物語を求めている人
- コメディと重い展開が混在するテンションに慣れている人(カウボーイビバップ世代は特に)
- 90年代アニメの作画・演出リズムを受け入れられる人
- 声優の演技を細かく聞く習慣がある人——速水奨と小野坂昌也の対比は聴きごたえがある
合わない人
- 序盤のドタバタコメディで離脱する人(最初の数話は意図的に軽い)
- 1998年の作画クオリティにストレスを感じる人——動きの省略が多い時期の作品なので
- 結末に「答え」を求める人。この作品はどちらかというと、問いを投げたまま終わる
- 主人公が完全無欠の強者として活躍するのを見たい人には向かない
次に見るなら
最遊記RELOAD BLAST——砂漠を旅する4人組、笑いと暴力と業の話。TRIGUNと同じく「軽い顔をした重い物語」の構造を持つ。旅の道中で削れていくキャラクターを見るのが好きなら合う。
カウボーイビバップ——同じ1998年、同じ荒野的な世界観、同じ「過去を背負った男が逃げ続ける話」。作画と音楽の完成度はこちらが上だが、キャラクターへの感情移入のしやすさはTRIGUNに軍配が上がる。両方見ていない人間が羨ましい。
BLACK LAGOON——道徳的なグレーゾーンで戦い続けるキャラクターたちの話。ウルフウッドが好きだったならロベルタとバラライカが刺さる可能性が高い。こちらはヴァッシュのような「愛と平和」の答えを用意しない。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
TRIGUNはABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの5サービスで視聴可能です。主要な動画配信サービスに幅広く対応しているため、すでに契約中のサービスをそのまま活用できる可能性が高いでしょう。まずは加入中のサービスから確認してみてください。
よくある質問
まとめ
TRIGUNはABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの5サービスで視聴可能です。主要な動画配信サービスに幅広く対応しているため、すでに契約中のサービスをそのまま活用できる可能性が高いでしょう。まずは加入中のサービスから確認してみてください。





