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ブラックキャット
| 放送年 | 2005年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 23話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | GONZO |
トレイン・ハートネットは「黒猫」の異名を持つ冷血な殺し屋で、組織「クロノス」に所属し、体に13の刻印を持つ。暴力に囲まれた人生で、彼は無口で社交的でなく無関心だった。しかし謎の賞金稼ぎ・サヤとの出会いが彼の人生を変える。彼女のユニークな生き方に興味を持つが、悲劇が起こる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
暗殺組織「クロノス」に属し、数字「XIII」を背負う凄腕の暗殺者トレイン・ハートネット。「黒猫」と恐れられる彼は、感情を捨て任務をこなすだけの日々を送っていた。だがある夜、自由気ままに生きる賞金稼ぎの女性・サヤと出会い、その生き方に少しずつ心を動かされていく。組織の歯車として生きるべきか、自分の意志で生きるべきか——。やがて訪れる悲劇をきっかけに、トレインは「黒猫」としての過去と決別し、新たな生き方を模索しはじめる。矢吹健太朗の人気コミックを原作とした、アクションとドラマが交差する物語です。
みどころ・魅力
① 「黒猫」トレインの変化と成長を描く人間ドラマ
感情を殺した冷徹な暗殺者だったトレインが、サヤとの出会いを経て人間らしさを取り戻していく過程が物語の核。任務に生きる男が「自分の意志で生きる」とは何かを問い直す姿に、多くの視聴者が引き込まれます。
② 銃を駆使したスタイリッシュなアクション
愛銃「ハーデス」を操るトレインの戦闘シーンは見応え十分。クロノスの刺客や宿敵クリードとの対決など、緊張感あふれるバトルがテンポよく展開し、アクション作品としての満足度も高い一作です。
③ シリアスとコメディの絶妙なバランス
重厚なドラマやバトルがある一方で、相棒スウェンや少女イヴとの掛け合いには軽妙な笑いも。緩急のついた展開が物語に幅を持たせ、最後まで飽きさせない構成になっています。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 板垣伸 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 秋山由樹子 |
| 音楽 | 岩崎琢 |
| 美術監督 | 池田繁美 |
| 音響監督 | 三間雅文 |
| OP | ヨリコ「ダイヤの花」 |
| ED | パピーペット「Namidaboshi」 |
| ED | 松田隆二「Kutsuzure」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
原作の漫画を読んでいたのは、たぶん十代の終わりごろだ。話の筋は半分くらい忘れているのに、トレインが指でピストルの形を作る仕草と、胸に彫られた「XIII」の数字だけは、なぜか今でも手触りごと覚えている。アニメ版があるのは知っていたけれど、当時はなぜか手を出さなかった。今になって配信で見始めたのは、懐かしさが半分、自分のあやふやな記憶が当てになるのか確かめたかったのが半分。見始めてまず思ったのは、記憶よりずっと乾いた話だな、ということだった。派手なガンアクションの裏で、この作品はずっと「どう生きるか」の話をしている。漫画で読んだ頃はアクションばかり目で追っていたから、十数年越しでやっと芯に触れた、という妙な感覚があった。
「番号」で生きてきた男が、自分の名前で生き直す話
ブラックキャットを単なるガンアクションだと思って見ると、たぶん途中で物足りなくなる。この作品の本当の主題は、銃ではなく「与えられた役割を、人はどこまで自分の意志で降りられるか」だ。トレインは組織クロノスの数字番号「XIII」であって、最初は名前すら道具の一部みたいなものだった。命じられれば殺す、それ以上を考えない。冷血と呼ばれる無関心は、考えないことで自分を守る防御でもあった。そこに、自分のルールだけで生きる賞金稼ぎのサヤが現れる。野良猫みたいに、誰のものでもなく、好きなときに好きな場所へ行く。彼女が見せたのは強さでも正義でもなく、ただ「自分で選んでいる」という事実そのものだった。だからトレインの変化は、改心というより、生まれて初めて選択肢があることを知った人間の戸惑いに近い。
面白いのは、その対極に置かれたクリードの存在だ。三木眞一郎のクリードは、トレインを「自分のもの」にしたいと願う。自由を教えたサヤとは正反対で、所有と支配でトレインを縛ろうとする。組織側で冷たい秩序を体現する、井上喜久子のセフィリアの静けさも込みで、この作品はトレインの周りに「縛る者」ばかりを並べていく。そのなかでサヤが渡した自由がどれだけ細く、壊れやすいものだったか。中盤に訪れる悲劇は、物語を動かす装置である以前に、「選んだ生き方は、選んだ瞬間に奪われうる」という残酷さの提示だ。単なる賞金稼ぎ転職物語じゃない。番号で呼ばれた男が、自分の名前で立ち直るまでの遠回りの話だと思っている。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な撃ち合いより、序盤の屋根の上での何気ないやり取りだった。サヤがトレインに、自分がなぜこの生き方を選んだのかをぽつぽつ話す場面。高山みなみが演じるトレインは、ここでほとんど喋らない。相槌すら少ないのに、声のトーンがほんの少し緩むだけで「この男、今ちゃんと聞いてるな」と伝わってくる。あの微妙な体温の変化を声だけで出せるのは、さすがだと唸った。相棒になるスヴェンの存在も大きくて、藤原啓治の少し疲れた大人の声が、トレインの尖りをうまく中和していく。二人の会話のテンポが心地よくて、戦闘より日常パートのほうを何度も見返してしまった。あとは櫻井孝宏のジェノス。出てくると場の温度が変わる律儀さがあって、敵か味方かわからない序盤の緊張を一人で持っていく。最初に見たときは流していた表情の芝居に、2回目でやっと気づいた、という細部がこの作品には多い。
読んで見たくなったら——『ブラックキャット』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ガンアクションの爽快さより、主人公の内面が変わっていく過程をじっくり追いたい人
- 相棒もの・凸凹コンビの掛け合いに弱い人
- 「自分の生き方を自分で選ぶ」というテーマに、今ちょっと刺さるものがある人
- 2000年代中盤のアニメの、少し荒削りで人間くさい空気が好きな人
合わない人
- ノンストップのアクションと派手な見せ場だけを求めている人
- 原作漫画の終盤の展開を、そのままの形でアニメに期待している人
- 主人公が無口で、感情を爆発させないタイプだとテンポが遅く感じる人
次に見るなら
銃を持つ男の生き方を描くという一点で近いのはトライガン。徹底して人を殺さないと決めたガンマンの話で、飄々とした表の顔と背負っているものの重さのギャップが、トレインの乾いた優しさに通じる。賞金稼ぎの空気そのものを味わいたいならカウボーイビバップ。一話ごとに事件を追う構成と、はぐれ者たちが寄り集まる居心地のよさが心地いい。組織と暗殺者の関係をもっと暗く突き詰めたいならDARKER THAN BLACK -黒の契約者-がいい。能力を道具として使われる者たちの哀しさが、トレインがクロノスで背負っていたものと重なって見えてくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ブラックキャット』は、dアニメストア・U-NEXT・Huluの3つの配信サービスで視聴できます。アニメ作品を多く揃えるdアニメストアをはじめ、見放題作品が豊富なU-NEXTや人気のHuluでも配信されているため、普段お使いのサービスに合わせて選べます。気になる方は、それぞれの配信状況を確認したうえで視聴を始めてみてください。
よくある質問
まとめ
『ブラックキャット』は、dアニメストア・U-NEXT・Huluの3つの配信サービスで視聴できます。アニメ作品を多く揃えるdアニメストアをはじめ、見放題作品が豊富なU-NEXTや人気のHuluでも配信されているため、普段お使いのサービスに合わせて選べます。気になる方は、それぞれの配信状況を確認したうえで視聴を始めてみてください。
